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寝子島高校
【星幽塔】酒場にて →飲む →話す →外に出る →脱ぐ
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ここに逞しい女の子3人組がいた。
薄野 五月
、
畑中 華菜子
、
御薗井 E セレッソ
。
寝子島から突然サジタリオに飛ばされて来たこの3人は、その境遇にめげることなく、
「お店作れるアルか? ラーメン屋も作れるアルか? じゃあ、友達と一緒にお店を開くアルヨ!」(畑中華菜子:談)
と、元気にお店を開くことにしたのである。
お店は2軒。五月とセレッソは雑貨屋を、華菜子はラーメン屋を。空き屋通りを物色した3人は、上手い具合に二階建てと平屋の隣り合わせの物件を見つけることが出来た。早速3人は家主との交渉とその資金の調達ため、大通りに行くことにした。
「それにしても本当に暗いですね……」
外灯や店先のカンテラを見ながら、五月が溜息をついた。この街の人たちはどうやら慣れっこみたいだが、現代の寝子島から来た彼らには暗すぎる。
「でも五月ちゃんの魔法のお陰で明るいアルヨ! すごく助かるアルネ!」
五月の手元を見ながら華菜子が言う。五月の手のひらには小さな炎が灯されていた。それは五月の眼鏡チェーンに宿った<魔火の光>。五月は、
「ふっふー。確かに便利ですよねー」
と言いながらもう少し明るくしようと火力を上げた。
「とっても不思議な世界ナノ! 道行く人も何だかかわいいノ!」
髭を蓄えた屈強なドワーフが横を通り過ぎるのを見ながら、セレッソは青い瞳をキラキラと輝かせる。どうやら彼女はずいぶんと「かわいい」の許容範囲が広いらしい。
「さて、資金調達をしなければならないですが……」
注意深く辺りを観察しながら五月が言う。その言葉に華菜子とセレッソが頷いた。
「開店資金はたっぷり調達しないとアル!」
「物も他人もよく見極めなさいって
『あまもり質店』
のおじーちゃんもよく言っていたワ!」
やる気まんまんの3人。仲良しの友人達がいれば、見知らぬ世界での不安より、ワクワクの方が断然大きいのである。
彼らは手持ちの物などを売って資金調達をしようと考えていた。そしてそれは見事に成功する事となった。
ラーメン大好き華菜子はカップ麺を持ってこの世界に飛ばされていた。五月はろっこん<天水分>でペットボトルの水が(自販機故お金がいるが)出せ、星の力で火が扱えた。
さて問題です。カップ麺+水+火は? ……ご名答! 2人は商店の主人の前で、カップ麺を調理して食べさせたのである。
その美味しさと不思議さに驚愕した店主。五月の『なかなか腐らない不思議な水』(要はペットボトルの水だが)とカップ麺をかなりの高額で買い取ってくれた。
セレッソだって負けてはいない。彼女が持っていたのはかわいい缶バッジやキーホルダー。彼女はそれを宝飾店に持ち込んだのである。その見た事のないデザインに喜んだ店の主は、これも高値で引き取ってくれた。
首尾良く店舗調達+αのお金を手に入れた3人。空き屋も無事手に入れることが出来た。
その後は華菜子はラーメンの材料になりそうな食材を探し、セレッソは自身の指ぬきグローブに宿った<盗人の光>を上手く使いながら、五月と『かわいい物』探しで雑貨屋を歩く。そしてそれぞれに開店準備の物資を仕入れ、彼らの城となる空き屋に戻っていった。
空き屋に戻った3人は開店準備を始めた。
雑貨屋を開く五月とセレッソはパタパタとお店をお掃除。それが終わると、
「ここをかわいいものでいっぱいにしましょうネ!!」
と寝子島から持って来ていたり、この世界で仕入れた様々な雑貨を店中にディスプレイし始めた。
その品揃えは実に……独特であった。フランチェスカの姿を描いたポストカードみたいな物があるかと思えば、どこから仕入れてきたのかドワーフが描かれた大きな絵皿があったり。よくよく見れば愛嬌がないこともない、何だか呪いの人形のようなものをセレッソはカウンターにちょこんと置き、この街にある大きな教会を模した置物(いわゆるご当地グッズに当たるのだろう)を五月は満足そうに眺める。
そしてかわいいもの(……とへんなもの)がいっぱいになった店内で、2人はにこにこと笑い合った。
そこに元気な声が飛び込んできた。
「わぁ、可愛いものがいっぱいアルー」
それは自分の店の開店のために準備を進めていた華菜子である。
「華菜子さんの方の準備は終わったんですか?」
五月の問いに華菜子はエヘンと胸を張る。それを見てセレッソが弾んだ声で言った。
「じゃあ華菜子チャンのお店でらーめんいっちょうなのヨ!」
異世界でも華菜子のラーメンへの情熱は健在だ。中華っぽさが残るファンタジー風な衣裳を身に纏った華菜子は、丁寧に、心を込めてラーメンを作っていく。彼女の体内に宿るは<癒しの光>。彼女のろっこん<私の作ったラーメンに不可能は無いアル!>と合わさって、異世界に不思議な力を持ったラーメンを作り上げた。
「変わらず美味しいですね」
「とっても元気が出るノ!」
美味しそうに食べる五月とセレッソ。こうして3人が互いの開店を祝いあっていた時、店の扉がキイと開いた。
「何やら美味しそうな匂いがしたので失礼します……ここはラーメン屋さんですか?」
覗いた顔にセレッソが目を丸くした。
「紫苑チャン!」
「あら、御薗井さん」
それは風呂を終え、小腹を満たそうと店を探していた
巫部 紫苑
であった。セレッソの知人でもある紫苑。2人は異世界での再会を喜んだ。
そこにまたキイと扉が開いた。
「この世界でラーメンの匂いがするなんてねー……ライカ」
「だから僕は犬じゃないってば!」
工房『アルニラム』で一仕事を終えた
茨城 音夢
と
ロベルト・エメリヤノフ
である。千客万来となったお店で華菜子は笑顔で言った。
「ようこそ『小猫島軒』へ! ラーメン食べたら元気になるアルヨ!」
セレッソと五月は自身のお店の名前をどうするか話し合い。紫苑はペロリとラーメンを平らげた後お代わりしようか考え。音夢とロベルトは今後の人形制作について相談し。そして皆はこの異世界でのことをお互い話しながら、華菜子のラーメンを堪能した。
その和気藹々とした姿を見ながら華菜子はそっと呟いた。
「みんなのお店が大繁盛して……そしてみんなこの異世界で楽しく過ごせますように!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
65人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月29日
参加申し込みの期限
2016年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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