「そろそろ、第一区間の走者がやってきまーす!」
テレビねここのスタッフが声をはりあげた。
「第二区間の走者の方は、スタート位置についてくださーい!」
寝子島横断三人四脚、第二区間のコースは、寝子島街道(299号線)の、猫又川手前にある寝子島消防署(L-7)から寝子ヶ浜交番(G-10)まで。
消防署前に集った、松竹梅、各チームのメンバーの表情は勇ましいものだ。
沿道には人だかりができていた。
たちのぼる熱気に、意欲がいや増す。
「では、第二区間の特別ルールを紹介します!」
テレビ局のロゴ入りはちまきを額に巻いた、頭髪の薄い中年男性が五名並んだ。
中年男性のヘアスタイルはおそろいだった。
いわゆるバーコードヘアである。
「こちらのスタッフが応援する街の人々の間にまぎれています。走者の方々は、五名全員の頭をタッチするように! 触りそこねると、ペナルティがあります」
「こちらにも、ご注目~!」
スタッフがたかだかと掲げたのは、なぜかカツラだ。
一見すると肌色のヘルメットのようだが、よく見ると黒い線が何本か横断している。
バーコードヘアのカツラだった。
「一人触りそこねるたびに、おそろいのバーコードヅラをかぶってもらいます」
一人逃すとひとつ、二人逃すとふたつ、どんどん重ねてかぶっていくのだ。
「はちまきをしていない一般の応援客の頭を間違って触ってしまっても、ペナルティとしてひとつ追加です。気をつけてくださいねー!」
選手たちは、「おー!」と、拳を振り上げた。
「バーコードは、伝統のあるヘアスタイルです。みなさん、敬意をもってタッチしていきましょう」
「おー! イエス、バーコード!!」
「イエス! イエス! バーコード!!」
「では、順次スタートでーす! はりきってバーコードヘアを触りつつ、ゴールを目指してくださーい!」
※このシナリオは4人のマスターによるリレーシナリオです(全4本構成)
※参加者は、4本のうち2本以上のシナリオに参加することはできません
=「どちらか1本に参加が確定したキャラ」は、他の3本には入れません
◆◆◆ 全区間共通のインフォメーション ◆◆◆
【ルール】
★三人四脚で、寝子島神社から星ヶ丘のステッラ・デッラ・コリーナまで走って、早かったチームの勝利。
★4つの区間ににわけて、リレーする。
★足を縛っている紐を(タスキやバトンの代わりに)受け渡してリレーする。
★第一・二区間にはチェックポイントが1つずつあり、通過しなくてはならない。(第三・最終区間には無い)
★1チームの人数は、各区間3名×4区間で、計12名
★寝子高からのエントリーは、松・竹・梅の3チーム
【コース&担当マスター】
★旧市街(開会式/寝子島神社~消防署まで)→焼きスルメマスター
★シーサイドタウン前半(消防~シーサイド交番まで)→瀬野 とうこマスター
★シーサイドタウン後半(交番からD-10付近の交差点まで)→癒雨マスター
★星ヶ丘(~ゴールのステッラ・デッラ・コリーナまで/閉会式)→メシータマスター
【チームの組み方】
★松竹梅の各チームは、コメントページなどを利用してプレイヤー様が決めて構いません。
★決まったらアクションにGA【松】、GA【梅】などと明記してください。
★決まらない場合や、どのチームでも構わないというPCは、マスターがチームを決定して描写します。
★PCのレース参加者が定員に達しない場合、NPCが加わります。(指定はできません)
【アビリティポイント(AP)】
★各キャラクターごとに30Pあり、数値が大きいほど、その力が強くなります。
★【走力・持久力・バランス・根性・紐の結び・協調性】の6項目に振ってください。
(一項目へ30P全てを振ることも可能です。ただしその場合は『お察し下さい』)
★書き方はサンプルアクションを参照してください。
・走力:数値が大きいほど、速く走れます。
・持久力:数値が大きいほど、長時間一定の速度を保っていられます。
・バランス:数値が大きいほどコケにくくなります。
・根性:数値が大きいほど、逆境やアクシデントに強くなります。
・紐の結び:数値が大きいほど、走行中に紐が解けにくくなります。解けると、縛りなおすためロスタイムが発生。
・協調性:数値が大きいほど、メンバーの弱点・トラブルをリカバリーできます。
【賞品目録】
1位:ステッラ・デッラ・コリーナ、高級スイート一泊&高級料理ビュッフェ食べ放題(人数分)
2位:寝子島マリンパラダイス招待券(人数分)
3位:参道商店街『商品券1万円分』(1チーム分)
※チームに対して贈られます。
※区間賞も存在しますが、内容はシークレットです。
【その他】
★設定上、シナリオに参加したPCの他にも寝子島中の人が大勢参加しています。
★裏方ではなく、選手として参加してください。
★走行中に、謎の老人4人組からの妨害が発生します。
◆◆◆ 第二区間のインフォメーション ◆◆◆
【テーマ】
第二区間のテーマ及び特別ルールは、ずばり、『バーコードヘア』。
皆さまおなじみの、まばゆいばかりでなく、風にもなびいてしまう、
スペシャルなヘアスタイルです。
第二区間のチェックポイントは、シーサイドタウン駅(J-9)の前。
ここで沿道の応援客にまぎれているスタッフの頭をタッチして、
ゴールを目指してください。
タッチしそこねたり、スタッフ以外をタッチしてしまうと、
頭にバーコードヅラが乗せられていきます。
カツラの数が増えると、落ちないように手で頭を押さえないといけなくなります。
少し走りづらくなりますよ。
本気のバーコードハンターになるのもよし、
カツラ覚悟で、バーコードを無視して駆け抜けるのもよし、です。
特別ルールへの意気込みを、アクションに一言添えていただけますよう、お願いいたします。
この区間で最も熱く、バーコードヘアへの情熱が輝いていた方に、区間賞が贈られます。
どなたか1名、区間賞をゲットした方には、粗品をプレゼント。
区間賞はチームではなく、個人を対象として進呈されるものなので、
ゴールの順位とは関わりがありません。
【マスターより】
連動シナリオ、三人四脚の松竹梅戦。
第二区間は『シーサイド地区前半』です。
コースは、寝子島街道(299号線)をまっすぐ。
猫又川手前にある寝子島消防署(L-7)から、寝子ヶ浜交番(G-10)まで。
紐で足を結んでの三人四脚を行います。
今回、大勢の観客の目やテレビのここの報道カメラがあります。
そのため、ろっこんは不発気味となることが予想されます。
各チーム、力をあわせて、コースを沸かせていただけますように。
なお、第一区間につづき、ここでも謎の老人四人組が姿を現します。
お年寄りは元気が一番。
しかし、高校生だって負けてはいられません。
それでは皆さま、お友達と力を合わせて、ゴール目指してファイト!