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【チェックポイント・後半】
【竹チーム】や【松チーム】と入れ替わるように、遅れて駅前に到着したのは、【梅チーム】だ。
途中、一般参加の他のチームに追い抜かれたため、現在六位に順位を落としている。
「ここが、ばーこーどぽんぽんポイントだね」
瑠奈はさっそく、スタッフを探してきょろきょろしだした。
「真央ちゃん、見つけたーっ」
ハチマキを発見して、真央が指さす。
だが、センターが無理をすると、チームの皆が転んでしまうかもしれないと考えて、動くのはぐっとこらえた。
「ではまず、あの方に近づいてみましょう」
聖がうながし、三人は移動を始める。
そんな調子で、一人、二人と触っていったところで、目星をつけていた三人目のスタッフを見失った。
「あの、テレビ局のロゴ入りはちまきを額に巻いているおじさんは、どちらへ向かいましたか?」
聖が観客の一人に教えてもらったのは、人混みの向こうにいるスタッフだ。
「このへん、混雑していて通りにくいのだー」
「また見失っちゃいそうだよね……」
そこで聖は、はにかみながらも声を張り上げた。
「まっ、待って下さい……、おじさま!」
すると、観客にざわめきが広がり、人波が割れてスタッフへの道が開けた。
「みなさま、ありがとうございます!」
人々にお礼を言いながらも、聖は顔を赤くしていた。
さすがに、見知らぬ人をおじさまと呼ぶのは、恥ずかしいものだ。
「ええと、触らせてもらいます」
「はい、どうぞ」
こころよく承諾したスタッフの頭に三人はそっと触れた。
「ありがとうなのだー!」
「あの、ありがとうございました」
三人目をクリアして、ほっとした瑠奈は、はっとした。
「あっ、発見!」
すぐ後ろを頭のテカった人が通り過ぎたと思ったのだ。
さっと手を伸ばした瑠奈だが、すぐに勘違いだと気づく。
「わきゃーっ、はげてなかった! ごめんなさーい!」
瑠奈の頭に、カツラがひとつ乗っかった。
肩をおとすが、汚れ役を引き受けるのもアイドルには必要なことだと、気を引き締める。
(ばーこーどだって、あたしがかぶったら輝くよね。キラキラのピッカピカーってね!)
「あ、でもやっぱりちょっと変だよね!?」
気にする瑠奈に、真央がにかっと笑顔を向けた。
「大丈夫! とってもチャーミングなのだーっ」
「おじさま……っ」
四人目のスタッフもどうにか見つけて、聖が呼び止める。
紅潮した頬と礼儀正しさに、スタッフの相好が崩れた。
しかしこのスタッフ、背が高くて三人の手が届かない。
「どうしよう、高くてぽんぽんできないよっ」
飛び跳ねて、瑠奈はねだった。
「頭の丸い素敵なおじさまっ、なでさせてーっ!」
「お願いします、おじさまっ」
「おねがいなのだー!」
少女のきらきらした眼差しに屈したスタッフが、がくりと地面に膝をついた。
「あの、ありがとうございました!」
こうして四人目までタッチできた【梅チーム】は、他のチームが次々とコースに戻るのを見て、あせった。
「そろそろ行かないと、順位がどんどん落ちていくのだ」
「そうだよね!」
いつの間にか、順位は八位だ。
これ以上遅れるとまずいと考え、三人はカツラをかぶって走り始めた。
【駆け抜けるおじいちゃんズ!】
「ありゃ、真央ちゃん、紐がゆるゆるなのだ」
「あたしもっ」
駅前を抜け出そうとした真央と瑠奈の紐がほどけた。
「一度結び直して、またがんばりましょう」
「そうだね!」
ロスタイムは発生するが、仕方がない。
【梅チーム】が立ち止まって、紐を結びなおしていたときだ。
「やっておるのー!」
「張り切っておるのーっ!」
「それ、その調子じゃ、ファイトファイトじゃぞー!!」
なにやらにぎやかな一団がやってきた。
威勢の良い声援をまきちらし、大漁旗付きのカブが駅前の通りを駆け抜けていく。
「あっ、あれは……!」
覆面姿の謎の老人が四人、カブに乗っていた。
観客も、レースに参加していた人々も、視線が四人に集中する。
「おじいちゃんたち、若いのだーっ」
真央も目を丸くして、走り去るカブを見送った。
「まあ、まあ……。お風邪を召されないと良いのですが」
「うわあ、カラフルな布が風にたなびいているねー」
どうやら一区に引き続き、二区の応援に駆けつけたらしい謎の老人四人組。
彼らはなぜかふんどし一丁の裸体でカブにまたがり、頭には選手とおそろいのバーコードのカツラをかぶっていた。
やたらと元気の良いおじいちゃんたち。
中央でふんぞり返っている、爺レッドは、真紅のふんどし。
小粋な装いの爺ブルーは、目の覚めるような青いふんどし。
金の匂いをぷんぷんさせた爺イエローは、輝く金色のふんどし。
そしてぽよんと腹部を揺らす温厚そうな爺グリーンは、若草色のふんどしをまとっていた。
「わしらっ、ネコジマ、ふぁんた爺ぃ――――――っズ!!!」
「緑のふんどしのおじいちゃん、カツラの下も髪の毛見当たらなかったのだー!」
鋭い指摘をした真央の口を、そっと聖がふさいだ。
「いけません、あれはきっと……!」
見覚えのある緑のふんどし姿のおじいちゃんに、聖はいたたまれない気持ちになった。
「こうちょ……っ」
たぷんと揺れるお腹には、たしかに見覚えがある。
何かに気づいた瑠奈も、慌てて自分の口をふさいだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
9人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月04日
参加申し込みの期限
2013年05月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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