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激走! 寝子島横断三人四脚駅伝!(第二区間)
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【いよいよゴール!】
【松チーム】の眼前に、三区の選手が並ぶ中継地点がせまっていた。
「あと少しっ、あと少しっ、で、ござるー!」
「気を抜くなよ! そーれ、イチ、ニ、イチ、ニ!」
カツラをカバーしあって走る彼らの足並みに乱れはない。
「やった――――っ!!!」
一番にゴールを決めた彼らは、手早く紐をほどいて、三区の選手に手渡した。
「頼んだぞーっ」
チームワークの勝利だった。
「いち、に、いち、にっ……、追いつかれそうだよーっ」
せまる【竹チーム】の勢いに、【梅チーム】は押されそうだった。
ゴールは目前なのだが、これまでの疲れもあって、足取りは重い。
「あと少しです。よそのチームは気にせず、私たちのペースでやりきりましょう」
「えい、えい、おー! なのだーっ」
「ラストスパートォォッ!」
すばるが叫んだ。
「もうっ、一位キープを狙ってたのに! こうなったら、ひとつでも上を狙うわよ!」
「そーれ、いっち、にっ、いっち、にっ」
(やった、ゴール!)
中継地点に転がり込んだのは、両チームともほぼ同着だった。
「急いで紐をほどいてしまいましょう!」
元々紐はゆるめに結んでいた【梅チーム】は、さっとほどいて三区の走者に手渡した。
「がんばってーっ」
「応援してるのだー!」
三位と順位を上げて、バトンを手渡すことができたのだった。
「くっ……、なかなかほどけん!」
「焦っちゃだめよ」
(よいしょ、こらしょ……)
がっちりと紐を結んでいた【竹チーム】のほうは、いささかほどくのに手間取った。
走っても転んでも、紐がほどけることはなかった結び目だが、オイルで滑りやすくなった手指でほどくのはキツい。
ようやくほどけて三区の走者にバトンタッチしたときには、【梅チーム】の先行を許してしまっていた。
「グッドラック!」
すばるが、四位スタートの三区の走者に声をかける。
海も祈った。
(あとはお願い!)
こうして、二区の走者たちは、激戦の果てに、どのチームも無事に次へとたすきをつなぐことができたのだった。
「もうこれ、はずしていいのよね」
ブリジットがためらいなくカツラを脱いだ。
「うーん、肌に馴染んできたところだったんだけどねえ」
若干名残惜しく感じながらも、すばるもバーコードヘアに別れを告げる。
『たのしかったね』
カツラをはずした海の髪に、さわやかな風が吹きつけた。
少し離れたところでは、豪、優、士の三名が、喜びとねぎらいの言葉を互いにかけていた。
「一着、いえーいっ!」
「このまま賞品、転がり込んでこいなのじゃーっ」
「やはり、地下帝国の底力はすさまじいな」
【区間賞は……】
はずんだ息をととのえる二区の走者に、スタッフのアナウンスがあった。
「おつかれさまでーっす! それでは、区間賞の発表にうつりたいと思います」
「区間賞来い、来いっ」
豪が身を乗り出す。
「二区の区間賞は――、【梅チーム】の、
御鏡 聖
さん!」
わっとあたりに歓声があがった。
「えっ、私……、ですか?」
信じられないといった顔をして、聖がスタッフの元へと向かう。
「どうして私が……」
「御鏡さん、おめでとうございまーっす! 見事、区間賞に輝かれました!」
「あ、ありがとうございます……!」
「清らかな少女の『おじさま』呼びは、世の中全てのバーコードヘアの男性の心に、夢と希望をそそいでくれたことでしょう。すばらしい快挙でございます!」
「えっ? は、はい!」
「チェックポイントの全スタッフの支持を受けて、ここに区間賞を授与いたしまーす」
スタッフは、なにやら肌色の物がつまった、紙袋を持っている。
「区間賞に輝いた御鏡さんには、ささやかながら景品が贈られます」
最初にスタッフがかかげたのは、ヘアスプレーサイズの一本の缶だ。
「二区の景品は、こちらっ! 『脱毛剤』でございまーっす」
「えっ」
観客の間から、忍び笑いとささやかな拍手がおくられた。
「それだけじゃないですよー。オマケにこちらも、どーんとプレゼント!」
スタッフは紙袋を聖に押しつけた。
「今回使用した、『バーコードカツラ』を山盛りでつけちゃいます!」
わっと、先ほどよりは大きな拍手がおくられる。
「おめでとーっ」
そんな声も、ちらほらあがった。
「あ、ありがとうございます!」
聖は、満面の笑みを浮かべるスタッフから、脱毛剤とカツラの山を受け取った。
「おめでとう、聖ちゃん!」
「あ、ありがとうございます」
いまなお、聖はとまどいながらも、駆け寄る瑠奈にお礼を言った。
「聖ちゃん、優しいもんね。きっとその気持ちがスタッフさんにも伝わったんだよ」
「そうでしょうか……」
「あたしも、大好きな聖ちゃんと一緒のチームでよかった~って思ってるよ!」
「そんな、こちらこそ」
聖がほんのりと頬を染める。
「おめでとうなのだー!」
「後木さんも、ありがとうございます」
「今から、他の区間の応援に行こう? なのだっ」
真央の提案に、聖と瑠奈もうなずいた。
「いいですね。ぜひご一緒させてください」
「梅さんだから、梅アイス食べながら応援するのだっ」
「梅アイスかぁ。さっぱりしてて、おいしそうだね」
「三人で食べようなのだっ!」
無事に走り終えた爽快感と、景品の脱毛剤、それに大量のカツラと共に、三人は肩を並べて次の区間の応援へと向かうのであった――。
・二区を終えての順位
【松チーム】 : 1位
【梅チーム】 : 3位
【竹チーム】 : 4位
・区間賞(景品付き) :
御鏡 聖
(敬称略)
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あとがき
担当マスター:
瀬野 とうこ
ファンレターはマスターページから!
第三区間へ続く!
寝子島シップ、GOGO!!
というところで、三人四脚の第二区間はこのような結果となりました。
みなさま、大変おつかれさまでした!
チーム戦は熱いですよね!
一区から四区まで、無事に全チームが駆け抜けられるよう願っております。
ご参加のほど、まことにありがとうございました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
9人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月04日
参加申し込みの期限
2013年05月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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