this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
1月の★ハッピーバースデー
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
18
つぎへ >>
【5】1並びのバースデー その1
椎名 あさひ
と
ミルカ・アハティアラ
の二人が、どちらも一月生まれだと気づいたのは、
双葉 由貴
だった。
あさひは一月一日生まれ、ミルカは一月十一日生まれで、偶然にも一が並んでいる。
「――というわけで、二人のサプライズパーティーをしないか?」
由貴は、共通の友人である
フィリップ・ヨソナラ
に、提案した。
「素敵な計画ですね。僕はもちろん、OKです」
即座にうなずくフィリップに、由貴は更に言う。
「それで、考えたんだけど――ミルカにはあさひの誕生パーティーだと言い、あさひにはミルカの誕生パーティーだと言うんだ。これなら、二人とも自分のためのパーティーだとは思わないから、驚くじゃん?」
「なるほど。それでこそサプライズですね。了解です」
フィリップも、目を輝かせてうなずいた。
たしかに、サプライズというからには、二人ともに驚いてもらわなければ意味がない。
「じゃ、俺はあさひに伝えるから、フィリップはミルカに伝えてくれな。日時とかやる場所は、二人が了解してから決めよう」
「わかりましたのです!」
由貴の言葉に、フィリップも笑顔で了解した。
そして、一月上旬の日曜日。
「こんにちわー! おじゃましまーす!」
元気な声で挨拶して、会場となったミルカの家にやって来たのは由貴である。
「ミルカちゃん、こんにちわ」
そのあとから、あさひが初めて訪れる家にちょっぴり胸をどきどきさせながら、声をかけて入って来た。
「お邪魔します。今日はよろしくお願いします」
最後に入って来たフィリップが、そう言って頭を下げる。
「どうぞ、入って下さい」
出迎えたミルカが、三人を中へと案内する。
ちなみに、ミルカが暮らしているのはクリスマス雑貨の店をやっている祖父の家だ。
建物は店舗と住居が一つになったもので、今日のパーティーは住居部分の一部屋を使うことになっていた。
「お母さんに話したら、ケーキのスポンジを持ってって、みんなでデコレーションしたらいいんじゃないって」
その部屋に入ってあさひは言うと、手に提げていたビニール袋の中身を三人に披露する。
中に入っていたのは、ケーキのスポンジに生クリームのパック、いちご、チョコレートだった。
更に彼女は、背負っていたリュックの中から、部屋の飾りを作るための折り紙と花紙、普段から持ち歩いている二眼レフカメラを取り出す。
「あさひちゃん、いろいろ持って来てくれたんですね。わたしも、お部屋の飾り付け用に、テーブルクロスと折り紙を用意しました」
ミルカがそれを見て、小さく手を打って言うと、自分が用意したものを示す。
「僕は、おばあさんが、ナマハルマキ、作ってくれました。中のはサラダですけど、美味しいですよ」
フィリップが、持参したタッパーを取り出せば、「俺も、ばあちゃんに料理作ってもらって来た」と由貴も同じく料理の詰まったタッパーを取り出す。
「どっちも美味しそう。……でも、料理はお部屋を飾りつけてから並べた方がよくないかなぁ」
料理に目を輝かせたあさひだが、すぐに気づいて言った。
「そうだな。じゃあまず、部屋を飾り付けよう」
由貴もうなずく。
そんなわけで、一同は部屋をパーティー会場らしく飾りつけることから始めた。
全員で、折り紙を細長く切って輪っかを作ってつないでガーランドを作ったり、星の形に折ってオーナメントを作った。
折り紙は、単色のものだけでなく、ストライプや水玉模様のものから、千代紙のように一枚にいろんな模様が入っているものまで、あさひとミルカはさまざまなものを用意していたので、それを輪にしてつないで行くだけでも、ずいぶんと華やかなものが出来上がった。
「ミルカちゃん、よろこんでくれるといいねぇ」
輪っかを作りながら、あさひは隣で同じ作業をしているフィリップと由貴に、こっそりと囁いた。
「そうだな」
「きっと、喜んでくれますよ」
それへ相槌を打ちつつ、由貴とフィリップは目顔でうなずき合う。
ガーランドとオーナメントの他にも、花紙で花を作った。これも、ピンクと青と緑と黄の四色をあさひは持って来ていたので、やはり華やかなものが出来上がった。
飾りができると、全員で手分けして、それらを部屋に飾り付ける。
「高いところのオーナメント、僕つけますよ! 危ないですから」
中学生で一番上のフィリップがお兄さんぶって言うと、踏み台を使って壁の高い位置にガーランドをつけ始めた。
ミルカは、ガーランドや星のオーナメントを壁にもつける。
「このお花も、かわいいねぇ」
そんな彼女の頭に、あさひは花紙で作ったピンクの花を止めつけた。
「ありがとうございます。それじゃ、わたしからもあさひちゃんに」
くすくす笑いながら、ミルカもあさひの頭に、青い花を止めつける。
部屋の飾り付けが終わると、今度は全員でケーキのデコレーションを始めた。
キッチンを借りて、あさひが生クリームを電動ミキサーで泡立てる。
その間に、ミルカがスポンジを三枚にスライスし、由貴とフィリップは間に挟むいちごを同じくスライスして行く。
準備が整うと、四人はまずスポンジの間に生クリームとスライスしたイチゴを挟む作業を開始した。
「こっちがわ、イチゴ少ないんじゃないかなぁ?」
「えっと……じゃあ、残りを全部こっち側に並べるか」
「そしたら、そっちが多くなりすぎませんか?」
「多くなったら、また反対側に移動させればいいのです!」
わいわいと、四人は賑やかにイチゴと生クリームをサンドして行く。
それが終わると、今度は全体に生クリームを塗って、別にしておいたイチゴを上に飾り、最後に溶かしたチョコレートで『Happy Birthday』の文字を書く。
フィリップは、生クリームでスノーマンを作り始めたが、けっこう難しく、苦戦している。結局、少しばかり崩れてしまったが、なんとかそれも完成した。
出来上がった時には全員が、生クリームを顔や手につけていて、お互いそれを見て思わず笑ってしまったものだ。
ともあれ、ケーキを四人は、元の部屋へと運んだ。
部屋の中央には、ミルカが選んだハートと花が描かれた可愛いテーブルクロスが掛けられたローテーブルが置かれている。
四人はその中央に、ケーキを置いた。
フィリップと由貴が持って来た料理もむろん、並べられている。
「じゅんびかんりょー」
すっかりパーティー会場と化した部屋を見回して、あさひが声を上げ、さっそく部屋の様子をカメラで撮影した。
「綺麗にできました」
ミルカも楽しげに笑う。
「よし。じゃあ、パーティー開始だ!」
由貴が言って、フィリップとうなずき合った。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
18
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
1月の★ハッピーバースデー
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月24日
参加申し込みの期限
2016年07月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!