寝子島スペシャル！寝子島探検隊！人食いマンボウは実在した！｜リアクション

寝子島スペシャル！寝子島探検隊！人食いマンボウは実在した！

　早急に引き上げよう、というののこの主張に従って、みな引き上げることにした。
「宇宙人にやられちゃう！」という発言の真意は不明だったが。

　あの謎の外人は、底なし沼に沈んだきり浮かんでこない。
「帰りまでには、みんな片しとけ！」の俊通の号令の下、すべての用具が片付けられた。
「底なし沼？　なくなっても構わん！」

　すっかり準備をして、皆に感謝の言葉を述べる豪。

（子供のころ、探検隊ごっこが楽しかったな……）
　闇に落ちるジャングルを後に、つかの間感傷に浸る豪。
「みんな、喜んでくれると思いますよ」
　みゆきが笑いかける。少なくとも一人、楽しんでくれる人物を知っている。
「本物じゃなくても、気持ちに嘘はねえ」

　興奮冷めやらぬののこに、修がビー玉を渡す。
「奴から謎の宝珠を手に入れた」
「おー」
「秘密に近づく手がかりだろうか」
「うん、でもね、この宝珠。空に透かして見ると、とってもきれい！」
　ののこはビー玉を空に掲げた。
　大きく展がった星空が、さかさまになって、この世のものではないようにきらめいた。

　ののこ。
　探検隊メンバー。
　撮影スタッフ、クルー。
　謎の外人も、ニャーゴンの巫女も入り乱れての帰還。

　調査は成功に終わった。
　だが、ますます謎は深まるばかり。
　ののこの瞳が輝く。心は次の冒険へ。
「さあ、最後はテーマ曲を歌うぞ」
　そう言って、修は歌詞カードをののこに渡す。
「寝子島探検隊のテーマ、ののこ隊員特別バージョンだ」
「うわーい！」
　
　夜の九夜山に、一際元気なののこの声が響き渡った。

――ののことー、みんながー、どーうくつにはいっるー！

「ゆけーゆけー！」
「みんなと、ののこ！」
「ゆけーゆけー！」
「みんなと、ののこ！」

「どーんとー、ゆうーけぇーつ！」

　――探検隊の死闘は、つづくのだ！

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あとがき

担当マスター：ぱーすぺ
ファンレターはマスターページから！

ありがとうございました！
どんな反応だろう、とこわごわ出してみたガイドでしたが、
皆様の「分かりすぎな」アクションに感動いたしました。
ただのパロディではない、深みのある内容になったと思います。
カオスなものや、しっとりした交流をさせていただく機会が増えてまいりましｔが、
こういうシュートなコメディ、シチュエーション一本で攻められるものが、
自分としてはとても楽しいです。
ではまた、熱いシナリオでお会いしましょう！

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