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\ オーバータイム!/
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空飛ぶチョコレイトハート
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●ハートを追いかけて
「おい、待てコラ! 逃げんな!」
工藤 耀
はチョコレートを追いかけて走っていた。
スケートボードに足を乗せ、しきりに地面を蹴って加速しては、羽の生えたハートチョコに手を伸ばす。
ハート型と言えば耀というくらいなじみのある彼である。ハートチョコを追いかけて走っていても不思議ではない。バレンタインデー前の男子高校生がチョコレートに敏感になるのだって、自然なことだ。
けれど彼にとって。
なぜこんなことになっているのか、てんで見当もつかなかった。
時間を少しばかり遡った、町中でのこと。
耀は町をスケボーで流す遊びに興じていた。
クリスマスや正月がそうであるように、見慣れた町も季節次第で色を変えていく。
今は赤とピンクと甘いチョコレート色で着飾ったバレンタインデー仕様だ。
上げる側でなくとも、当日には浮き足立つものである。
「どんな風になんのかな……」
容姿と人柄のよい彼である。義理チョコならそれなりに……とは思える所だが。
あの子にあの子にあの人に。
あと、『彼女』に。
顔を想い描いたその瞬間、耀の胸からハート型のチョコレートが飛び出した。
どころか翼をはやし、火花を散らして猛スピードで走り出したではないか。
「うおっと!?」
まるで自分の気持ちが勝手に飛び出していったかのような現象に一瞬驚く耀だが、こんなものを放って置いたら何が起こるかわからない。
「やべっ、おっかけねーと!」
すぐさまスケボーを加速。
チョコレートを追いかけて走り出した。
身体ごとボードを傾けてカーブ。
砂埃を上げながら乗り込んだのは寝子高の校庭だった。
「アイツどこ行った!」
右を見ても左を見ても、ついでに上を見てもチョコの姿は無い。
見失ってしまったようだ。
諦めて帰ろうか。
そう思った所で、ふと何かを思い出した。
部活終わりの瞬間や、放課後の慌ただしさの中で、群衆の中に誰かを見つけようとしていた自分を思い出した。
サッカーの練習中、グラウンドの外周を走る誰かを目で探していたのを、ふと思い出した。
「そういや侑と、最近一緒に帰ってねーな」
いつからだったろう。
彼女が校門前で待たなくなったのは。
いつからだったろう。
部室の前で声を掛け合わなくなったのは。
「あいつ、俺のこと避けてんのかな……」
後ろを振り返る。
スケボーの跡が地面に刻まれている。
カフェの前や、ゲーセンの前、公園を通り抜けて走ってきた跡だ。
思い出がよみがえる。
淡く、セピア色によみがえる。
「もしかして……!」
耀はスケボーを抱え、ハートマークのハンカチを握りしめた。
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担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月29日
参加申し込みの期限
2016年09月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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