嫉妬再暴走！　REDCのＶＤはまだ終わっていない！｜リアクション

嫉妬再暴走！　REDCのＶＤはまだ終わっていない！

●教師と生徒の楽しい一時

　鳴鏡院総悟と別れてペットのお店に行こうと歩いていた綾辻綾花は、寝子高司書教諭の早川珪先生を見つけたので声をかけた。
「珪先生、こんにちは。お買い物ですか？」
「まあ、そんなところだね」
　買い物なら一緒に行きたい。そう思った綾花は、一緒に行っていいですかと尋ねた。
「いいよ、一緒に行こう」
「はい」

　早川先生にチョコレートを渡した時、寮で猫を飼っていることを話したので猫グッズを買いに行きたいです、と言う綾花。
　猫グッズを見て何か買おうと思うが、色々あって、いつも悩んでしまう。
「珪先生の意見も聞きたいので、グッズ選び、付き合ってくれませんか……？」
「前に、猫を飼っていると言っていたね。どんな子なのかな？」
「長毛種のヒマラヤンに似てる黒猫で、ふわふわの毛並みで人懐っこい性格のにゃんこです。クロワッサンって名前なんですけど、普段はクロワって呼んでいるんです」
　ののこちゃんが名前を付けてくれたんです、とクロワをのことを話す。
　話をしているうちに、猫グッズがあるペットショップに着いた。
　猫じゃらしといった遊び道具、散歩用の猫リード等、様々なグッズがあるので、どれにしようか悩む。
「寮には可愛い服とか、遊び道具とかいっぱいあります。バイトのお金で買うのでたくさんは無理ですけど」
　クロワに選んでもらったほうが良いと思うが、どれが喜んでくれるかわからないのでそうはいかず。
　グッズ選びの合間、眠っている犬や猫が可愛くて見惚れてしまう。これだけで何時間でもいられそうだ。
（珪先生はペットとかいるのでしょうか？）
　早川先生に訊いてみようとしたが「これ、どうかな？」と羽根の着いた猫じゃらしを綾花に見せた。
「いいですね。これはどうでしょう？」
　綾花が手に取ったのはカラフルなボールのセット。
「それもいいね」
「では、その猫じゃらしとボールセットにします」
　
　その頃、御巫時子は旧市街で五十嵐尚輝先生とばったり会った。
「こんにちは、尚輝先生。お買い物ですか？」
「こんにちは、御巫さん。これから、夕飯の買い物に行くところなんです」
　冷蔵庫が空っぽでして……と気恥ずかしそうに言う五十嵐先生。
「よろしければ……お買い物、ご一緒して良いでしょうか……」
　力になりたいと思う時子の気持ちに気づいた五十嵐先生は「じゃあ、お願いします」と頼んだ。

　夕飯買い出しの前に、２人は雑貨を見て歩くことに。
　アパートにあまり物が無いと聞いてるので、時子は食器は揃えた方が良いと思ったからだ。
　時間があると五十嵐先生が言うので、じっくり選んで、買い揃えることに。
　いろんなお店に行き、食器や箸、カップといったものを見て回る。
「このカップ、シンプルで使いやすいですよ……。コーヒーを飲むのにどうですか……？」
　時子が選んだカップを持ち、使いやすそうと思った五十嵐先生はこれを買うことに。
「この箸は持ちやすそうですね……」
　五十嵐先生の好みに合いそうなものを見つけたいと、時子は一所懸命箸を選ぶ。
「御巫さんが持っている箸、使い勝手が良さそうですね。それも買っていきましょう」
　コーヒーカップと箸の他、茶碗とお椀も買っていくことに。
　買わなくても参考になれば良いなと思っていた時子は、自分が選んだものを買ってもらえたことがとても嬉しかった。
　その後は夕飯の買い出し。栄養バランスを考えながら野菜や肉、魚等を買うことに。
　
「教師のくせにリア充とは……」
　歯ぎしりするリア充＝スレイヤー（日野舞斗）が尾行していることに、綾花と時子は気づいていない。

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