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【バレンタイン】冬の赤いチューリップ
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志波 拓郎
と
高梨 彩葉
。
恋人同士の二人は、今日、旧市街の参道商店街から九夜山へ移動しながら、イルミネーションを見るデートプランをたてていた。
互いに恋人からのプレゼントの『リストバンド』と『猫耳帽子』を身につけて、待ち合わせ場所に向かった。
胸いっぱいに幸せと、期待を秘めたバレンタインデート。
しかし——。
彩葉の姿を見つけた拓郎は、驚きと不安を覚えた。
バレンタインデーでデートとくれば、これはもう『恋人からチョコレートを貰えるものだ』と期待していたのに、彩葉の手荷物はバッグひとつで、何か特別なものを持っている様子がない。
(いや、うん……こうして彩葉さんとデートできるだけでもうれしい、うん)
そう思いつつもソワソワしてしまう拓郎を一瞥して、彩葉の口元が一瞬ふふっと弧を描いた。
参道商店街の人々が作ったイルミネーションは個性的で、小さなプランターに収まるチューリップは愛らしかった。
それらをゆっくり歩きながら見て九夜山に辿り着くと、同じウィンターチューリップとイルミネーションをテーマにしている筈なのに、先ほどとは全く違うものを見ている気分になる。
あっちがいいとかこっちがいいとかそう言ったものではなく、まずプロの手が加わった力の入れように驚きが先行する。
客たちを出迎える巨大なアーチや、花壇に仕込まれたライトがチューリップの花々を照らす幻想的な光景に、二人は暫しの間見入っていた。
「おー、綺麗だね」
「商店街でも思った、けど……、冬に咲いてるから何か不思議な気分だな」
「珍しいよね」
「カラフルだな……、こんなに種類があるのか……」
拓郎がスマートフォンで『チューリップ』について検索すると、検索結果に花言葉が出てきた。覗き込んでくる彩葉にも見え易いように、画面を傾ける。
「へぇ、花言葉って一つだけじゃなくて、外国語とか、色によっては違うんだ」
「赤は『愛の告白』……、これは予想どおりだけど、黄色……ちょっと、意外だな……」
「幾つかあると、マイナスの言葉もあるんだね。『望みのない恋』かぁ、なんだか哀しい花言葉だね」
拓郎がページをスクロールさせようとした時、画面のうえにぱたっと冷たい粒が落ちてきた。
雨が降り出したのだ。
「うわわ、どうしよう!?」
「大丈夫、自分、傘もってきてる」
拓郎が傘を開いた。大きいから二人が寄り添えば十分だ。
「出る前に天気予報、確認した。……小雨予報で、降ったり止んだりするらしい」
「拓郎は出来る男だね」
くっついた肩を寄せられて、拓郎は赤くなりながら視線をチューリップ畑の方へ逸らした。
「……雨の中でのライトアップも、綺麗だな」
眩しさに細めた目に、お土産用のチョコレート菓子を販売している売店小屋が映った。
(チョコ、ないのかな? あるのかな? もらえるよな……?)
「ねぇ、拓郎。今日は何の日か知ってる?」
目に見えるほど落ち着きなくなっていた拓郎は、彩葉の声にびくっと身体を震わせてしまった。
「え? え……?」
「そうだよ、今日はバレンタインだから私がチョコを持ってきている……とでも思ったのかにゃ?」
普段は眠たげにしている目を大きく開いた拓郎の反応を堪能して、彩葉はニパッと笑った。
「うそうそ! ちゃ~んと持ってきてるよ」
「あ、冗談? よかった……」
「はい!」
彩葉は手作りのチョコレートが入った箱を満を持して手渡した。
「私の思い、ちゃんと食べてね?」
「ありがとう、ちょこ……!」
感動しきりの拓郎の前で、彩葉がそっと目を瞑る。
彩葉のサプライズ演出に右往左往してしまう拓郎だが、流石にこの意味が分からない男ではない。
傘をそっと傾けて影を作ると、身を屈めて彼女へ口付けた。
「ハッピーバレンタイン、だよ」
唇が離れた瞬間の彩葉の柔らかな声色は、周囲の音を全て掻き消して——。2月14日が終わっても、拓郎の耳に残り続けた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月23日
参加申し込みの期限
2016年09月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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