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Chocolatの甘い罠!?
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星ヶ丘から旧市街へと向かうねこでんの中。
窓の外に覗く風景の向こうに
桐島 義弘
先生の姿を見留めた
宮祀 智瑜
は、
「あっ、義弘先生!」
と、寝子島シーサイドタウン駅で慌てて途中下車をした。
逸る心のままに夜の街を駆ける智瑜。
自動販売機前で唸っていたのは、やはり桐島先生だった。
「先生、何を悩んでるんですか?」
顔を覗き込むようにして声を掛ければ、「宮祀か」と桐島先生は少し驚いた顔をする。
そして、どう状況を説明したものかと真面目に考え込む桐島先生の前で、
「何だか、私も喉が乾いちゃいました」
彼の手元の缶ドリンクに気付いた智瑜は、自動販売機でお茶を購入。
早速一口喉に流して――智瑜は、ことりと首を傾げた。
(……あれ? ホットチョコ? お茶を買ったはずなのに、不思議)
ボタン間違えたかな? なんて首を捻る智瑜の視界の端を、小さな影が泳ぐ。
「ん? 妖精?」
くるりと目を丸くして、智瑜は桐島先生の顔を仰ぎ見た。
彼の視線は、妖精の方へと向けられている。
「先生にも見えるんですか?」
問えば、桐島先生は苦いような顔で頷いた。
「飲み物はチョコレートに変わるし妙なモノは見えるし……夢にしたって突飛すぎる」
「だけど、あの子可愛いですよ?」
はじめまして、と智瑜は妖精へと笑みを向ける。
触れてみたいとも思ったが、彼女の羽はチョコレートでできているようだった。溶けてしまったら事だ。
「チョコの効果は妖精さんの力?」
『そうよ! 食べたら、幸せな気分になるでしょう?』
智瑜の問いに、妖精は自慢げにそう答えた。
その言葉に、智瑜は胸の温もりを改めて自覚する。
尤も、それはチョコレートの力だけのせいではない気もするのだけれど。
ともかく、そう聞いてしまうと、チョコレートが益々魅力的に感じられてしまう。
(でも、我慢我慢。これからバレンタインに向けて、試作チョコ食べる事が多くなるし)
大切な日を迎える前に、体重が増えたら大変だ。
なのにどうにも惹かれてしまうと、智瑜は缶ドリンクを見て、桐島先生の顔を見て。
桐島先生も、どうしたものだろうか、とでも言いたげな表情で智瑜を見つめていた。
同じ気持ちを抱えているのだと察して、智瑜はぐっと拳を握る。
「先生、一緒に幸せになりましょう!」
「そう……そう、だな。多少羽目を外しても、夢の中なら罰は当たらないだろう」
そんなこんなで、2人は一緒になってチョコレートを味わった。
ほわわんと緩む、智瑜のかんばせ。
「美味しいですね。先生と一緒だから倍美味しく感じますよ」
桐島先生も、いつもより柔らかい表情で缶ドリンクに口をつけている。
(義弘先生って、甘党?)
ふわふわ幸せ心地の中で智瑜が考えるのは、バレンタインのことだ。
(妖精さんは、バレンタインの時も居てくれるのかな?)
先生がチョコを凄く食べたくなってくれたら渡しやすいのに、なんて思う。
傍らの妖精へと優しい笑みを向けた後で、智瑜は桐島先生のお腹を指でつついた。
「先生、あんまり飲むとお腹がたぷたぷになりますよ?」
冗談混じりの智瑜の指摘に、桐島先生は少し照れたような顔になる。
その様子にくすくすと音を漏らしながら、智瑜はまた妖精に会いたいなと思った。
――なんということでしょう。
学校からの帰り、手持ちの飴を口に入れた
椿 美咲紀
は、真ん丸に目を見開く羽目になった。
(これはおかしいのです。喉に優しい梅飴だったはずなのです)
なのに、口の中に広がるのは芳醇なチョコレートの味わいだ。
しかもどうしたことか、この味がもっと食べたくて堪らない! ……とくれば。
「これはNMR案件に違いないのです!」
NMRとは、『ネコジマミステリーレポート』の意だ。
飴を食べ終えた美咲紀は、意気揚々、スマートフォンを荷物から取り出した。
そして、ねこったーを開くやこの奇妙な出来事について呟き、
「更に、似た案件の噂をチェーック! なのです!」
キリリとして、指先一つ、ネットの海を泳ぎ回り情報を収集する。
怪異は今、島中に溢れているようだったが、
「ふむふむ、miao近辺に同じような噂が多いみたい。帰り道です、行ってみるのです!」
という次第で、美咲紀は早速、目的の場所を目指して歩き出した。
(このままチョコ食べまくったら、体重がヤバいと思う! 大ぴんちなのです!)
なんて、乙女らしい切迫感も胸に抱きながら。
その道中、美咲紀もまた妖精達に出会い、何となくの事情を知ることになる。
自分で作ったカクテルを口に運んだ
藤堂 静
は、僅かに目を見開いた。
(……チョコレートに変わってる、か。妙な話だ)
同時に見えるようになった妖精達の囁き交わす声に、静は、彼らのリーダー格の存在を知る。
(俺の酒を、勝手に弄られちゃあ困るんでね)
妖精らには少しやり方を変えて貰おうかと、静はすぐに、出掛ける準備を整えた。
(妖精は気紛れというからな。人に幸せを配る『遊び』なら、満足するなり飽きたら止めるだろう)
その時まで、彼らの遊び場と遊びの内容を限定すればいい。
そうすれば困る相手も減るだろうと、静は夜の街へと真っ直ぐに歩を進めた。
メイド喫茶でのアルバイトからの帰り道、
桧垣 万里
はぐったりと疲れ切っていた。
「あー……今から家に帰ってご飯作るのめんどうだわ……」
お店で賄い食べて帰ればよかった、なんて思うも、後の祭り。
腹ペコすぎて最早このまま家に帰る気力すらないと、万里はふらふらと自動販売機の元へ。
小銭を入れ、熱々のコーンポタージュが出てくるボタンを押した……はず、なのだが。
「……なにかしらこれ、甘くて美味しい。チョコレートの味がするわ」
缶ドリンクの中身をこくと飲んで、その味に、きょとんとして瞳を瞬かせる万里。
その時ふと、すぐ近くから、鈴の鳴るような笑い声が聞こえた。
釣られるようにして視線を移して、万里はそこに見たものの姿に思わず目をこする。
「……私寝ぼけているのかしら。妖精? のような子が見えるわ」
『妖精のような子、じゃなくって、正真正銘の妖精だよ。チョコレートの妖精』
ばっちりと目が合って、はっきりとそう告げられた。
ごく軽く首を傾けて、万里は彼へと問う。
「本当に? じゃあ、このコンポタがチョコレートになったのは、貴方の力によるものなのかしら」
万里の言葉に、その通りだと妖精は胸を張った。
ハニーというリーダー格のこと、島中をチョコレートだらけにしたいこと。
妖精のお喋りを具に聞いて――万里は、「素敵だわ!」と声を明るくした。
「こんなに幸せな気持ちになれるなら、島のもの全部チョコレートになっても誰も困らな……」
既に妖精のチョコレートを口にしている万里である。
恍惚とした表情でそこまで言葉を紡いで、けれど彼女はふと、
「……じゃなくて! だめよ、だめ! 困るわ!!」
我に返ったようになって、首をぶんぶんと横に振った。
「うちの店長、橘さんは猫なのよ。このまま全部チョコになったら困るわ」
幸せな気持ちにしてくれるのは嬉しいし、お陰で少し疲れが取れた気もする。
「でも、こんなに与えられたら人はダメになってしまうし……」
うーん、と考え込んで、やがて、ハッとして妖精に声を掛ける万里。
「ねえ、さっきの『ハニー』って子はどこにいるの?」
万里の言葉を受けて、『案内してあげる』と、妖精は先立って夜の街を飛び始めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月28日
参加申し込みの期限
2016年09月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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