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<三羽烏の襲撃2>星ヶ丘とシーサイドと旧市街で同時テロです
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●星ヶ丘エリア・反撃(1)●
【ホテル11F:シングルルーム】
うとうとと清潔なベッドでまどろんでいた
新田 亮
は、火災発生の警報で目を覚ました。
(ん? ここは……)
うたた寝をしていたのは、旧市街の我が家とは似ても似つかない、見慣れぬ豪華な調度の部屋だ。
どこだここは……と一瞬ぼんやりしてしまうが、すぐにここが星ヶ丘の超高級リゾートホテル、ステッラ・デッラ・コリーナであることを思い出す。新田は商店街の懸賞で、このホテルの宿泊券を運良く引き当てたのだ。
「なんだ、火事なのか?」
鳴り止まない非常ベルの音に新田は慌てて飛び起き、窓の外を見る。広い海が一望で見渡せるはずの外は、今や黒々とした煙に覆われており、ガラス越しに下を覗くと、ホテルの下層から恐ろしい勢いで、火の手が上がっているのが見えた。火事はすでにすぐ下の階、10階にまで達している様子だ。
『ハァイ、テオくんに味方する もれいびの皆さ〜ん、……』
そうして新田もまた、ここであのクローネの声を聞いたのだった。各エリアで始まったテロのこと、自分達もれいびがそのターゲットとなっていること、そしてこのホテルの火事は、ヒルズという孔雀のろっこんによるもの……などの話を知らされ、
「やれやれ、懸賞の宿泊先が叫喚地獄なんて笑えないぞ」
「ともかく、まず脱出が最優先。下は火の手があるから降りれない」
焦る心を深呼吸で静め、新田は打開策を考える。
「となれば上階へ登って、脱出手段を探そうか。
屋上まで行けば、緊急脱出用の物が何かあるはず……
他にもこの火事に巻き込まれている人と会えたら、協力できるだろうし」
方針は決まった。ただ道すがら、そのヒルズとか言うクローネの部下と、遭遇する可能性もある。
「となると後は……投げられるような武器が欲しい」
冷蔵庫から飲料水の缶を大量に持ち出し、リュックに詰める。その内の数個はすぐ取り出せるように、肩掛けポーチへ取り分けた。
「そういえば、こんな物も買ってたな」
枕許にあった、まだ未開封の天然水のペットボトルを手に取り、
「一応持っていくか。飲料用として使えるだろうし」
これもポケットに入れておく。
「さて、それじゃ出発だ。急がないと」
【ホテル15F:階段】
これ以上はもう1歩も走れないと
青山 絢
は崩れるように階段に座り込み、がくがく震える膝を抱えてその場に縮こまった。
(どうして私がこんな目に……)
青山絢もまた、偶々このホテルに来ていて、事件に巻き込まれた内の1人だった。絢の場合は、同居している従姉がこのホテルでコンシェルジュをしており、今日はその彼女の忘れ物を届けに来ていたのである。
1階のカウンターでその従姉を呼び出して貰っている最中、同じフロアのカフェから火の手が上がった。
「火事だ!」という誰かの叫びで、慌てて絢も逃げ出そうとしたが、本当に彼女がパニックになったのは、周りの人々が全員、一瞬で消えてしまったためだ。
否、消失したのではなく本当はテオによって、絢と災害の方が別次元に切り分けられたのだけど、動揺した絢はそれに気付かない。
本来なら外へ逃げるべきなのに、パニックに陥った絢は、無我夢中で全く違う方向へと逃げてしまい……気が付いたらどこかの客室フロアの階段を登っていた。そしてこの15階付近で力尽きてしまったという訳だ。
「もう動けない……それにどうして誰もいないの」
火事の起きているフロアからはどうにか遠ざかれたようだが、ここは階段。階下からの煙がここまでダイレクトに立ち昇ってきて、絢は何度もむせる。目が痛い。涙で視界もにじむ。どこに逃げても人っ子1人いないし、まるで絢だけが悪夢の世界に迷い込んでしまったかのよう。
けれども、その時だ。階段の下の方から、誰かがやって来る気配がした。
最初は弱った心が生み出した空耳かと思ったけど、いや違う。足音だ。立ち込める煙でまだよく見えないけど、確かに誰かが階段を登ってくる足音がする。絢は勿論、その人物に助けを求めた。
「たっ、助けて……お願い!」
『ピーッコッコッコック! おやおや、こんな所に逃げ遅れたもれいびが?
汗と煙で薄汚れちゃって、何て醜いんだ! 許せない!
さっ、この僕が今からキミを、綺麗にお掃除してあげるねぇ〜♪』
青山絢、15階の客室フロア階段で、三羽烏のヒルズに遭遇。
「な……何でこんなホテルに孔雀が……?」
『えっ、この美しすぎるボクの名前を知りたいって?』
呆然とする絢に、ヒルズが全然聞かれてないことをぺらぺら答える。
『そう、僕の名はクジャクのヒルズ。三羽烏の中でも
最もゴージャスでビューティフルな鳥さ!
鏡よ鏡、世界で1番美しいのはそう、ボクさ!』
さっぱり会話になってないけど、どうやらこの孔雀、1階からワンフロアずつ地道に火事を起こして、この階段を上がってきたみたい。能力が派手なわりに、チマチマしたことをする鳥だ。
それはともかく、混乱している絢にも、明らかにこの鳥が自分に敵意を向けていることだけは、はっきりと分かった。
(何がなんだか分からないけど、とにかく逃げなきゃ……!)
必死に手すりを探って立ち上がろうとするが、絢の両足にはもはや力が入らなくて。その様子を眺めながらヒルズは、ピーコッコとさも嬉しそうに高笑い。
『記念すべきボクの、もれいび狩りの獲物第1号は、キミかな?
さあ、この美しいボクに美しく狩られることを光栄に思い給え!』
その時だ! 今度こそ聞き間違えようもなくダダダダと、誰かが階段を駆け上がってくる音がして、
カアン! 油断丸出しのクジャクの後頭部に、飲料水の缶が見事に命中した。
『あだっ!? だっ、誰だあ!』
そちらを振り向くヒルズと、ハッと顔を上げた絢が目撃したのは、そう! 11階からここまで階段を登ってきた、あの
新田 亮
だ。新田はさらに数個の缶を立て続けに投げ、たまらずヒルズがばさばさと階段を離れて、15階のフロアに着地する。
新田は、その廊下のヒルズと、階段の絢との間に立ち塞がるように位置取り、きっぱりと言った。
「どうやらお前が、クローネの部下のようだな。俺が退治する」
【ホテル15F:廊下】
「はーーーはっはっはっ! いいえ、ヒルズ君を懲らしめるのは、この!
お茶の間のヒーロー、
クロセル・ラインツァート
ですよ!」
「はい、皆さん、拍手ー。俺が来たからには、もう安心ですからね!」
えっと、その時だ。ヒルズに負けず劣らずの高笑いとともに、唐突にこんな怪しすぎる輩が登場したので、一同はぽかんとその場に立ちつくした。えぇ……? 何この人……?
「このホテルの火事を起こしたのは、ヒルズ君ですね!」
そんな視線もまるで意に介さず、その仮面の男・クロセルは、ビシィッ!と芝居がかった身振りでヒルズの方を指差して言う。
「俺のヒーロー活動を支えてくれているスポンサー様の
結婚パーティを邪魔するとは何事ですか!?
俺だってコネづくり……もとい、トモダチづくりに忙しかったというのに!」
最上階の宴会場で、本日行われていた結婚パーティ。あのセレブのパーティに、どうやらこのクロセルとかいう輩も招かれていたみたい。もしかしたら招かれてもないのに勝手に出席してたのかもしれないけど、とにかくその地道な草の根活動(=コネづくり)を邪魔された逆恨みで、この場に現れたらしい。
「逆恨みとは何ですか! ヒーロー活動を妨げるもの、これ即ち悪です。
ローストチキンにしてくれよう……って、そこ!
人の口上も、最後までちゃんと聞きましょうよ!?」
お茶の間のヒーローの登場はとりあえずスルーして、ヒルズにペットボトルを投げて攻撃している新田に、クロセルが全力でつっこむ。
「いや、なんか、違うジャンルの人が来たなと思って……」
ただ残念ながら、新田が投げたこの天然水のペットボトルは、ヒルズの所にまで届かなかった。キャップを開けてから投擲したため、ピーコッコ!と羽根を広げたヒルズに、中間地点でペットボトルごと燃やされてしまったのだ。
この新田は、ヒルズ本体を濡らしてしまえば、敵は水を火に変えるろっこんを発動できなくなると考えたのだったが、そのためにはもう1手、何か工夫が必要そうだ。
ザァーーーー……。
そして。空中で燃えたペットボトルの炎に反応して、廊下のスプリンクラーまでもが自動で放水を始めてしまった。
(!? まずいぞ!)
原因を作った新田、そしてそもそもこれが狙いだったヒルズは当然、廊下の反対側にそれぞれ飛びすさって、この突然の放水を避けるが、
「へっ……?」
反応が遅れたクロセルは、天井からのシャワーを、もろに浴びてしまった。やたらと派手で嵩張りそうな衣装が、ずぶ濡れに。そして……繰り返しになるが、ヒルズは能力で、水を火に変えることが出来る。
『おやおやぁ〜? 燃やす順番が変わっちゃったけど、
どうやらキミが、僕の狩りの獲物第1号みたいだね!』
「って、ちょっ!? 卑怯! 卑怯ですよ、ヒルズ君!」
『何とでも言い給え。さっ、その何だか目立って気に食わない衣装ごと、
綺麗に燃え尽きてしまうがいい……ピーコッ、」
飾り羽根を広げて、ヒルズがろっこんを発動させようとした、まさにその瞬間。
ちゅどーーーーーーーーーーーんん!!
「「!!?」」
突然の爆風が、彼らを襲ったのだった。そう、これはホテルの1階で起こった、例のガス爆発。エレベーターシャフトに殺到したその爆発の圧力を、
上下 左右
が各階に逃がした顛末は、まだ憶えているだろうか。この15階にも今のタイミングで、その爆風がやって来たのである。
『くっ……なな、いったい何が起こったって言うのさ?
とりあえずキミたち、今は見逃してあげるよ。運がいいね!』
爆風が駆け抜け、ズタボロに焼け焦げた廊下を、ふらつく足取りで去っていく孔雀の気配。青山絢は、完全にそのヒルズがいなくなるのを見計らって、恐る恐る階段から廊下の方に出てみる。
そして、そこに倒れている新田とクロセルの姿を見たのだった。絢は慌てて2人に走り寄り、その状態を確認する。幸いどちらも怪我はないようだが、今の爆風で気を失ってしまっていた。
ゴゴ、ゴゴゴ……
さらにトラブルが絢たちを襲う。聞き慣れない作動音にハッと絢が顔を上げると、廊下の端で防火シャッターが降り始めていた。今の爆発の被害で、シャッターが誤作動を起こしたのだ。
「えっ……?」
反対側を振り向くが、そちらでも降り始めているシャッター。まずい! このままここにいたら、防火シャッターの間に閉じ込められてしまう。自分1人なら、まだあの隙間から脱出できる。
咄嗟に走り出そうとした絢は、倒れている2人の方を見る。でも、新田とクロセルは? 置き去りにしたら、やはり彼らはここに閉じ込められてしまう。けれど、気絶している2人を運んでいたら、絢まで脱出が間に合わない。
「そんな、どうすれば……?」
絢がその場に立ち尽くし、迷っている間に、無情にも2つのシャッターは降りてしまった。
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50人
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50人
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シナリオガイド公開日
2016年10月01日
参加申し込みの期限
2016年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年10月08日 11時00分
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