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【それぞれの『距離』】
さて、その頃、マタ工の不良どものボス――朽葉 萱草と四人との戦いはまさしく佳境に差し掛かっていた。
朽葉に対応する4人は前衛――
御剣 刀
と
如月 庚
、後衛――
八神 修
と
雨咲 時雨
というポジショニングを取り、強大な力を持つロッコン――キャラメル・オレンジに全力で対抗していた。
『速く、鋭く、ただ敵を討つ。我はただそれだけの刃』
「この刃が届くまで、世界よ凍てつけ! 《加速する氷の世界》(アクセル・ホワイトワールド)!!」
刀とアクセルレッドが加速し、朽葉とキャラメル・オレンジを切り裂こうとすれば、
「フ、フハハハハッ! 遅い、遅いぞ、小童ァ(注:一・二歳しか違いません」
と、朽葉がそれと同等かそれ以上の速度で加速し、
「……どんだけ速かろうが、ずっと動いていられるはずはねぇ。そこに勝機はある。……そこだ、オラオラオラオラオラァ!」
庚が加速と加速の間隙を突いてストライクブルーでラッシュを仕掛ければ、
「……ほう。俺の加速の隙を突いてきたが、だが十年早いぞ、童ィ!(注:一・二歳しか違いません ウルァアアアアアァ!」
と、実は相応にパワーもあるキャラメル・オレンジの拳を真正面からラッシュで応戦してくる。
さらに、前衛二人の畳み掛けるような攻撃のその合間を縫って、修と時雨も虎視眈々と攻撃のチャンスを狙っていた。
「……時雨、今だ、仕掛けろ!」
「は、はいっ!」
そして、チャンスは来た。
修が乗り捨てられたバイクなどを分解して手頃な金属塊をいくつか生み出すと、それを時雨がロッコン――リバース・マンの能力で重力操作し、朽葉にぶつけにいく。
「クハハ! 見えている! 見えているぞ!」
朽葉は後ろに目がもう一つついているような動きでそれを避ける。
キャラメル・オレンジの視覚を共有し、全方位からの攻撃にあらゆる手段をもちいて対応してみせる。
「やるなっ! だが、まだ手札は切れちゃいない! リンダッ!」
『あんまりエレガントじゃないけど……修の頼みじゃ仕方ないわ、ねッ!』
と、そこに修がロッコン――リンダアークを使ってさらに投石・投鉄塊を仕掛ける。本人曰く、秘密が一杯隠された隠し腕×4本を使った通常の三倍の投てき回数で、少しずつ朽葉の自由を奪っていく。
そして、
* * *
千載一遇の好機は、やってきた。
(……く、加速し過ぎて、全身が痛ぇ。でも、なんだか見えてきたぞ……)
御剣 刀
は、相次ぐ加速に肉体の限界を感じつつ、次なる可能性を欲している自分の魂に気づかずにはいられなくなる。
(何が見えているのかはわからないけど、今までに見たことのない世界への扉が開きかけている気がする……)
『(……いいのか? その扉をくぐると、もう戻れんぞ?)』
アクセルレッドが不意に意味深長な問いかけをしてくる。
「……望むところだッ! 決着をつけるぞ、朽葉!」
「面白い、来いやぁ、小童ァァァァ!」
刹那、ガチン! と頭の中の撃鉄が落ちる。
その瞬間、世界の景色が止まる。
色彩を失い、時間の流れさえも忘れてしまったように見える世界の中で、刀と朽葉、そしてアクセルレッドとキャラメル・オレンジだけの時間が過ぎていく。
「……っ、うおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
「……ッ、うるぁああああああああああああああっ!」
刹那、正面からぶつかりあう二人のすれ違いざまにラッシュとラッシュの応酬が繰り広げられる。
それは、外部の人間には、見えていない。
ただ数メートルの距離をおいて向かいあっていた二人がいつのまにか背を向けて互いがいた場所に移動し終えていたようにしか、外の人間には見えない。
そして、外の世界の人間がそれを認識したとき、
「――加速、完了……!」
二人の戦いは完了していた。
* * *
「……ぐっ……クソがっ……」
朽葉が片膝をついて、毒づいた。
「……え? 今、何が起きたの? 倒せたんです、か?」
雨咲 時雨
は目を瞬かせながら、背後のリバース・マンに問う。
『フツウなら、もう動けんだろうな。だが、気をつけろ。今の奴は、どうやら、『フツウ』じゃないぜ』
「え……?」
と、目を見開いたときには、朽葉は再び立ち上がっている。全身からは血が流れていた。
それでも朽葉は動くのをやめない。
まるで、死神何かに取りつかれて、身体を乗っ取られてしまっているかのように。
「……雨咲! これ以上の戦いを続けると、奴自身の命が危険だ! 一気に両サイドからアタックして、気を失わせる。協力してくれ!」
言うが早いか、修はリンダの助けを借りて朽葉を挟んだ反対側に跳んでいる。
『サンドイッチアタックか。いいね、俺もちょうどそれを考えていたところだ』
「……ど、どうすればいいのっ?」
『簡単だ。あいつに向かって――同時に落ちればいい』
「行くぞ、雨咲!」
「は、はいっ!」
考えている余裕はなかった。
感じるままに、時雨はタイミングを合わせて朽葉に向かって落ちた。
「やってやる! 俺だって、必要とあれば身体だって張るさっ!」
『アハハッ! 修と私の、「初めての共同作業」ねっ!』
「お、落ちるって、こうすればいいの? って、わ、わあああああっ!」
『そうだ。それでいい。ぶちかましてやれっ……!』
刹那、時雨とリバース・マン、修とリンダアークの蹴りが朽葉に直撃した。
* * *
「ぐ、がはぁああああああっ……!」
朽葉が断末魔にも似た悲鳴をあげる。
頑丈なもれいびなればこそ生きているが、通常人ならすでに三回は死んでいる重体だろう。
だが、
(……いや、まだだな。まだ奴の目は終わっちゃいねぇ……)
如月 庚
は、いまだ、朽葉の目が死んでいないことを敏感に察知していた。
(ならばこそ、この俺の右腕で今度こそ終わらせてやる)
「……ふ……は、ははは……どうした……俺はまだ終わってねぇぞ……」
ふらり、とおぼつかない足どりで、朽葉は庚に狙いを定める。
そんな朽葉をあえて冷たい目で見つめ返して、庚は挑発的に言う。
「……ふらふらだな、今のお前は。まるで、死ぬ直前の蛾みてーだ。決して、蝶なんかじゃねぇ。蛾だ。そういや、お前、蛾と蝶の見分け方知ってるか?」
「……知るかぁぁぁぁぁ!」
挑発に朽葉が乗って、加速とともに殴り掛かってきた。
それを、庚はあえて真正面から受ける。
「ゴフッ……だが、『捕まえた』ぜ……」
「……な、に?」
戸惑う朽葉の胸倉を掴み、口元に薄い笑みを浮かべて言う。
「……もう逃がさねぇ。胸倉掴んでのゼロ距離。ここがっ、俺の『距離』だッ!!!」
カッ、と目を見開くと、庚はストライクブルーともに必殺のラッシュを放った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月03日
参加申し込みの期限
2016年09月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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