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瞬間の魔法
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跡野 茉莉
は、気分転換に普段なかなか足を向けることのない星ヶ丘を散策していた。ブラックホールの瞳に、華やかな街並みが映り込む。
そんな見慣れない景色の中に見知った顔を見つけた。先日知り合ったばかりの
回田 はつな
だ。
「茉莉ちゃ~ん! 丁度いい所に~」
こんなところで会うなんて……と内心驚くものの、茉莉の表情にほとんど変化はない。そんな茉莉に気を悪くした様子もなく、はつなは大きく手を振っている。
「あー……こんにちは、回田さん」
「茉莉ちゃん、今って時間へ~き? 実はね――」
照れくさそうにしながら、はつなは話し始めた。
変身写真館『パピヨン』の無料体験へきたはいいが、一人で入るのは恥ずかしくて困っていた。そこへ茉莉がやってきたのだという。
「どうかな~?」
「そうなんだ、面白そうだね。もちろんいいよ」
「うひ~ありがと! 茉莉ちゃんと一緒! すっごく嬉しい~!
あ、嫌な事は嫌って言っていいからね~。私、無理強いする趣味はないの。
ね。よろしくね~」
期待たっぷりの視線を振り払ってまで茉莉に断る理由はなかった。
くるくると変わるはつなの表情を見つめながら、茉莉はぼんやりと変身写真館たるものについて想像を巡らせた。
無事に受け付けを済ませた二人は、どんな写真を撮りたいかというイメージも定まっていないため、ひとまず衣装を見せてもらうことになった。
「うひ~選り取りみどりだね~」
目をキラキラと輝かせて、はつなは衣装を見て回る。どの衣装も華やかで、心なしか茉莉の気分も明るくなる。
「茉莉ちゃん、こんなのどう?」
「……うーん」
はしゃぐはつなは、茉莉に似合いそうな衣装を次々に見繕ってきた。純白清楚なドレス。漆黒ゴスロリワンピース。振り袖に袴まで。
はつなの気持ちはとてもありがたかったが、どれもこれもピンとこない。はつなも、茉莉の気持ちを微妙な反応から察してくれるようで、めげずに次の衣装を運んできた。
幾度となく繰り返した末、はつなが持ってきたのは、ロイヤルブルーのロングドレスとオフショルダーの紫色のミニドレスだった。甘さ控えめの花のレースが、ときに濃くときに淡く折り重なり、角度によって輝きを変える宝石のように鮮やかだ。
(……アメジストみたい)
茉莉はわずかに目を見開いた。
品のいい紫水晶のドレスに心惹かれるものを感じて、茉莉がそれがいいと伝えようとした瞬間。
「うーんやっぱり茉莉ちゃんには、こっちの紫かな~」
とはつなは、茉莉に紫のドレスを差し出した。
「……うん」
茉莉が頷くと、はつなはパッと破顔してお揃いのドレスを選んだ。
「スタジオはいかがなさいますか?」
「金の間で~」
二人は別々に着替えてメイクをした後に、何枚もの鏡と宝石で飾られた幻想的な部屋へと通された。
部屋へ通されて、改めて茉莉は鏡に写った自分の姿に見入った。
普段は几帳面なおさげにしている髪は、今は後ろで纏めている。化粧も薄く施してもらい、抜けるように白い肌はいくらか血色がよく見えた。
大きく開かれたデコルテを飾るのは、アメジスト付きのチョーカー。鏡の中でも強く輝き、主張している。
それでも表情だけはいつもと変わらない。唇は一文字に結ばれ、黒瞳は底なし沼のように深い色をしていた。
その隣に、ぬっとよく似た少女が現れた。同じ衣装。同じ髪型。同じ表情。
けれど鏡の中で目が合うと、彼女はすぐに、にこりと顔をほころばせた。
「うひ~可愛い~! 似合うよ茉莉ちゃん~!」
茉莉と似ている少女ははつなだった。はつなは両手を大きく広げて茉莉に抱きつこうとするが、すぐに我に返って手を下ろした。
「せっかくお化粧してもらったのに、ぐちゃぐちゃにしちゃうところだった~」
そう言って照れくさそうにはつなは照れくさそうに笑う。その仕草は愛らしく、漆黒の瞳に眩しく映った。
こんな風に表情豊かで親しげに接してくれる人には、感謝と尊敬の念を禁じ得ない。茉莉にないものだから、そう思うのかもしれない。
けれど笑顔に覆い隠された本当の心の動きも、なんとなくだがわかる気がした。
茉莉はゆっくりと振り返る。今度こそ本物、茉莉とはつなの視線がカチリとはまった。
「撮影始めます」
シャッターチャンス。時が止まる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月17日
参加申し込みの期限
2016年10月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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