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「……瞠若驚嘆です!」
瞳をキラキラさせながら
暁桜 逢莉
は星ヶ丘の邸宅から見える景色に呟いた。
目の前に広がる、水、水、水! 起きてみたら寝子島が一夜にして水の都になっていたのだ。
「島が水浸しなんて、またフシギなできごとですね!」
逢莉はウキウキしながら着替え始めた。勿論水の中を歩くための動きやすい服装だ。
きっとおばあ様は心配するに違いないから、ナイショで遊びに行こう。逢莉は心に決めていた。
山紫水明が如き、それに加えてとてもワクワクするこの風景。これを存分に楽しまない手はない。
―――最近のわたくしはフシギを楽しみたいのです!
旧市街の安借家の窓を
千鳥 雅人
が開けると、外は水浸しだった。
何コレ?! もしかして洪水? と雅人は慌ててラジオのローカルニュースを確認したが、スピーカーからはのんびりとした声が、街が水に浸かり今日1日はこのままらしい事を伝えていた。
(ふ~ん、特に害は無いのか。それなら折角だから探検してみよっかな?)
ラジオのパーソナリティものんびりだが、雅人も結構肝が据わっている。いや、寝子島に住む者はこうでなくてはいけないのかもしれない。
(―――こんな現象、滅多にないもんね!)
雅人は勇んで準備を始めた。
家を出た逢莉はガタゴトとゆっくり運行する電車に乗り、水の上を走るような光景を存分に楽しんでから、シーサイドタウン駅に降り立った。
(ああ、本当に水の都のようです……あら?)
周囲を見渡していた逢莉は、長靴で楽しそうに水を掻き分けながら歩く青年の姿に気が付いた。見覚えのあるあの姿。あの方は……。
「お久しぶりです、まさとくん! あなたも遊びにきたのですか?」
弾んだ声で逢莉は大きく手を振る。顔を上げた青年に笑みが零れた。
「逢莉ちゃん? また会ったねー!」
2人が会うのは
ハロウィン
の時以来だ。それがまさか水の都になるとは思っていなかったが、2人は久々の再会を喜び合う。そして雅人が逢莉に訊いた。
「逢莉ちゃんは1人で探検しに来たのかなー?」
「ええ! こんなすてきなできごとを楽しまない手はないですもの」
楽しそうな逢莉に雅人は少し心配になった。
(小さい子にはこの状況はちょっと危ないかもねー。転んだりしたら大変……)
今まで自分もはしゃいでいた雅人であったが、ここでむくむくとお兄ちゃん心が芽生え始める。―――何かあってからじゃ遅いし、ここは俺が傍で見守っておかないと!
「よかったら、一緒に探検する?」
雅人の言葉に逢莉の目が輝いた。
「ぜひごいっしょしましょう! 旅は道連れ、なれば楽しむのもいっしょが一番です!」
元気に言うと、逢莉は先陣を切ってじゃばじゃばと歩き出す。
「あ! ちょ、ちょっと待って逢莉ちゃん!」
彼女の保護者になるはずが逆にリードされてしまい、雅人は慌ててその背中を追いかけるのだった。
2人は一緒に、楽しく水の都となった寝子島を探検した。
「建物が近代的だと、ファンタジーっていうよりSFな感じの景色だねー!」
シーサイドタウンにはビルが多い。どこまでも続く不思議な光景にうーんと腰を伸ばして雅人が言った。
「街が水浸しというだけで欣喜雀躍してしまうのはなぜでしょう! でもとにかく心おどるのです!」
逢莉はぱっと水を跳ね上げた。水滴は空中でプリズムのように光を分解しながらきらきらと落ちてくる。
水面に映り込む空と雲が見せる春和景明な色。歩くたび音を奏で揺れる水面。どこに行くというのだろう、小魚が足下を軽やかに泳ぎ抜けていく。
2人はそんな魚達を追いかけてみたり、じゃばじゃばとどこまでも続く水路を歩いてみたり。様変わりした街を思う存分に楽しんだ。
そうこうしている内に日が傾いてきた。空を映した水面も少しずつ赤く染まっていく。ちょっと2人は立ち尽くしていたが、ふと雅人が口を開いた。
「逢莉ちゃん、場所を移動してみようか」
「どこに行くのです?」
不思議そうな逢莉に雅人は微笑んだ。
「……逢莉ちゃんが多分行った事のない所」
「ほら、すごい眺めでしょー!」
「まあああ! すごい……すごいです! 一望千頃です……!」
雅人の言葉に、逢莉が大きく大きく目を見開いた。
逢莉の眼下には素晴らしい景色が広がっていた。彼女の瞳に映るのはオレンジ1色だ。水平線には海に沈む夕日、それを受け海も、水をたたえた街も、寝子島の全てが己を捨て、圧倒的なオレンジ色へと塗り替えられていた。
「屋上からだと海岸も望めるから、絶景だと思ったんだ」
夕日を受けながら雅人がへへと笑った。
そう、ここは寝子島高校の屋上。高校が高台に建っているのを思い出した雅人は、景色が綺麗だろうと逢莉をここに連れてきたのである。
逢莉は頬をオレンジに染めながら、立ち尽くしていた。
言葉にできないくらいのこの景色に出会えて本当に良かった。今日という1日に出会えて、雅人に出会えて本当に良かった。
(楽しいもステキも、この島にたくさんあるのですね……!)
「またいつか、こんな景色が見れるといいねー!」
逢莉を見ながら雅人が笑顔で言う。優しい風に前髪を揺らしながら、逢莉も雅人に笑った。
「はい! まだまだたくさん、たくさん見てみたいです!!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月06日
参加申し込みの期限
2016年07月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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