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地獄めぐリゾート in 魔界
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★ワイン風呂の天使と悪魔
悪魔の姿をした
桜 月
が分かれ道で迷っていると、天使がやってきた。
白いウェーブの髪、青い目、大きな胸。その姿を、月は良く知っている。
「……冬華さん?」
「よく分かりませんが気付いたら地獄にいました……。姿や恰好も天使になってますし……」
天使なのにけしからん色気を振りまいている、
北条 冬華
だった。
「あ、月さん……? は、悪魔の恰好ですか」
天使であることが不都合になりはしないか、月は辺りをそれとなく伺う。
ビーチの悪魔たちは特に気にしていないように見えた。
だが、マジ地獄からよだれをたらしそうな顔で鬼がこちらを眺めている。
「あちらは何だか怖いので、ビーチ方面にいきましょう?」
冬華は鬼の視線に少し怯えている。向こうへ行ったらその豊満な胸はただではすむまい。
「冬華さんが一緒なら迷う必要はない、フツウに楽しめるビーチに行こう」
月は冬華の手を取り、リゾートへと向かった。
案内板を見て冬華が言う。
「サウナや赤ワイン風呂があるんですね。そこに行きましょう」
片方からはにぎやかな嬌声が聞こえてくる。二人がちょっと戸惑っていると、入り口にいた悪魔が声をかけてくれた。
「静かなほうがお好みでしたら、貸し切りにできます。こちらが空いています。」
暖簾を広げると、そこに入り口ができていた。
「カクテルを準備しておきますので、上がったら召し上がってください」
「ありがとう」
「ありがとうございます」
二人は至れり尽くせりのサービスに礼を言って、誰もいない脱衣所へ入った。
月は漆黒の、冬華は純白の衣装を脱いで生まれたままの姿にになった。
そのままサウナへ向かう。
豊満な裸体になっても、冬華の背中の天使の羽は白く輝いている。
サウナの天使と悪魔、人が見たらシュールな光景だと思うだろうが、月も冬華もそんなことは気にならなかった。
じっとりと温まる体から汗が流れるのを感じながら、月は冬華の輝きを目に焼き付けていた。
眩しい太陽の下に出ることはできない体質の月。
両親にも疎まれ、自分は闇に生きる運命なのかと嘆いたこともあったけれど。
(冬華さんの天使の輝きはこんなに眩しいのに私を傷つけない)
「ふう……大分汗をかきましたね。ワイン風呂に入ってすっきりしましょうか」
「ああ」
冬華が言い、月は頷いて立ち上がった。
(このまま、私の傍から羽ばたかずにいてくれるだろうか)
ワイン風呂も貸し切りだった。
ちょうどいい暖かさのワインに身を沈め、月は気持ちよさに思わずふうっとため息をもらす。
「気持ちがいいね……」
声をかけかけて、月は隣の冬華の様子がおかしいことに気づいた。
「気持ちがいいですけど……あちらの声が気になりますね」
そう言われて耳を澄ませば、風に乗ってかすかに悲鳴が聞こえてくる。
どうやらマジ地獄から聞こえてくる罪人たちのもののようだ。
薔薇色のワインに身を浸した冬華の豊満な体は、小刻みに震えていた。
「地獄では生前の罪に応じて罰を下すそうですね」
冬華がぽつりと言った。
「私が仮に罰を受けるとしたら……。串刺しでしょうか?」
串刺しは淫らな性行為に耽った者たちが受ける責め苦だと言う。
「……そんなことはないよ。冬華さんは地獄になんて落ちはしない」
優しく月は言った。
「……でも」
冬華の脳裏には裸の自分が針で鬼に串刺しにされて血を流すシーンがくっきりと思い浮かんでいた。
それはどんなに痛く、恐ろしい責め苦だろうか……叫んでも、誰も助けてはくれないだろう。
恐ろしくなって、冬華は月に胸を押し付けるように腕を回してぎゅっと抱き締めた。
月は冬華を落ち着かせようと、キュッと抱き返して髪や背中を優しく撫でる。
「大丈夫、いつだって私が冬華さんの傍にいるよ」
たとえ地獄に堕ちようと。
「だから安心して、冬華……」
そう囁くと、月は触れるような優しいキスを何回か繰り返し。
そして舌を絡める深いキスをした。
冬華は抗うことなくそれに合わせる。
そうしてじっくりと冬華を味わいながらも片手は優しく冬華を撫で続け。
もう片方の手は冬華と指を絡めるように手を繋ぐ。
次第に震えが止まっていくのがわかった。
「……ごめんなさい。少し怖くなりましたので……」
「いいんだよ。落ち着いた?」
「はい……上がって、カクテルを飲みましょうか」
そのまま二人はゆっくりと立ち上がり、ワイン風呂を出た。
脱衣所を出ると、悪魔がカクテルを運んできてくれた。
月は礼を言って受け取ると、話しかけた。
「以前もらった香水『ピンギィキュラ』をまたもらってもいいかな」
「お気に召していただけましたか」
「ああ。何回か使って減ってしまったので大きい瓶で欲しい」
「かしこまりました」
(香水……)
あの時の香りだろうか。
冬華は思う。
(あの時も天使と悪魔だった。また……あんなふうに)
それならもう、怖くないはず。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月08日
参加申し込みの期限
2016年07月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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