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【マラソン大会】晴れ、ときどきあわあわ!? マラソン大会!
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そのころ、滑り台の入り口では葉月が係員の合図を待っていた。
シャボン玉で大きく時間をとったが、その分体力はいくらかもどってきている。静かな――それこそアンティークドールのような見た目で――視線を泡まみれのコースに注いでいた。
そしてその見た目に反して、葉月は「鋼のメンタル」的な資質をもっていた。
「はい、もう大丈夫です」
前の走者が下に着いたので、係員がOKサインを出した時には、彼女の身体は滑り出している。
躊躇も恐れもなく、視界不良のコースを一気に駆け下っていく。
「どうしましょうか……」
体をまとった泡を払うことができずに、紫苑は駆け下った場所で思案していた。
できれば脱げた水着を見つけたかったが、あいにく近くを探してもなかった。
結論。
「泡で隠れてますし……泡を付け足しながら進めば大丈夫かな?」
露出に関してあまり抵抗のないためか、恥ずかしがることもなく進み出す。
「落し物にないかあとで聞いてみましょう♪」
ちょうど葉月が出口に降り立ち、滑ってきた勢いにのって走ってくる。負けないよう、紫苑も泡をすくって体につけては、走って泡を振りまいていく。
――余談であるが、一部の観客には「見えそうで(服が)見えない」ということで、この走り方が非常にウケたそうな。
「残り30メートルでーす」
滑り台を下りきった走者たちが、泡と疲労にまみれてゴールを目指す。
「滑り台を超えたらゴールを……って、あれぇ?」
最後の頑張りで走っていた瑠樹。その前に立ちはだかるのは、巨大な泡の建造物(!)だった。
最後の関門、あわあわラビリンスである。
「最後の最後で、これはないんじゃない?」
水樹が呟く。見た感じでは、ジェット噴射機の第二弾があったから、これはトンネルの第二弾に近いだろう。
「勘弁して」
絢はぼやき、半ばヤケになって中へと入る。
通路は二通りあった。泡にまみれた道と、泡がほとんどない道。
「この向こうがゴールなんでしょ、だったら正面からショートカットよ」
絢が正面の泡の道に入る。すぐさま頭から壁にぶつかった。
トンネルの時にもあった、柔らかい白の壁だ。
「……」
何度目かの「全身泡まみれ」になった絢は、狭い壁の隙間を通って道を突き進む。
「これは……迂回しましょうか」
冬華は突っ切ることを断念して、泡のない道へ。
「出席2回分!」
すでに遠回りする体力・心の余裕のないステイシーは、一か八かのショートカットを狙って体ごと泡に突っ込んでいく。
「あと一息か、どうしよう……」
泡製の迷路とはいえ、その性格から慎重に進もうかと考える英二。
(……でも、泡の中を突っ切って、正否はともかく泡まみれになるのがこの大会の醍醐味だしなぁ)
しかしそこで、趣旨に気を遣ってしまうのも、英二の真面目な性格ゆえだった。
「普段なら、こんな泡まみれになる道は選ばないけれど……」
「今一歩、決断がつかないようだな」
ダダンダンダダン! ダダンダンダダン!
「!?」
妙にターミネイトなBGMが聞こえてきて、背後の通路から少女が現れる。
(▼ー▼)
「アイルビーバッグ」
バブルガンの少女である。
「なんか出たー!?」
「今回は新曲付きだ」
少女が指を鳴らす。
くるー……きっと……くるー……くるー……
BGMが怪しげなものに変わった。
テレビから何がか出てきそうな音だ。
「さあ、立ち止まってる時間はないぞ」
バブルガンが構えられる。
「うう……」
英二が後ずさる。
その時だった。
「のーーのーーこーーだーーまーー!!」
「む!!」
少女が反応するより早く、特大の泡がその身を直撃する。
そしてその場に現れたのは……
「の、野々さん!?」
「ううん、違うよ!」
シュタっ、と着地を決めたののこがポーズを決める。
「過去の敗北から復活してパワーアップした、ナニカがスーパーになったののこだよ!」
「……つまり、テンションが高いってこと?」
やっぱりいつも(?)のののこだった。
英二はそのテンションに乗るべきか、少し苦笑する。
「さあ、決着をつける?」
「ぼ、僕も戦うよ」
その場の雰囲気に、結局、英二も対峙することにする。返答は早かった。
「いや、私はここで退散するとしよう」
バブルガンの少女は、静かに後退していった。その身体が泡の壁に消えていく。
「しかしこの先、またもたつくようなら、また現れるだろう」
あいるびーばっく。
サムズアップした手が泡にのまれて、消えていく。
謎の少女は正体を明かさぬまま、去っていった。
彼女が動いていたのは脱落者を出さないためだったと、英二たちには知る由もない。
「よーし、このままゴールにまっしぐらだよ!」
「そうだね……って、結局泡を突っ切るの!?」
「とーぜん!レッツ。ゴー!」
快活に答えたののこが泡に消えて、英二もつられてその後を追う。
結局、英二は泡まみれになってしまった。
「まあ……たまには、こういうのも良いもんだよね」
だが、英二の顔には笑顔があった。
「よし、結果オーライ。だが沼田さんは……いけない、泡に足を取られてうまく進めずにいる!」
ラビリンスに入った沼田氏の様子に、執は走り出した。
(だが逆にチャンスだ。バレずに入れ替わるならここしかない!)
上着を脱ぎ、中から出てきた自前の体操着で沼田さんを強襲する!
「ぎゃあああ!?」
「かっとべ!沼田さん!」
押し倒した沼田さんをサーフボードよろしく飛び乗って、執は助走の勢いのままラビリンス内を滑走する。沼田さんの腕をひねって、絶妙なコーナリングで進んでいく。
この瞬間、彼らは完全に首位となった。
「きゃあああああああああああああ!!」
滑る沼田さんが悲鳴を上げ続ける。執がひと踏みして黙らせた。
「耐えるんだ沼田さん!よーし、光が見えた。右に曲がってくれ……?」
このままゴールまで突っ切ろうと、沼田さんに指示しかけた執は、次の瞬間気づいた。
沼田氏は白目をむいて気絶していた。
「なんで、なんでだよ。なんであと一歩って時に力尽きちまうんだよ、沼田さん!」
さっき踏んだせいなのだが、執が省みるはずもなく。
制御不能になった沼田さんとともに、執は壁を突き破ってコースアウトした。
「うわぁぁぁあああーーって、叫んでる場合じゃない!」
滑り台からラビリンス内まで、迷走しつつもろっこんを利用して進んできた時雨は、壁に激突する寸前で止まった。
「あ、危なかった……次はもっと調節しなきゃ」
坂道を降りる感覚にして、ゆっくりと歩みを再開する時雨。
途中、壁に開いた二人ぶんの穴に合掌しつつ、ゴールを目指す。
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担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
35人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年11月12日
参加申し込みの期限
2016年11月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月19日 11時00分
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