this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【マラソン大会】晴れ、ときどきあわあわ!? マラソン大会!
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
…
17
つぎへ >>
『おい、ソレなんとかしといてくれ』
そんな声が聞こえたかと思うと、周囲の光景が変化を見せた。
周りの家からは生活感が消え、人の気配はなくなる。反対に走っている半透明のランナーたちはその存在感が増したようだった。
「このタイミングで神魂かよ!」
刀は声のした空を見上げた。文句を言ったところで事態が変わるはずもないが、言わずにはいられなかった。
「なんとかしろって、どうすんだよ……」
『勝負しよう!』
答えは目の前から返ってきた。幽霊ランナーの一人が立ち止まり、足踏みしながら手招きする。
『今日は絶好のマラソン日和だ。楽しもうじゃないか』
「マラソンを楽しみたいだけ……なのかな?」
ランナーの申し出に夏朝と拓郎は顔を見合わせる。
「走る……のが好き、なのか……?」
拓郎は呟いて、いい走りを見せる他の幽霊たちに目を向ける。
幽霊という点を除けば、誰も彼も楽しそうに走っている……気がした。
それが拓郎の中の疲労を鎮めていく気がする。
「なら……自分、勝負に付き合います……!」
「僕もリタイアする気は無いよ……最後まで走り切る!」
息を切らしている夏朝も、闘志は衰えていない。
「幽霊さん、見習わせてもらうよ!」
『よしきた!それじゃあよろしく!』
ランナーが戻って走りを再開しようとし、ふと思いついたように振り返った。
『そうそう、時々タチの悪いヤツもいるから気をつけてね』
『悪霊みたいなものだから、もし近づいてきたら避けるか、懲らしめてーーって、聞いてる?』
「悪霊!?悪霊って今言った!?やばい呪い殺される!!」
『聞いてないか……まあいい勝負ができるしいいか』
錯乱状態のまま走る亮に、幽霊ランナーはヒタヒタと間合いを詰めていった。
(牛のせいでかなり消耗してしまったな……)
対決することになった幽霊の速度に、サキリは限界を感じ始めていた。
『そらそら、置いていってしまうぞ!』
そう言って先行する幽霊との差が、徐々に開いていく。
(ダメだ、引き離されると勝てなくなる)
スリップストリームという現象がある。大まかには前を先行するランナーによって、その真後ろ付近では空気抵抗が下がるという現象だ。これを利用することで、後続のランナーは空気抵抗による体力消費を抑えて走ることができる。
しかしそのポジションを維持するのすら、今のサキリには限界だった。
追いつこうとして、膝から力が抜けて体勢が崩れる。
「!!」
終わった。
その寸前、サキリの脳裏に荒野が広がった。
それは無数の刃が地に刺さった、果てしなく広がる荒野。
(これは――)
かつてどこかで見た、夢のような光景。
幻視したその景色に突き動かされたように、サキリは地面を強く踏みしめた。
力強い蹴りが体勢を立て直し、さらに幽霊ランナーとの差を縮めていく。
『お、いいぞ来たな!』
嬉しそうに幽霊が言った。
『見ろ、そろそろゴールだ。どっちが勝つかな』
はるか前方に光り輝く何かが見えてくる。
サキリはその光に向けて限界を超えていく。
光まであと少し。
走る刀を、後方から爆音が追ってきた。
「なんだ!?」
振り向いた刀は、そこに半透明のバイクに乗った幽霊を見て絶句する。
『道路でチンタラ走ってんじゃねー!ヒャハハハ!』
こいつがさっき聞いた『悪霊』ってやつか!?
刀を追い抜いた悪霊が、他の幽霊たちを轢き飛ばしていく。
『へっへー、俺がいちばーん!』
「……ズルするんじゃねーよ!!」
カチンときた刀は、今回ばかりは加速を解禁した。一気に追いつくと、全力でバイクに体当たりする。
『お? おおおおお!?』
猛スピードのまま幽霊バイクはコースアウトし、道中の大木に衝突して弾け飛んだ。
「ったく」
力を解除して、今度こそ光へ駆け抜ける刀。
『ありがとう』
光へとたどり着いた瞬間、たくさんのそんな声が聞こえてくる。
驚いて振り向いても、もう幽霊たちはそこにいなかった。
『短い間だが走れて楽しかった』
『良い時代になったものだ』
『私たちのゴールはここまでだ。君たちは残りを頑張ってくれ』
次の瞬間、景色に変化が訪れた。
道の両端には応援する人が実体化していく。
元の寝子島へと戻ったのだ。
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
…
17
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【マラソン大会】晴れ、ときどきあわあわ!? マラソン大会!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
35人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年11月12日
参加申し込みの期限
2016年11月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年11月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!