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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
激走！ 寝子島横断三人四脚駅伝！（最終区間）
●いくぜ寝子島シップ！ 最終区間・激動の中間地点
「竹チームが来たな」
暦の声で振り返れば。やや修がストッパー気味だが、快調に走る男子チームの姿。
意識されているのに気づいているのか、いないのか。竹チームは暢気なものだ。
「なぁ竜司、彼女達、可愛くね？」
「おー、もうちょっと若い方が俺好みだが。ツインテの子はあどけなくてイイな！」
鼻の下を伸ばした竹チームが、梅チームに迫る。
「おっ嬢さーん！ 今フリーですか？ 良かったら俺様とつきあってくれませんかっ！ 先ずは299 COFFEE（ニクキュー コーヒー）でお茶でも」
気取ってみたいお年頃、飲めもしないコーヒーをダシに、ナンパをはじめる望月。
かわいい姪が見たら、男嫌いが悪化しないか心配だ。
「……って、望月何してんだ！ 女性陣に迷惑だろうが！」
レース中の突然の友の発言に、竜司は面食らった。
「そこのロリ巨乳さんと元気っ娘さん、大丈夫ですか！ 後、胸揉ませてください！！」
いや、見事にシンクロしていた。
「……男子チーム暑苦しいな。おい、やめろコッチクンナ！」
アクシデントに備え、盾となるため外側につけていた天野が、しっしと払う仕草を見せた。
「やだ、なにあれ……大勢の前で何言ってるの？ 気持ち悪～！」
グラドルとしての活躍もしている絵梨菜が、あからさまなセクハラ発言に身震いした。
足を繋いでなかったら、得意の蹴りをお見舞いしていたところだ。
しかし怪我の功名。観衆の声援に動揺していた暦の緊張が、ここで全て吹き飛んだ。
「――ケダモノだ、相手にするな」
目が据わっている。
――雑念に囚われず、精神を研ぎ澄まし、仲間と心を通わせる！
「絵梨菜、逆巻。ペース上げるぞ！」
「うん！」
「オーケイ」
梅チームが速度を上げた。
そのまま、前を走る一般参加チームを追い抜き、トップに返り咲く。
【順位変動 梅チーム：1位】
その先は、寝子島ふぁんた爺ズのトラップゾーンだった。
「フォーゥ！ 皆ファイトじゃぞ――！！」
爺ズが脚を上げ、加齢……いや、華麗な踊りを披露した。
その動きは高齢者とは思えない程、キレキレ！
予想外の事態に弱い暦が、目を剥いた。
「ご老人方！ 貴方がたの、存在そのものが想定外なのですが！？」
「上條落ち着け」
優しく、諭すように天野が言う。
「ご年配の方がああして元気なのは、いいことじゃないか」
「お爺さん達もチアリーダーだねっ。最近は男の人でもチアやるんだよ☆ 結構上手いかもっ？」
自らもチアをやる絵梨菜は、状況をおおらかに受け入れた。
「あ、でも、あのハイキックはもうちょっと足上がった方が……」
想像したくないです。
「ふふっ☆ でも皆上手だね、応援ありがとー♪」
「ひょー！」
「爽やかですな」
「癒されるの～」
「出会った頃の婆さんを、思い出すな」
ほがらかな絵梨菜に、爺ズの顔もほころぶ。
パイを投げる事無く、爺ズは大漁旗を振って、梅チームを見送ってくれた。
少し遅れて、再び竹チーム。
「あーあ、彼女達逃げちゃったぜ」
「望月が変なこと言うからだろ」
「いや、二人ともおかしいって」
「おぉぉ、あっちにいる姉妹、可愛くね？」
言ってる傍から、望月が別の女性に食いついた。
「……奇遇だな望月。おれもあの可愛い姉妹狙ったぜ！」
竜司も意気投合し、わかりやすくコースアウト。
「おい、真面目にレースに……ちょ……走るの早っ……！」
2対1では太刀打ち出来ない、常識人の修がまたも引きずられることになった。
「お嬢さん！ 今暇かな？ 良ければ俺と乳くりあってくれませんか！」
がっついた男二人に、蜘蛛の子を散らすように、女性達が逃げ出した。
「わー、友人が申し訳ないぃ！！」
穴があったら、入りたい。
修が、涙目で頭を下げている。
ナンパにより竹チームは、順位を下げた。
【順位変動 竹チーム：7位】
「バッカ、竜司！ こういうのは、きちんと段階を踏んでだな」
「やべぇ……テレビ来てんのに、思い余って叫んじまった……親父と姉貴に怒られる。
……けど、これが本当の俺だ！」
どこまでもフリーダムな竜司だった。
「開き直ってる場合かっ！ レースをしてくれ、ナンパなら後で付き合うから！」
修の口をついて出た言葉に「へぇ？」と先輩達が目を丸くする。
「あ、違う違う。ナンパは絶対付き合わない！ とにかく、後にしてくれ」
慌てて訂正。
こんな時、ついあの娘を思い浮かべてしまうのは。
なぜなんだろう？
でも、今は。
この二人と一緒にレースに参加しているのを、彼女が見たり知ったりしませんように。
「竹チームが来たな」
暦の声で振り返れば。やや修がストッパー気味だが、快調に走る男子チームの姿。
意識されているのに気づいているのか、いないのか。竹チームは暢気なものだ。
「なぁ竜司、彼女達、可愛くね？」
「おー、もうちょっと若い方が俺好みだが。ツインテの子はあどけなくてイイな！」
鼻の下を伸ばした竹チームが、梅チームに迫る。
「おっ嬢さーん！ 今フリーですか？ 良かったら俺様とつきあってくれませんかっ！ 先ずは299 COFFEE（ニクキュー コーヒー）でお茶でも」
気取ってみたいお年頃、飲めもしないコーヒーをダシに、ナンパをはじめる望月。
かわいい姪が見たら、男嫌いが悪化しないか心配だ。
「……って、望月何してんだ！ 女性陣に迷惑だろうが！」
レース中の突然の友の発言に、竜司は面食らった。
「そこのロリ巨乳さんと元気っ娘さん、大丈夫ですか！ 後、胸揉ませてください！！」
いや、見事にシンクロしていた。
「……男子チーム暑苦しいな。おい、やめろコッチクンナ！」
アクシデントに備え、盾となるため外側につけていた天野が、しっしと払う仕草を見せた。
「やだ、なにあれ……大勢の前で何言ってるの？ 気持ち悪～！」
グラドルとしての活躍もしている絵梨菜が、あからさまなセクハラ発言に身震いした。
足を繋いでなかったら、得意の蹴りをお見舞いしていたところだ。
しかし怪我の功名。観衆の声援に動揺していた暦の緊張が、ここで全て吹き飛んだ。
「――ケダモノだ、相手にするな」
目が据わっている。
――雑念に囚われず、精神を研ぎ澄まし、仲間と心を通わせる！
「絵梨菜、逆巻。ペース上げるぞ！」
「うん！」
「オーケイ」
梅チームが速度を上げた。
そのまま、前を走る一般参加チームを追い抜き、トップに返り咲く。
【順位変動 梅チーム：1位】
その先は、寝子島ふぁんた爺ズのトラップゾーンだった。
「フォーゥ！ 皆ファイトじゃぞ――！！」
爺ズが脚を上げ、加齢……いや、華麗な踊りを披露した。
その動きは高齢者とは思えない程、キレキレ！
予想外の事態に弱い暦が、目を剥いた。
「ご老人方！ 貴方がたの、存在そのものが想定外なのですが！？」
「上條落ち着け」
優しく、諭すように天野が言う。
「ご年配の方がああして元気なのは、いいことじゃないか」
「お爺さん達もチアリーダーだねっ。最近は男の人でもチアやるんだよ☆ 結構上手いかもっ？」
自らもチアをやる絵梨菜は、状況をおおらかに受け入れた。
「あ、でも、あのハイキックはもうちょっと足上がった方が……」
想像したくないです。
「ふふっ☆ でも皆上手だね、応援ありがとー♪」
「ひょー！」
「爽やかですな」
「癒されるの～」
「出会った頃の婆さんを、思い出すな」
ほがらかな絵梨菜に、爺ズの顔もほころぶ。
パイを投げる事無く、爺ズは大漁旗を振って、梅チームを見送ってくれた。
少し遅れて、再び竹チーム。
「あーあ、彼女達逃げちゃったぜ」
「望月が変なこと言うからだろ」
「いや、二人ともおかしいって」
「おぉぉ、あっちにいる姉妹、可愛くね？」
言ってる傍から、望月が別の女性に食いついた。
「……奇遇だな望月。おれもあの可愛い姉妹狙ったぜ！」
竜司も意気投合し、わかりやすくコースアウト。
「おい、真面目にレースに……ちょ……走るの早っ……！」
2対1では太刀打ち出来ない、常識人の修がまたも引きずられることになった。
「お嬢さん！ 今暇かな？ 良ければ俺と乳くりあってくれませんか！」
がっついた男二人に、蜘蛛の子を散らすように、女性達が逃げ出した。
「わー、友人が申し訳ないぃ！！」
穴があったら、入りたい。
修が、涙目で頭を下げている。
ナンパにより竹チームは、順位を下げた。
【順位変動 竹チーム：7位】
「バッカ、竜司！ こういうのは、きちんと段階を踏んでだな」
「やべぇ……テレビ来てんのに、思い余って叫んじまった……親父と姉貴に怒られる。
……けど、これが本当の俺だ！」
どこまでもフリーダムな竜司だった。
「開き直ってる場合かっ！ レースをしてくれ、ナンパなら後で付き合うから！」
修の口をついて出た言葉に「へぇ？」と先輩達が目を丸くする。
「あ、違う違う。ナンパは絶対付き合わない！ とにかく、後にしてくれ」
慌てて訂正。
こんな時、ついあの娘を思い浮かべてしまうのは。
なぜなんだろう？
でも、今は。
この二人と一緒にレースに参加しているのを、彼女が見たり知ったりしませんように。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2013年05月11日
- 参加申し込みの期限
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- 2013年05月18日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2013年05月18日 11時00分
