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【星幽塔】酒場にて →飲む →話す →外に出る →脱ぐ
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エスカルゴ達がわいわい楽しく食事をし始めた頃、何だか頼りない顔で酒場に立ち尽くす女の子がいた。
赤のワンピースの上に白のいかにもなマントを纏い、フードを被っている。手には<癒しの光>が宿った木製の杖。フードの中のそばかすが浮いた綺麗な顔が溜息をついた。
(どう見てもこれ魔導士、よね……)
ステラによってサジタリオにいきなり召喚されてしまった
弘明寺 能美子
は自分の格好に戸惑いを覚えていた。
ゲームはあまり詳しくない能美子。それでも自分の格好はいわゆるヒーラーと呼ばれる者の装備品という事は何となく理解していた。
辺りを見回せばどうみても客達は中世風の格好をしており、人外の者までいるこの状態。ますますもってパニックになる。
(ええ、これって何なの? ゲームなの? 何か戦いをするの? 私はそういうの向いてないし、何より回復って超重要な事じゃないの?)
「……胃が痛くなってきた……」
うううと能美子はお腹を押さえる。とにかく何か食べでもして落ち着こうかと考えていた時、能美子の耳に『MMO』だの『ネトゲ』だのと言った単語が聞こえてきた。
(そ、それは今私が1番知りたい話題……!)
能美子は吸い寄せられるように、その単語が聞こえてくるテーブルにふらふらと近付いて行く。そしてエスカルゴ達のテーブルの横に立つと、能美子は思い切って話しかけた。
「あ、あの、ゲームのお話されてましたよね? ……席、ご一緒しても宜しいでしょうか?!」
「お、君もそういうの気になる系? いいよいいよ勿論だよ!」
『ネトゲでは初心者に優しくすること』。それがしっかり身についているエスカルゴは能美子に明るく答える。その横で刀があれと眉を上げた。
「よう、弘明寺じゃん。一緒に飲むか?」
「え? 御剣さん?!」
異世界での知人の顔に能美子は驚く。
エスカルゴ達のオフ会に、また1人楽しい仲間が増えた。
異世界と言えど、元々ネトゲ仲間のオフ会。話題はどうしてもゲームの事か、この世界での不思議な力の事になる。
「ヒーラーというかキャスターというか、やっぱ紙装甲のわたし達はヘイト管理が重要だと思うんですよ~」
普段は内向的だが、ここがネットゲームと勘違いしている紀子。ゲームの中なら饒舌に喋れちゃうもんね! と、三角帽子で熱く能美子に語りかける。確かにハタから見ていると、本当に魔法使い同士が何か話し合っているようにしか見えない光景だ。
「ヒ、ヒーラーってそんなに大変なのね……」
ローブ姿の能美子は完全に気圧されていた。そもそも相手が何を言っているのかよく分かっていないのだ。
(ヘイトって何かしら? ヒーラーって攻撃もするの?)
疑問符が頭の中を駆け巡る。何だか胃の痛みも増してきたようだ。そこに看板を揺らしながらトワが元気に参加する。
「knight、healer……fantasyデスネ! roll playing gameデス?」
「そういえばトワ氏はここでは何の力なの~?」
エスカルゴがご機嫌で訊いてくる。トワはさっとボクシングの構えをした。
「fighterデス! トワはweaponうまくないから、punchi! 叩くマス!」
シュッシュッ! 可愛らしくパンチを繰り出すトワ。エスカルゴが笑いながら言った。
「トワ氏は夜海霧氏と同じゲームしてるの?」
トワは手を止めて首を振った。
「don't play this game. トワはやってないからわからないデス」
そしてむーんと眉をひそめた。
「カエデはよくattackerで『やることなさすぎ、ヤクワリかわりてぇー』いうながらkeyboard叩いてるマス」
「夜海霧さん、そんな事言ってるんですね」
紀子が思わずくすくすと笑う。普段ネットゲームをしていても、画面の向こうの仲間の様子は窺い知ることが出来ないのだから、貴重な話であろう。
相変わらず重そうな騎士装備の雪兎が、もぐもぐと食事をしている刀を見た。
「俺はこの通り、宿ったのは<剣士の光>だが……御剣君も同じ様だな」
確かに彼はすらりとした刀を装備している。ああ、と頷く刀にエスカルゴがワクワクしながら話しかけた。
「そういやさー、この町今どういう状況なの? 攻防戦? 討伐戦だっけ? 御剣氏参加したんだよね? おしえてー?!」
「ああそうか、本当に戦いに参加した剣士だったな、君は。俺も是非話が聞きたい」
雪兎も大いに頷く。突然自分に話を振られた刀はぱちくりとしていたが、食事の手を止め、話し出した。
「別にいいよ。俺は正面突破の部隊だったんだけど……」
「おお! 正面突破!」
「門番兵にゴブリンがいて……」
「ゴブリン!」
「そいつを一太刀でぶった切ったんだけど」
「SUGEEEEE!」
刀の話にエスカルゴ達は超前のめり。実際のファンタジーでの戦闘話を、皆は目をキラキラさせながら聴き入ったのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
65人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月29日
参加申し込みの期限
2016年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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