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Chocolatの甘い罠!?
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トレーニング後、スポーツドリンクを喉に流した
新田 亮
は、思いっきりむせ返る羽目になった。
「ごほ! なんだこれ、甘っ!」
自動販売機で購入したそれは普通のスポーツドリンクにしか見えないのに、濃厚なチョコレートの味がする。
普段なら甘党らしく喜んだかもしれないが、喉が渇き切った今の状態ではただただ辛い。
喉を抑えて呆然とする亮の視界の端に――ふと、小さな妖精の姿が映った。
(ああ……なんだ、夢か)
そんなことを思って試しに頬を引っ張るが、困ったことにきちんと痛い。
「……現実かよ」
頬以上に痛む頭を抑えながら、亮はとりあえず妖精に声を掛けた。
「なあ。飲み物がチョコになってしまったんだが……お前、何か知らないか?」
問いに、それはミントというリーダーの指示で自分がやったのだと妖精は胸を張る。
『食べると、もっともっと欲しくなるけど、幸せになるんだからいいんだって、ミントが』
妖精の言葉に、亮は思わず眉根を寄せた。
思った以上に深刻な事態らしいということを、妖精の言葉に理解したからだ。
(何とかして妖精を止めないと。何か、対処方法は……力づくでやめさせるか?)
いや、と、亮は胸の内で首を横に振った。
(妖精が俺より弱いという保証はない。ここは、リーダーを説得するべきだな)
そこまで一気に思考して、亮は再び妖精へと話し掛ける。
「その、『ミント』という妖精の居場所を教えてもらえないか。チョコのお礼がしたい」
本当のことを言えば会わせてもらえないだろう。
そんな考えの元言葉を取り繕えば、妖精はごく素直にミントの居場所を亮に伝えた。
参道商店街に向かう道すがら、ミントをどう説得すべきか考える。
(現状では、これくらいしか思いつかないよな……)
2つの方向からのアプローチを頭に浮かべる亮。
こんなんで説得できるだろうか、と思いながらも、その足は自然と速まっていた。
モンスターを追い掛けるうちに、
千歳飴 楓子
はいつの間にか参道商店街に辿り着いていた。
「よし、捕まえた! ……ん? ふむ、つい熱中してしまったようだな」
スマートフォンから顔を上げて、一つ頷く。
スマホゲームの世界のモンスターの代わりに、青い目にはコンビニエンスストアが映った。
買い食いでも、と熱々の肉まんを買い求めて、ついでに夕飯も購入する。
冷えた夜気の元へと戻るや、楓子は近くのベンチに腰を下ろし、肉まんを齧った。
「……む? チョコレート?」
見た目はちゃんと肉まんなのに、口の中に広がるのは甘い味わいだ。
ことりと小首を傾げれば、耳元で愛らしい声が囁いた。
『美味しいだろう? 僕が全部チョコレートに変えたんだ』
声の方へと視線を遣って、楓子は「妖精?」と音を零す。
「最近よく会うな。どの子もどの子も可愛らしい」
しかし、と楓子は口元に手を宛がった。
「それはつまり、楓子が食べていた肉まんも夕飯の焼肉弁当もチョコレートになってしまったということか」
『ああ、素敵だろう?』
「いや、楓子はチョコレートも好きだが今日は焼肉弁当の気分だったんだ。戻してもらおうか」
どんな食べ物もチョコレートに、というのはあまり感心しないぞ。
楓子はそう付け足したが、妖精は微塵もめげる気配がない。
『そう言わずに、一口だけでもどうかな?』
「何? いや、そんな誘惑に負けは……」
食い下がる妖精に、楓子が更に食い下がった、その時。
「あ、デコちゃんはっけーん!」
明るい声を上げて元気にとんできたのは、
渡辺 美里愛
。
その姿に、楓子は眠たげな目をぱちぱちと瞬かせた。
「ミリア氏、どうしてここに?」
「ミリア、お買い物に来たのー! 学校で使うの! 布とビーズとスパンコールとー……」
他にもかわいいのがいっぱい買えたんだよ! と美里愛はにこにこ。
「でも、ここどこかわかんなくなっちゃって、デコちゃんを見つけたから、聞いてみよー! って!」
「ああ、そうだったのか……」
「ところでデコちゃん、誰とお話してたの!?」
興味津々、瞳を煌めかせた美里愛に尋ねられて、見られていたかと楓子は苦く思う。
説明するよりもその方が早いと、楓子は美里愛に肉まんを一口食べさせた。
見た目を裏切る味わいに、美里愛がくるりと目を丸くする。
「何これおいしー! すごーい!! ……って、わ! ねえ、きみだーれ?」
これで、美里愛にも妖精の姿が見えるようになった。真っ直ぐに問われて、
『僕はミント。チョコレートの妖精だよ』
と、妖精――ミントは答えた。ふんふん、と頷く美里愛。
「じゃあミーくんだね! よろしくねー!」
「この妖精が、楓子の肉まんも焼肉弁当もチョコレートに変えてしまったんだ」
「ええーっ、そうなの? ミーくん、なんでー?」
好奇心旺盛な美里愛に、ミントは理路整然と説明した。
自分達の作るチョコレートは、人を幸せな気持ちにするのだと。
「すごーい、そうなんだー! じゃあ食べようよー! ねーねー!!」
なんで食べないのー!? とどこまでも真っ直ぐな瞳に見つめられては、楓子も弱い。
「う、うむ……その可愛らしい姿で頼まれると断れない……まあ、一口だけなら……」
焼肉弁当の蓋を開けて、楓子はぱくりと一口。
幸せ味のチョコレートが、身体と心に染み渡る。
「う、お、美味しい……もう一口だけ……ああ……止まらない……」
楓子はもう、妖精のチョコレートの虜だ。
恍惚としてどんどんと弁当を食べ進める楓子の姿に、美里愛はにっこりとした。
(デコちゃん、幸せそう! あーあ、もっと早くに知ってたらよかったのに!)
美里愛は、寝子島駅前で見かけた
白沢 絢子
先生のことを思い出す。
チョコレートを勧めてあげられなかったことが、ちょっぴり残念だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月28日
参加申し込みの期限
2016年09月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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