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宮祀 智瑜
は鏡の中の自分を見つめ、ポっと頬を朱色に染めた。
サックスカラーの鮮やかなドレス。生地には銀糸が編み込まれていて、動くたびにキラキラと光を弾いた。
智瑜はスッと片足を出す。やはりドレスは輝き瞬き、その光を割って可愛らしい足が顔を出す。
その足を包み込むのはどこまでも澄み切ったガラスの靴。
キラリと輝く足先を見て、智瑜の頬はますます赤みを増した。
「すごく綺麗ですよ~」
「ありがとうございます」
(女の子は一度は王子様に見つけて欲しいって思いますよね……!
これなら、私の王子様も私の事見つけてくれるかも……なんて)
「じゃあ次は、お化粧とヘアメイクを始めますね」
「はい!」
もっともっと変身できる。そう思うだけで、智瑜のただでさえ大きな胸はますます膨らむというものだ。
まずは智瑜の白い肌に軽くファンデーションを塗っていく。
「あ、あの途中を携帯で写真に撮ってもいいですか?」
「いいですよ~」
「ありがとうございます!」
紅を引き、アイラインを引き。小さな変化を噛み締めるように智瑜はシャッターを切る。
顔が終われば次は髪。黒い柔らかい髪を軽く巻いて、ドレスに合うようにキラキラと光るパウダーを吹き付けて。最後に、可愛らしいハートモチーフのティアラで飾れば完成だ。
「どうですか、お姫様」
「本当にお姫様になれたみたいです」
智瑜が幸せいっぱいに微笑むと、メイクを担当してくれた彼女も幸せそうに微笑み返してくれた。
着替え終えた智瑜は館のセットへ移動した。
まず最初は玄関ホールにある長い階段での撮影だ。
「じゃあ一度上に登ってもらって、そこからゆっくり下りてきてもらってもいいかな?」
「は、はい!」
ガラスの靴は可愛らしいがとても非常に滅法歩きにくい。
智瑜は細心の注意を払って階段を昇るが、細い段の上だと、立っているだけでもやっとの思いだった。
「はい、じゃあ下りてきて」
合図でゆっくりと降り始める。
「そこでポーズ――うん手すりにもたれかかって。いいよ」
言われた通りにすると、妙に胸が強調されたポーズになってしまい、恥ずかしくてたまらない。
けれど少しでも俯くと、すぐに「前を向いて」と注意されてしまう。
「はい、じゃあ次は」
これ以上ポーズなんてちゃんと取れるだろうか、そんな不安が智瑜の脳裏を横切った瞬間。
ドレスの裾を踏んで、智瑜の体勢がグラリと傾いた。
「きゃッ!!」
足が滑り、思い切り前のめりになってしまう。
不安定な体勢のため、そのまま倒れてしまうかと思いきや、何故かそのポーズのまま安定してしまい、しかも身動きが取れなくなってしまった。
「あ、あの、と、撮らないで……」
小さな声で主張をするが、連続するシャッター音に遮られてカメラマンには届かない。
ならば身振り手振りで気持ちを伝えようと思っても、身体は言うことを聞かず、結局なされるがままとなってしまった。
「すごくいいよ。靴も脱げて、可愛いし色っぽいし! 何より本物のシンデレラだ!」
カメラマンに好評なのは、嬉しいよりも恥ずかしい。
(うーもっと可愛くポーズを決めて撮りたかったのに。私のドジ!)
そうして自分を罵って、動けるようになるまでの時間をどうにかやり過ごした。
(……うん。今は王子様に追いかけられてるシンデレラなんだ。そう思おう。
私の王子様はやっぱり……)
いつも澄ました顔の眼鏡の彼。彼の鋭い視線を想像すると胸の奥が熱くなる。
(でもこんな姿見られなくてよかった……)
その後も撮影は続けたものの、ずっと最初の恥ずかしさを引きずってしまった。
案の定、写真を選ぶときに見てみると、転んだときの写真が一番綺麗に仕上がっていて、他の写真は表情が硬かったり、ポーズが変だったり気に入らないものばかりだった。
(でも、この写真やっぱり……うー、恥ずかしいよ)
結局、悩んだものの、智瑜は転んだときの写真をアルバムに入れることにした。
祖父母の反応は、思ったよりもずっとよく「靴まで脱いで、本当にシンデレラみたい」という賛辞が智瑜へ贈られたのだった。
めでたしめでたし……かな?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月17日
参加申し込みの期限
2016年10月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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