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雑貨店memoria~波と風のシークラフト~
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恵御納 夏朝
は
八神 修
と一緒にこのシークラフトワークショップに申し込んでいた。
「どんなものが見つかるか……楽しみ」
口元から白い息を吐き出して、海岸に打ち寄せる波を見ながらつぶやくと、夏朝はぶるっと体を震わせた。
10時を回って太陽は明るく照っているとは言っても、やっぱり2月の海岸は寒い。
「大丈夫か? 恵御納」
その姿に修が訊いた。彼はしっかり真冬の海岸ということを織り込み済みで、温かいジャケットに厚めのズボンを履いていた。手袋については考えてみたが、いろいろ思うところがあって、してこなかった。そのかわりにと冷えた手を温める物として持ってきていたホッカイロをカバンから取り出して1つ夏朝に差し出す。
「風邪ひかないように。はい、これ」
「わぁ。ありがとう」
夏朝はほわりとした笑顔で受け取った。さっそく袋から取り出して、揉んでみる。
「ふわー、あったかい」
「元気出た? じゃあ探そうか」
「うん。何があるかな……」
ふたりは波打ち際へ目をこらした。
「貝や石、シーグラス……あと木切れもあるかな。
どんな物を探してるの?」
「猫さん作りたいの。だから、できたら平たくて丸い石。
中くらいのと大きいのを見つけて、猫さんのお顔や体にするんだ」
「そうか」
夏朝の猫好きを知る修はほほ笑む。修も猫は大好きだ。
「小さい丸い石や、ながーい何かもあったらいいな。猫さんのお手手や尻尾に使えるでしょ」
「いいね。いろいろ流れついてるみたいだし、あちこち探してみよう」
「うん」
波をかぶらないようゴツゴツした岩場を見て探しながら、修は考えてみる。
(長い物か……。大きな物をつくるわけじゃないから、巻貝や二枚貝の細長い物でどうだろう?)
何があるか分からない場所で決め打ちで探すのは危険だけれど、そういった物はどこの浜辺でもあるから、見つかるに違いない。
気にかけつつ探していると、水たまりに淡い紅色をした桜貝をいくつか見つけられて、うれしさに思わずほころんだ。
「見て、恵御納。桜貝があったよ」
靴が濡れないように波打ち際ぎりぎりで砂浜を覗き込んでいる夏朝を呼ぶと、こっちにやってきた。修のお椀にした手を覗き込む。
「かわいい」そこでふと思い出したように、顔を上げた。「八神くんは、何作るの?」
「俺? 俺も猫と、あと兎」
「うさぎ? うさぎもいいねえ。かわいい」
「かわいくできたらいいなと思ってる」
「できるよぉ。だって、こんなかわいい貝が見つかったんだから」
口調そして彼女の持つ独特の雰囲気のためか、夏朝といるとこっちまで気持ちがほんわかふんわりして、ついついほっこりしてしまう。
修は見つけた貝の半分を夏朝にあげると、海岸を見渡した。
「今まで気にしてなかったけど、こうして探してみると、いろいろな形の貝があるんだね。この海岸には何度も来てたのに、全然気がつかなかった」
「そうだねえ。もしかすると、普段でもそういうふうに見逃してることがあちこちに潜んでるかもしれないね。
今度、あらためて見てみようかな。きっと楽しいよ」
見つけたばかりの色のついた三角形の石2つを手のひらで転がして、夏朝は笑顔で言った。猫の耳にぴったりだ。これを見つけたときのように、ちょっとした宝探しをしている気分になれるだろう。
「まだ時間あるし、もっと探してみようか」
「うん」
修は主に岩場で貝殻を、夏朝は波打ち際でシーグラスを探した。あとで見せ合ったとき、夏朝が見つけたさまざまな色と形のシーグラスのなかに、めずらしい色の物がまぎれこんでいるのを見つけた修は、心から「すごいな」と感心を伝えた。夏朝は照れてはにかむ。そしてごまかすように、青と青緑のシーグラスを指した。
「これとこれ、丸くて大きさが同じくらいでしょ。猫さんのお目目にするんだ」
「オッドアイか。いいね」
察しの良い修にうなずいて見せる。
店に戻って作るのが待ちきれない思いで、夏朝はまだ濡れたそれをかざし、太陽に透かせて見入った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月09日
参加申し込みの期限
2016年09月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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