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眠猫島夢奇譚 古代ネコ文明(探索編)
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●ピラミッドには罠がいっぱい!
「ひゃっうう!? なにこれ猫じゃらし!? や、やめ、あひっ、いひ、あははっ! そこはだめぇー!」
雨寺 凛
がもれなく猫じゃらしトラップにはまっていた。
音楽を聴きながら眠りについてはや何時間。さあ新しい朝が来たと思ったら窓の外にピラミッド。これは夢なのうつつなのと半信半疑で探険をばしてみれば、休憩がてら壁によりかかりこの有様である。
「誰かっ、ひゃあ、助けてえ!」
くすぐりに弱い凛ちゃんである。ぶっちゃけ、ピラミッドに入ったら猫じゃらしに包まれて死ぬほどくすぐられ続ける夢とか、普通に悪夢だった。人に話すもはばかられる、熱が出たときの夢である。
「大丈夫?」
誰かに引っ張られ、膝をついてぜーぜー言ってる凛に、頭上から誰かが話しかけてきた。
顔を上げてみれば
恵御納 夏朝
。
「夏朝ちゃん……」
過去になんやかんやで縁のある子である。
なんやかんやについては天界シナリオをご覧頂きたい。
「雨寺さんも、ピラミッドが気になって来たの?」
「うん、なんだかおもしろい壁画があってね、触ったらこうなって……」
息を整えて立ち上がる凛。夏朝は猫じゃらしにきゃっきゃしてる人間の壁画を見つめて、はたと何かを思い出した。
「この先にも同じ壁画があったよ。通った人が触らないように注意しなくちゃ」
「そうだね、注意書きでもしておこっか!」
と言ってやってきたところで。
羽生 碧南
が思いっきりねこじゃらされていた。
「やぁ、んっ、ちょっと……見てないで助け……ひゃあっ!」
暫くじーっと眺める凛と夏朝。
なんか反応がエロいなと思ったが、口に出さない二人であった。
「はぁはぁ、まさかピラミッドの罠にねこじゃらしが採用されてるなんてね……助けてくれてありがと」
「ううん、困ったときはお互い様でしょ」
口元をぬぐって立ち上がる碧南。
二人にいっせーのせでねこじゃらしトラップから引っ張り出されてから暫くのことである。
前にやった乙女ゲームでピラミッドを探索するやつがあったから、その気分で探険していたら早速罠にはまったのだった。
というか羽生碧南、乙女ゲーフィルター最強だな。
乙女ゲーは一度過渡期を超えただけあってなんでもあるので、世の中での全てが乙女ゲーフィルターに通されていると言っても過言ではない。
「あのねこじゃらし、絶妙なポイントをくすぐるよね」
「それは私も思った……」
「なんだかちょっと気持ちよかったし」
「それは思ってないけど……」
碧南はぐっと背伸びをした。
一度転んだら起き上がれ。人生七転び八起きである。罠にかかったなら、もうかからないようにすればよいだけのこと。
「よしっと、それじゃあ気を取り直して進んでみよう! もうどんな罠にもひっかからないんだから!」
と言って、出っ張った床を踏んだ。
たらいが落ちてきた。
ガオーンというとてもいい音と共に、碧南の頭にクリーンヒット。
碧南の頭の上を羽の生えたネコちゃんがくーるくーる周り、碧南はそのままぶっ倒れた。
「碧南ちーゃん!」
駆け寄る凛。
出っ張りを踏む凛。
落ちてくるタライ。
ここまでもはやテンプレではあるが、夏朝がそこへ割り込んだ。
「あぶないっ!」
凛を両手で突き飛ばし、頭にタライの角んところが直撃した。
「あうう……」
頭を押さえてうずくまる夏朝。
横でがらんがらがらと回転するタライ。
「ありがとう。それにしてもこのピラミッド、ねこじゃらしでくすぐったりタライが落ちてきたり、変なトラップばっかりだね」
「この分だと、階段が斜めになって、つるーって滑るかもしれないね」
「あはは、まっさかー」
和んだところで。
倒れた碧南を放っておくわけにはいかぬ。
とりあえず夏朝の能力で軽くして、交代で抱えていこうという話になった。
「まずは私が抱っこしていくね」
さしかかりましては石階段。
足下に注意しながら慎重に登っていく二人だが……。
途中でがこんと足下が崩れた。
否、階段が斜めになったのだ。しかもなんかツルーってすべる。
「へっ、いやああああああああああ!?」
「雨寺さっ、わあああああああ!?」
二人してつるーっと滑っていった。
下まで至ったところで、がばっと顔を上げる夏朝。
「って、コントじゃないんだから!」
「それは私も思った!」
同じく顔を上げる凛。
階段は何事も無かったように元に戻っているが、再び登ればガタンツルーの二の舞である。
夏朝は無表情のまま指を立てた。
「僕にいい考えがあります」
「とゆーと?」
「皆の身体を軽くして、ダッシュで登る」
「…………」
気を失ったままの碧南をチラ見してから、凛はぐっと拳を握った。
「やろう!」
三人集まれば文殊の知恵という。女三人集まれば姦しいともいう。とにかく年頃の女子が三人も集まっているのだから、なんかしら起こるだろうというものだ。
「いち、にの」
「さん……!」
夏朝と凛は、碧南を背負ったまま階段を駆け上がった。
途中でガコンってなる階段。
身体が軽くなったはいいものの、ツルツルすべる地面はそのままだ。もっと足が速く動けば……と思っていると。
「はっ!?」
いつの間にか二人は、というか三人は階段の上へたどり着いていた。
後ろでがこんと元に戻る階段。
そして。
「相変わらず災難に見舞われてるんだな、雨寺」
「刀くん!」
御剣 刀
が立っていた。
時間をちょっとだけ遡って説明しよう。
夢の中でピラミッドに遭遇した刀は、いつもの刀を背負ってピラミッドの探索をしていた。
中ではミイラは出るわ猫じゃらしは出るわタライはふってくるわで大変そうだったが、普段から鍛えている刀にとってはアスレチックコースと変わらない。
剣をもったミイラが天井から降ってきて彼を取り囲んだ時ですら。
「お前らは俺の世界についてこれるか?」
大上段に剣を振り上げたミイラたちをぐるりと見回し、刀はため息をつくばかりだった。
「まあ、無理だよな」
軽やかに回転斬り。
「加速、完了……」
刀を納めた時には、ミイラたちは腰から砕けて落ちていた。
そんな刀である。
着々とピラミッドの探索を進めていたのだが……。
「へっ、いやああああああああああ!?」
「雨寺さっ、わあああああああ!?」
という声が聞こえてきた。
「ん? この声は……雨寺なのか?」
何か大変なことになっているようだ。
助けになれるなら……と思ってやってきた所で、凛たち三人は階段のツルーってすべるやつにハマっていた。
三人とも頑張って駆け上がろうとしているが、足が何倍もの速度で動くわけじゃあない。すぐにでも落ちてしまうだろう。しかも別の誰かを背負ってだ。
「仕方ないな」
刀はクロックアップから即座に跳躍。
斜面の壁を駆け上がると、凛を抱えるように押し上げた。
重量を(小柄な女性なりに)覚悟していた刀だったが、驚くほど軽い。
もしやと思って夏朝も引っ張り上げてみたが、見た目からは想像も付かないほどに軽かった。
なるほど夏朝のろっこん能力か。加速したとはいえ余裕はそれほどない。願ってもない状況である。
刀は三人を斜面の上まで押し上げると、加速を解いた。
「はっ!?」
何が起こったのかよくわからない顔で目をぱちくりする凛に。
「相変わらず災難に見舞われてるんだな、雨寺」
思わず呟く刀であった。
四人になった彼らはピラミッド探索を進めていた。
進めていたというか、進めざるを得なかった。
「このミイラ、どれだけ出るの!」
「今どういう状況!? どういう状況なの!?」
金属バットで襲い来るミイラの群れを殴っては倒し殴っては倒しを続ける碧南と、反対側から押し寄せるミイラのだだっこパンチみたいな攻撃をタライ(さっき回収したやつ)で防ぐ夏朝。
一方で刀は凛を守ってミイラと戦っていた。
「どういうことだ、このミイラ……俺の動きを先読みしてるのか?」
加速しても思うように動き回れないように追い詰めて戦うミイラが出始めたのだ。
激しく動き回るスペースがなくては、刀の能力も充分に威力を発揮できない。
「一旦退くしか無いか……!」
凛の腕を引いて走る刀。
碧南たちにも合図を送ると、一緒になって細い通路の先へと駆け込んでいった。
そして通路の先には、意外なものが存在していた。
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3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
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定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年10月16日
参加申し込みの期限
2016年10月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月23日 11時00分
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