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猫が降る日
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恵御納 夏朝
はいま、最高に焦っていた。
猫が降る。
そんなネコッターが記憶をかすめた。
けれど真上に降ってくる猫は記憶ではなく現実だ。
「あぁぁぁ猫さん! 猫さんが!」
大丈夫、焦らない焦らない。
急いだり焦ったりする事は苦手なのだ。
苦手な事は失敗する。
失敗すれば猫が怪我をする。
だから、焦らない。
どんなに心臓がバックンバックン言ってても!
「うん、大丈夫!」
ふわっと見事に猫を抱き止める。
「君、ずいぶん上のほうから落ちて来たの。どこから落ちたのかな?」
見上げる頭上には、落ちれそうな場所が無い。
ただ一面に澄み渡る青空が広がっているだけだ。
夏朝に撫でられた猫は答えを語ることなく、ぺろぺろと身づくろいしだす。
「……って、沢山降ってくる?!」
慌てて抱いていた猫を地面に降ろし、夏朝は黄色いダッフルコートのボタンを全部勢いよく外す。
えいっと掛け声と共に夏朝はコートを両手でマントのように後に広げた。
そこにトランポリンのようにお猫様が落ちて、ぽーんと跳ねて地面に落ちる。
夏朝のコートに守られた猫は、何事もなかったかのように去ってゆく。
「間に合わない? ううん、間に合わすんだ!」
右に左に。
次々落ちてくる猫を夏朝は目が回りそうになりながらコートで、時には両手で受け止めていく。
「あ、あーっ、猫さん、ごめんね……ぶっ」
ぼべちゃっ!
夏朝の顔面に、猫が着地した。
痛い。
顔面がずっきんずっきん痛む。
でも体温がもっふりでふわふわで、やばい気持ちいい。
くるくる回りすぎて、だんだん、目が回ってくる。
けれど猫はまだ降り止まない。
このままでは、地面が猫とコンニチワ。
「させないんだもん!」
べしっ!
夏朝は渾身の力で落下中の猫にネコシールをぶん投げた。
シールがくっついた猫は、一気に体重が軽くなり、ふわふわと綿毛のようにゆっくりと落ちてくる。
べしっ、ふわっ。
べしっ、ふわっ。
夏朝は全力でネコシールを貼り付け、即座に軽くして次々と猫を助けていく。
もう、必死だった。
何でこんなに落ちてくるのか。
速度に違いはあるものの、夏朝一人で抱きとめるには限度がある。
物事には限界ってものがあるというのに!
「間ーにーあーーーえーーーーー!!」
べしーーーーーーーーーーーーーっ!
「間に合ったの。みんな、ほんとに良かったんだよ……」
最後の一匹を抱きとめて、夏朝はその場にへたり込んだ。
そんな夏朝に感謝するように、沢山の猫が夏朝の周りに集まり、「にゃ~ん」と鳴いた。
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担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月26日
参加申し込みの期限
2016年09月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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