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授業風景 ~1年8組の場合~
【授業風景】惡の侵攻
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【授業中(上級編)】
「ワハハハハハハハハ!! 待たせたな!!」
バーンッと美術室の扉が開け放たれる。
そこに仁王立ちしていたのは、
長谷川 凜
だった。
「見よ! このカッコイイ(強調)俺のスペシャルゴージャァ~ス(ネイティブ風発言)な衣装を!」
その衣装を一言で表すなら「どうしてこうなった」だった。
ド派手な金色のスパンコールスーツに、サンバ衣装のようなオレンジ色の羽が背中についている衣装!
なんかメイクもしてるし、まるで有名な歌劇団の役者のようだ!
実は長谷川、授業内容を聞いた瞬間、内心歓喜していた。
(なんて俺にピッタリな授業なんだ! 言わなくても分かるだろうが、俺はカッコイイ!!(強調)からな。さらに衣装チェンジ有りだと!? 皆をアッとウワッと言わせてやるチャンスだな!)
だが、彼の残念な美的センスで選ばれた衣装は美術室を震撼させた。
特に、泉先生への被害は甚大だ。
「は、長谷川……ッ! その発想、俺にはなかったぞ、ぶふふッ!!」
泉先生、笑いのツボに入って撃沈!
徐々にクラスメイトもじわじわ効いてきている模様。
「先生、酷いぜ! 俺のカッコイイ(超強調)姿を笑うなんて!」
抗議をしようと教室へ足を踏み入れる長谷川。
だがしかし、重大な事実に気が付いてしまう!
「だ、誰か、助けてくれ!
背中の羽根が邪魔で入れない!!
」
8組、全員アウトォー!(爆笑)
この機会に十条寺と加瀬が常盤から逃亡。
長谷川の救出に向かったのであった。
助け出された長谷川は、
「分かったぞ、俺のカッコよさ(強調)がクラスに笑いをもたらしたのか!」
と、凄く前向きに捉えていた。
「ふっふーん、おかげで皆の注目の的だな! 全く俺は罪な男だぜ! ワハハハハハハハハ!!」
完全に勘違いなナルシストの長谷川であった。
そんな彼がモデルに注目したのは、姫神と弘明寺。
ともにモデルで美脚な2人である。
「絵梨菜様は他にも描いてる奴らがいるからな……。というか、下手したら
また誤解される
かもしれない……!」
誤解の件はほぼ長谷川の自業自得なのだが、あの一件以来、姫神に対する長谷川の態度は地底よりも低く成り果てていた。
故に姫神への敬語がデフォと化したのだ。
「触らぬ姫神様に祟りなし。となると、残るは……!」
高身長モデル体型、弘明寺にロックオン!
「おい、お前! 先生よりも俺を描け! 俺の美しい絵がどうっしても見たいなら、だけどな?」
自信たっぷりに言い放つ長谷川に対し、弘明寺は完全に無視を決め込んでいる。
毒舌吐いていたものの、課題に対しては真面目に取り組む弘明寺である。
しかし、無視された長谷川がしつこく絡んでくると、遂に弘明寺は筆を置いた。
「……うっさいわね」
平常時の約2倍の目付きの悪さで弘明寺は長谷川を睨み付けた。
弘明寺、8組でのカーストは『不良系』に属する。
そんな相手からガン付けられた残念な子、長谷川は完全に萎縮してしまった。
「す、すいまっせーん……!」
忍び足でその場を離脱。
そこへ近付く女子の影。
「ねぇ、長谷川君! あたしの眼鏡を掛けて、モデルになってよ!」
常盤が銀縁インテリ眼鏡を差し出してきた。
それを長谷川は何の疑いもなく掛けてしまう。
そして意味なくポージング。
「ふっ――、俺はどんな眼鏡だって似合っちまうんだぜ……?」
(身長は足りないが、なかなかの脚のライン! モデルはお前に決めたっ!)
長谷川のフェチ心にヒットしたようである。
「キタ! キタキタキタ! 生意気系ショタ眼鏡受けキター! いつ描くの? 今でしょっ!」
常盤もようやく獲物(モデル)をゲットしたようだ。
「なんとか逃げられましたねぇ。さて、誰にモデルをお願いしましょうか~?」
ようやく加瀬が自由の身になり、急いでモデル役を探す。
すると、美術室の隅、泉先生の死角の位置に
九条院 咏
が陣取っていた。
スケッチブックにタブレットPCを仕込み、何やら行っている様子。
あまりこの授業への熱意を感じられない。
「九条院さん、良かったらモデルになってもらえませんかぁ?」
加瀬がへらりと申し出ると、急に口を抑える九条院。
足を小刻みに激しく動かしつつ、素早くタブレットのスクリーンをなぞり続ける。
「あの~、九条院さん?」
「――よし、完璧だねぇ」
ようやく九条院はまともに会話しだした。
「予め買いだめしといた○○株がちょうどストップ高だから、タイミング見計らって売り捌いた。これで資金源はしばらく安泰だねぇ」
彼女はろっこん『情報演算予知』を利用して、自身が手掛ける『学園非公式購買部』の金策を行っていたのだ。
謎の多い彼女の資金繰りの一端を加瀬は垣間見たのだ。
勿論、これは彼女にとって企業秘密に違いない。
加瀬はタブレット画面を覗きつつへらへらと笑い出す。
「モデルになってくれたら、さっきの光景、見なかったことにしますよ~」
「……分かった。さっさと描いてほしいねぇ」
やむなしという表情で九条院はポーズを取る。
ポーズを取っていても愛用の扇子は扇ぎ続けていた。
だが加瀬は全く意に介さず、素早く九条院を描いていく。
彼の観察眼と体の内側、骨・筋肉の意識が成せる技である。
もとより加瀬は絵が得意のようだ。
骨や筋肉の上にうっすら脂肪と皮膚をのせるように徐々に肉付けしていき、九条院の特徴であるボサボサの髪の細部にこだわり質感を再現。
「はい、完成です。如何ですか?」
「早いねぇ……」
九条院が絵を覗くと、その緻密な描き込みに目を見張った。
とても短時間で描いた作品とは思えない出来栄えだ。
丁寧な仕上げ、タッチは繊細、特徴の捉え方、学生の身分でここまでかければ大したものだ。
特に表情の捉え方が秀逸だった。
「九条院さん、退屈そうでしたからぁ……」
「なんか、見透かされてる感じだねぇ。悔しいけど、上手だよ」
絵の中の九条院は、なんだか眠そうな顔であった。
(おー! すっげぇ~! 加瀬の描き込みマジで細かいなぁ!)
授業の光景を外から眺めるカナリアが1羽。
桜井 ラッセル
だ。しかし、感動のあまり囀りすぎたようだ。
「おや? カナリアが鳴いてるね。どうしたのかな?」
新井 すばる
が窓越しに桜井を見詰めた
「ピイッ!? ……ピピ。チチチ……」
(やっべ! ばれる! 鳥真似しないと!)
新井はまだペアが組めていなかった。そのため手持ち無沙汰に窓際に近付く。
「あれ? あのカナリア、こっちを見ているね? 絵の授業に興味あるのかな?」
「チ、チチチチ……」
(うわ~、すっげー見てるよ! どうしよう!?)
まさかカナリアが桜井だとは思いもしないだろうが、桜井自身はいつバレてしまうかと焦燥している。
と、窓を眺める新井の視界に、桃色の頭がニョキッと生えてきた。
「シンチャオ(こんにちわ)、ちくわ。ここ、あけろ」
シダ 美穂戸
が窓越しに話し掛けてきた。
新井が窓をそっと開けると、カナリアがさっと美術室に忍び込んだ。
「シダ、体育のマラソン、黄金の足で一番だった。途中、シダ、子猫拾った。子猫、腹ペコ。シダも腹ペコ。ちくわよこせ。シダ、中、入れろ」
「いや、授業中だし……。シダちゃん流石にそれはちょっと……」
新井も突然の事にどう対応していいか分からない。
すると、背後から泉先生がやってきた。
「すまないな、出来れば授業後にもう一度来てくれ。新井も授業に戻るんだ」
諭すように言い伝える泉先生に、シダも新井も素直に頷く他なかった。
「シンロイ(ごめんなさい)、先生、ちくわ。シダ、またくる」
そう言って、シダは窓から姿を消した。
「新井、ペアは決まったか? まだなら俺を描くか?」
泉先生がにっと笑ってみせる。
「シダちゃんなんかモデルにぴったりだと思ったんだけどね……。すいません、ではモデルになってください」
「お安い御用だ」
新井が頭を下げると快活に返す泉先生であった。
その頃。
コスプレ部はカオスの楽園と化していた。
「リラさんは普段はお嬢様って感じなので、ガラっと雰囲気をかえてゴスパンクとかどうでしょう? 背中に悪魔の羽のモチーフがあるのですっ!」
「まぁ、これはなかなか刺激的で思わず心踊ってしまいそうでございます」
「それにこの大正浪漫溢れる袴にフリルのついたコレも可愛いのですよ~!」
「まさに和洋折衷、温故知新でございますね。非常に雅さを感じる一着でございます」
葛城 璃人
は
丁香花 リラ
にあれやこれやと衣装を勧めては着替えさせていた。
まさにコスプレ魔王冥利に尽きる時間である。
葛城も丁香花の選ぶ衣装に袖を通し、コスプレを満喫していた。
「葛城様、こちらの白いワンピースをご覧下さいませ。所々に付着した赤のペンキの飛沫が、葛城様の活発さを表現しております」
「うふふふ、どう見ても血痕ですけど、ワイルドですねぇ~♪」
「更に、服のテーマである少女や活発さに対するアンチテーゼとして……、こちらの釘(赤ペンキ付き)とマネキンの腕(赤ペンキ付き)もお持ち下さいませ。腕がお気に召さない場合、藁人形と金槌なんて如何でしょうか? 皆様の目も釘付け(物理)で御座いましょう」
「わわわっ、凄く執念(おもいやり)深い姿になりましたのですよ~♪」
「まるでホラーゲームに出てくるステージボスのような姿でございます。流石です、葛城様」
丁香花の褒めてるのかどうか微妙な言葉がつらつらと続いていく。
というか、この空間にツッコミ要員がいない!
更に葛城も負けじと丁香花を着飾らせていく。
「これ! これ絶対似合うのです!! 薔薇をモチーフにした紅いドレス! 片側が短くなっているアシンメトリーなタイプで、ニーハイブーツが短い側からだけ覗いていー感じなのですよっ。シルエットはプリンセスライン! リラさん、女王様みたいなのです……っ!」
葛城の見立てたドレスに身を纏った丁香花は、さながら絶対君主制の女王のような貫禄と威圧感に溢れていた。
跪いて靴の裏を舐めろと今にも言いそうな雰囲気だ。
「葛城様、こちらは如何でしょうか? 大鉈(模造品)にセーラー服のコスプレでございます。思わず喉を掻き毟りたくなるほどむせる一着でございます」
「シンプルですけどインパクトあるのですっ。では、リラさんには眼鏡とメイド服に2丁拳銃(モデルガン)なんてどうですっ?」
「ガン=カタでございますね、わかります。では、葛城様にはこちらのパラソルとこのフィットしたスポーティーなお召し物などは?」
「こ、これって、レースクイーンなのですよ~っ!? はわわっ、ミニスカとチューブトップでお腹丸出しなのですっ!? で、でもっ! 差し出されたからには着こなすのが、コスプレ部副部長のりぃなのですっ!」
着替えて出てきた葛城は、実に堂々たる着こなしであった。
……本当に性別を疑うくらい似合いすぎている。
「私もお揃いにしてみました。まるで私たちはコースを彩る大輪の華。もはや太陽よりも輝き過ぎて、周囲はきっと眼科への通院を余儀なくするでしょう」
「リラさんもお似合いなのですよーっ! あ、写真取ってほしいのですっ!」
こうして、2人の悪乗りはエスカレートしていく。
まだコスプレ部で衣装を選ぶ生徒に撮影をしてもらうなどノリノリな2人である。
丁香花は悩んだ挙句、ついに結論付けた。
「……やはり、葛城様はゴシック系の衣装がお似合いかと。黒の姫袖付きドレスに白のレース、逆十字のアクセント。そして、外は黒で内が真紅色のマントを羽織って頂き……」
「あ、ゴスロリですね~? りぃ、こういうの大好きなのですっ!」
葛城が丁香花の選んだ衣装に袖を通すと、くるっと一回転してポーズ。
「ふふ、さすが葛城様、さながら魔王様でございます」
「うふふふ、そんなに褒められると照れるのですよーっ!」
葛城も最終的に先ほどの薔薇の紅いドレスを丁香花にチョイス。
晴れてここにコスプレ界の魔王と女王のコンビが降臨した。
「魔王様、私達の芸術センスを他の方にもお裾分け致しませんでしょうか? 魔王様の仰ることであれば、皆様も喜んで着ていただけるかと。私も服選び、お手伝い致します故……」
丁香花の提案に、黒い陰りが表情に差し込む葛城。
「なんだか楽しくなってきちゃいますよね~。あははっ♪」
そうと決まれば、と2人はキャリーバック(部の備品)に衣装を詰め込み出す。
「「では、布教活動開始ですっ!」」
美術室に、魔王と女王の魔の手が迫るッ!!
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グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月15日
参加申し込みの期限
2013年05月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月22日 11時00分
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