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【星幽塔】酒場にて →飲む →話す →外に出る →脱ぐ
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討伐隊がもたらしてくれた太陽が沈み始めた。しかしそれすらもサジタリオの人々にとっては嬉しいものだ。教会の鐘に頼らずとも夜が分かるのだから。
昼の騒がしさとはまた違った、夜の華やかな雰囲気が徐々に街を覆い始めた。
(呼ばれたはいいが、派手におっ始めた連中には後れちまったようだな……)
沈む赤い光の中、
七峯 亨
は少し俯きながら考えていた。
太陽が戻ったということはサジタリオ城は奪還出来たという事。闇に包まれていた頃から城下町にいた亨にはその事が分かっていた。
(……勇が鈍ったかとも、続いてこその戦、備えるも手とも、複雑だぜ)
まあ、この先も何か戦があるかもしれない。その時後詰に加わる為にも情報収集はかかせないだろ。
表面上はのんびりと。頭では色々な思いを巡らせながら、亨はある所に向かっていた。
着いたのは公衆浴場だった。この場所なら沢山の人が集まるし、服装などでも異質さを感じさせにくい。
亨は手早く衣服を脱ぎ、のんびりとお湯に浸かった。
周囲の会話はサジタリオ城攻城戦のことばかり。亨はつらつらと聞き、時には口を挟みながらも攻城戦の様子を聞き取った。
(なるほどね。黒竜は見事に骨まで解体、か)
サジタリオの民を苦しめた化け物は、どうやら皮から鱗から骨から全て綺麗に使われる予定らしい。
(……化け物より普通の奴らの方が逞しいのかもしれないねぇ)
亨は湯船で顔を一こすりすると、ある目的のためにざばりと立ち上がった。そのまま浴場の隅に移動し、辺りをそっと確認する。人の出入りが少なくなった頃を見計らい、亨はろっこん<縮身>であっという間に1cmほどに縮んでしまった。
(どうも隣は女湯らしいし……ちょいと覗いていくか)
異世界でもどうやら亨の悪い虫が騒ぎ出したようだ。湯煙の中、亨は移動出来そうな割れ目を探してとててと走り出した。
日が傾いてから大通りに来た
桜 月
と
北条 冬華
は、無事服の職人との交渉も済み、今日1日の汚れを落とそうと公衆浴場に来ていた。
「あの……月さん。私の格好、おかしいでしょうか? 通りを歩いている時視線を感じたんですけど……」
脱衣場に入った時、冬華がそっと月に問い掛ける。月は苦笑しながら答えた。
「服装はおかしくないよ、冬華さんはスタイルがいいから人目を引くんだよ」
月の言葉に冬華はぱちぱちと瞬きする。そして自分の格好を見ながら「ああ、なるほど……まあ、少し大胆な服ですからね」と呟いた。
そして2人は服を脱ぎ、浴場の方へ移動する。結局着てても脱いでも、そのスタイルで人目を引くことに変わりはなかったが。
女湯の湯船には、一足先に
水上 桜
が手足を思い切り伸ばし入っていた。
風呂に入る前にはしっかりと身体を洗い、体中にこびりついた
戦い
の残滓を徹底的に洗い落とした。身も心も完全に綺麗になったところで風呂に入り、この凶悪なまでのお湯の気持ちよさに完全にノックアウトされていたのだ。
(もうこのままでいいかも……)
しばらくぶりに心も身体も緩めていた桜のすぐ近くに、2人連れの女性が静かに浸かってきた。
「……ふうっ、今日は色々とやったから疲れた……」
思わず出てしまったのであろうその1人の女性の呟きに、桜はうんうんと頷いてしまう。
そうよね、ほんとお風呂って気持ちいいわよねと思いながら何とはなしにその女性達に目をやった桜は、そのまま固まってしまった。
(む、胸……!)
2人も美人で羨ましいくらい豊満な胸を持っていた。特に片方の女性はそれはそれは同性から見てもけしからんくらいで、桜はごくりとつばを飲み込んでしまう。
「あ、あの……?」
視線に気付いた冬華が戸惑いながら桜に話しかける。それが3人の出会いだった。
話してみたら何と寝子島からこちらに飛ばされたのだと分かった桜と月達。特に桜は黒竜討伐に参加していたので、桜がしてくれる攻城戦の話に、月と冬華は聞き入った。
そしてもう1人、その話に聞き入っている人物がいた。七峯亨だ。首尾良く女湯に忍び込んだ亨。図らずも攻城戦の帰還者に出会うことができたのだ。
(こいつは願ってもない好機だぜ。ましてや別嬪さんが3人も揃ってりゃ言うことなしってもんだ)
湯煙に見え隠れするその顔は、どれもこれも美人で可愛らしい。もう少し近くで拝みたいと、亨はじりじりと3人に近づいていく。しかし姿は見えないがその不埒な気配に、月がいち早く気付いた。
「何か……いる」
月は素早く桶を掴むと、隣の水風呂の水をすくう。そして気配のする方に思い切り水をぶちまけた。
「いしてーーーーーっっ!!!」
(※説明しよう! 「いして」とは亨の実家の御国言葉だ! 冷たくてビックリした時になんかに使うぞ!)
突然女湯に男の声が響き渡った。
「何?! 覗き?!」
「違うわ、姿が見えないもの! 魔物よ!!」
女湯はあっという間に大混乱となった。すぐに誰かが叫んだ。
「小人がいるわ!」
どうやら亨は見つかってしまったようだ。発見したお年を召したご婦人がもの凄い形相で亨を踏みにかかる。そして見事に亨はペラペラに……はならなかった。
「魔物かと思ってか随分と念入りだが、御生憎様」
進化したろっこんで1mmまで小さくなった亨。うまく隙間に入り込み、まんまと逃げおおせることができたのだ。その上何度も亨を踏みにかかって息の上がったご婦人に、<癒しの光>が宿った自分の指先から、小さく回復魔法を飛ばしてやることも忘れなかった。
「いして……って何ですかね……」
桜が湯船に浸かりながら呆然と呟く。月と冬華は顔を見合わせたが、黙って首を振ることしかできなかった。
何だかハプニングがあったが、お風呂に入ってさっぱりすることができた桜と月達。
身も心も完全回復した桜は、浴場に来る前に買っておいた服に着替え(着ていた服は返り血を浴びていたのでまた着る訳にいかなかったのだ)、街の散策に出かけた。勿論月と冬華のお店が開店したら遊びに行く約束をして。
月は色々と疲れていたので冬華に入念に全身マッサージをしてもらってから、2人で夕ご飯を食べに街に出かける。そして2人仲良く異世界の食事に舌鼓を打つのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
65人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月29日
参加申し込みの期限
2016年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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