激走！　寝子島横断三人四脚駅伝！（最終区間）｜リアクション

激走！　寝子島横断三人四脚駅伝！（最終区間）

「それではここで、もう一度、今回のレースの結果です」

【寝子島横断三人四脚駅伝！　結果発表】

■入賞チーム

総合優勝：梅チーム

総合第2位：一般参加チーム

総合第3位：松チーム

■惜しくも入賞を逃したチーム

総合第4・5位：一般参加チーム

総合第6位：竹チーム

総合7～12位：一般参加チーム

最終区間・区間賞：屍骸

「チャオ！　笑いあり、涙ありの大激走。今年の寝子島シップ、いかがだったでしょうか？
　このレースが皆さんの、そしてこれをご覧になった皆さんの、より強く深い絆となりますように！
　それでは皆さん、また来年の寝子島シップでお会いしましょう！！」

　リッカルドの声が、今年の寝子島シップの終わりを告げる。
　来年の寝子島シップがどんなものになるのか、それを決めるのは。
　ひょっとしたら、これを見ている君かもしれない。

――激走！　寝子島横断三人四脚駅伝！　終――

●……と見せかけて、ちょっぴりエピローグ

「いやー、今年も白熱したのう！」
　どんな時でも、センターを張ることだけは忘れない。
　目の部分に穴を開けただけの鉢巻マスクを外しながら。
　旧市街の漬物屋のおやじ、爺レッドがつるりとした頭頂部の汗を拭った。

「うむ、最後まで読めないレース展開じゃった」
　シーサイドタウンで養殖業を営んでいた、爺ブルーは白い歯を見せて苦笑。
　今日一日で、いっそう日に焼けた顔にサングラスをかけた。

「竹山、わかってるよな？　お前がビリだから、今年はお前のオゴリだ」
　アロハシャツに着替えた星ヶ丘の金持ち、爺イエローがブルーと呼ばれた老人の頭部をぺちぺち叩く。
　誰よりも光り輝く頭部を持つ、温厚な爺グリーンはその様子を微笑ましく見守っている。

「ちぇっ、仕方ないのぅ。梅川、松田……そして校長先生。今宵はオールナイトじゃ！！」

　　　　「「「「Yahoooooooo！！！！」」」」

　元気な寝子島ふぁんた爺ズの姿が、夜の街に消えていった。

このページにイラストを設定する

あとがき

担当マスター：メシータ
ファンレターはマスターページから！

【総評】
　松チーム：総合3位
　かなり極端なパラメータでしたが、友情を意識した息のあった連携は群を抜いていました。
　正確な状況把握で、弱点が掛け声やスカートめくり作戦で上手にカバー出来ていたのは、さすがですね。

　竹チーム：総合6位
　低い協調性が、アクションでさらに上乗せされてしまっていました。
　とはいえ完走を目指し、気負わず楽しみ方を心得た走りには、好感を持てました。

　梅チーム：総合優勝
　全体的にバランスが取れ、互いにフォローしあうチームメイトへの優しい気遣いがプラスに働いています。
　竹チームのナンパも、こっそり低めの根性への追い風になっておりました（笑）。

【区間賞】
　屍骸さん
　大胆なパラメータは、一歩間違えば地雷でした。
　途中棄権を回避し、チームの勝利に自らを捧げ尽くす内容のアクションを高く評価しました。

【マスターより】
　寝子島シップに参加された皆様、大変お疲れ様でした！
　『絆』をテーマに行われた、三人四脚。
　不自由ながらも、仲間と足並みを合わせて走るのは、一人で走る時とはまた違った楽しさがあるのではないでしょうか。
　これを機に皆さんの心の距離がいっそう縮まって、これからの寝子島ライフがより豊かなものとなりますように。

　それぞれの区間を担当したマスター、そして運営サイドも、選手の皆様と共に寝子島を横断させて頂き、大変光栄に思っています。
　初の連動シナリオということで、苦労もありましたが、全力疾走したこの道を、皆さんに少しでも楽しんで頂ければ、これほど嬉しいことはありません。

　全ての区間の寝子島横断三人四脚駅伝の参加者様、またそれを暖かく見守ってくださった皆様。
　この場を借りて、御礼申し上げます。
　このたびは、まことにありがとうございました！

↑ページトップに戻る