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1月の★ハッピーバースデー
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【3】バースデープレゼント その1
職員室のドアを開け、
仙藤 紫
は室内を見回した。
目的の人物、世界史担当の
大橋 尚
は、自分の席にいた。
それを確認し、「失礼します」と小さく声をかけ、紫は室内へと足を運ぶ。
一月六日のその日、紫は尚に呼び出されてやって来たのだった。
「先生」
「仙藤さん。三年生で、忙しいあなたを呼び出してごめんなさい。二月のイベントのことを相談しておきたくて」
声をかけると尚は、ノートパソコンの画面から顔を上げ、謝罪したあと言った。
それを聞いて、紫は「やはり、そういうことか」と内心に思う。
昨年、期末テストの勉強会で尚の家に行った時、神魂効果でコスプレがしたくなるという事態に見舞われた。
その際に、尚の持つ衣装でコスプレしたところが、その時の姿が彼女の琴線に触れたのだろうか。紫は冬のネコミケで一緒にコスプレしないかと誘われ、レイヤーデビューを果たしたのだった。
尚いわく、「素晴らしい原石を見つけた」とのことで、それ以来、何度かイベントに誘われている。
というわけで、今日の呼び出しも、おそらくはそれ関係だろうと予想していた、というわけだ。
「いえ。夏にAO入試ですでに進学先が決まっているので、問題ありませんよ」
かぶりをふって返すと、紫は「それで、先生は次はどんなコスプレを?」と水を向けた。
「それなのですが……次も三国志で行くか、他の何かにするかで悩んでいるんです。仙藤さんは、何かやってみたいコスプレとかありますか?」
「そうね……」
問われて紫は考え込む。
これまでは、尚が考えた企画に紫がついて行く、といった恰好だった。
衣装のアイディアを出したことぐらいはあるが、どんなコスプレをしようかと自分から考えて彼女に提案したことはない。
「思い切って、古代ローマとかどうかしら。ジュリアス・シーザーとクレオパトラとか……」
「ヨーロッパの方ですね。たしかに、私のコスプレは三国志が多いですから……そういうのも新鮮でいいかもしれませんね」
思いついたことを告げる紫に、尚も考え込みながらもうなずく。
そのあとも二人はしばし、そんなやりとりを続け、ざっくりとではあるが古代ローマの人物のコスプレをやろうということになった。
どの人物にするかは、尚が何人かをピックアップして、じっくり考えた上でもう一度相談しようということに決まった。
そこで、頃はよしと、紫は用意して来たものをカバンから取り出し、尚に差し出す。
「先生、お誕生日おめでとうございます」
それは、綺麗にラッピングされ、リボンがかけられた箱だった。
「え?」
驚く尚に、紫は続ける。
「これは、私からのプレゼントです。よかったら、使って下さい」
「……ありがとうございます」
言われて尚は、それを受け取った。
「開けてみていいですか?」
「ええ」
うなずく紫に、尚は箱を開ける。
中から出て来たのは、二つの髪留めだった。
一つは淡い青のリボンとレースで作られた花が飾られた、西洋風のもの。もう一つは、全体を鮮やかな牡丹を描いた綸子で覆い、紐で作った花や小さなトンボ玉が垂れ下がる形の東洋風のものだった。
「素敵ですね……。もしかして、仙藤さんが作ったのですか?」
目を見張ってそれらを眺めたあと、顔を上げた尚が尋ねる。
「ええ。どんなものがいいか悩んだのですが、髪留めならばコスプレにも使えそうだと思って」
紫はうなずいて言った。
母親が手芸を趣味にしていて、それを見よう見まねで覚えたので、こうしたものを作るのは得意だ。
西洋風と東洋風の二種類を作ったのは、もちろんコスプレする時に使うことを考えてのことだった。
「ありがとうございます。二月のイベントでは、さっそく西洋風の方を使わせてもらいますね」
嬉しそうに笑って言う尚に、喜んでもらえてよかったと安堵しながら紫はうなずく。
やがて彼女は、尚に辞意を告げるとその場を離れた。
職員室を出ようとして、ちょうど入って来た一年の
御巫 時子
とすれ違う。
その手に、リボンのかかった箱が握られているのに気づいて、紫はふとふり返った。
時子はまっすぐ、尚の元へと向かっている。
(先生も、案外人気があるのね)
小さく口元をほころばせて胸に呟くと、紫は職員室を後にしたのだった。
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担当ゲームマスター
織人文
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月24日
参加申し込みの期限
2016年07月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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