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寝子島少年科学団の、バック・トゥ・ザ・クリスマス
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【あの夜景をもう一度】
それはとても、不思議な一日であったそうです。
一月も半ばだというのに、街にはぺかぺか、灯るイルミネーション。揺れるキャンドルのほのかな炎。あちらこちらをリースが飾り、目の前には大きな……クリスマスツリー!
「何か、妙な気分だよなぁ」
「そうですね……」
傍らの
龍目 豪
のつぶやきに、
北原 みゆき
はうなずきつつも。
「まるで……夢の中にいるみたい」
頬はうっすらと紅潮して、胸はとくとく、早鐘を打ち。何だか頭はぼうっとして……幸せな気分。
やがてみゆきは、思います。これはきっと、クリスマスのやり直し。あの日は友だちと賑やかに過ごして、それなりに楽しかったけれど、それでもやっぱり、自分が望んだお願いとは少し違っていて。
そう……隣には、彼がいて。一緒に素敵な、美しい夜景を。幸せなひと時を……。
「……よし! 行くか、北原」
す、と自然に差し出された、大きな手。少し戸惑いながらもその上へ、手のひらを重ねたなら。
「はい、龍目先輩……!」
あの日に戻ってもう一度、ふたりだけの、クリスマスを!
「何か、欲しいものは無いか?」
彩り鮮やかな光が揺れる、ショッピング街の真ん中にて。問われてみゆきは、目をぱちくり。憧れの先輩にそんな言葉をかけられようとは、思いも寄らないことだったので。
しばしの逡巡……けれどこれが、得難い機会であることも理解できました。
「あの、先輩。それなら私……腕時計が欲しいです。あ、もちろんブランドものとかじゃなくて普通のやつで、だってそんなのもったいなくて使えないし……」
「はは、分かってるって! よし、ちょっと待ってろ」
軽快に、どこかへ駆けていく豪の背中はやけに大きく見えて、みゆきの胸はますますどきどき、高鳴ってしまいます。
先ほどにつぶやいた言葉のように、どこか心は浮ついて、頭はぼんやり……まるで、夢のよう!
「……メリークリスマス!」
す、と差し出されたのは、綺麗にラッピングされた、細長い小箱。その手をたどると、そこにはもちろん、明るい太陽のような豪の笑顔がありました。
「ま、高いもんじゃねえが」
「あ、開けても良いですか……!?」
「おう、もちろん!」
可愛らしく揺れるリボンをほどき、破らないように丁寧に、包装紙を剥がして……現れたのは、
「あっ……キレニャンコ!」
「どうせなら北原の好きなのを、と思ってな。ちょっと子どもっぽかったか……?」
頭をかいて豪は言うものの、もちろんみゆきは、ふるふるふる。大きく何度も首を振って、そうしてむぎゅっと、プレゼントを胸へと抱きしめます。
「そんなことないです! 先輩の買ってくれたものなら、何だって……!」
大好きなキレニャンコのキャラクター腕時計はもちろん、嬉しくも。けれど何よりも、豪が贈ってくれたプレゼントであること……それ自体が、みゆきにとって、何よりの贈り物なのですから!
さっそくぱちりと腕時計を左手首に通して、みゆきはにっこり。
「ありがとうございます、先輩っ。私、大切にしますね!」
「ああ、気に入ってくれてよかったぜ」
安堵したように、照れくさそうに笑う豪を見ていると、みゆきはじんわり、包み込まれるようなあたたかさを感じました。
訪れた
洋菓子店『Raton』
もまた、季節外れのクリスマスムード。まるでにわかに時が戻ったかのようで、
「あそこのショートケーキに、あっちフルーツケーキもお勧めですよ……あ、ブッシュドノエルまで売ってます! 後で買っていきましょうね、先輩♪」
「ああ、そうだな」
席へつき、さっそくぱくりと絶品ケーキを頬張り、朗らかに笑うみゆき。
そんな彼女の笑顔を見ていると、豪はひとつ、胸にちくり。ちょっぴり、罪悪感を覚えてしまいます。
(ずるいやつだと思われるかもしれねえが……)
クリスマスと言えば思い出すのは、あの日に参加した、
マッチングパーティ
のこと。まるで新たな冒険へと足を踏み出すつもりで、華やかな出会いの場を訪れてはみたものの、いささかに背伸びをしてしまった感は否めません。確かに新しい出会い……というより不思議な再会には恵まれながらも、そのおかげで、目の前のみゆきの誘いを断ることにもなってしまいました。
ひとつ頭を振って、パーティで傍らにいてくれた、上級生の彼女の飾らない笑みを、ひとまずは頭から振り払います。それはみゆきに対して、失礼なことのように思えたので。
「あの、先輩? どうかしましたか?」
「……ん? いや、なんでもねえ」
その後は他愛のないおしゃべりと、ケーキをぱくぱくぱくり、その甘さまでも堪能したなら、
「よし! それじゃこの後は、ブッシュドノエルを買って……そうだな。夜景でも見に行くか? あのでっかいクリスマスツリーが、良く見えるところに」
「はい、先輩。一緒に……!」
探検部の部長と、後輩。そんな立場にとらわれているのも何だか、今さらながらに、少し違うような気がしてきます。
今はただ、こうして……目の前にいる彼女の願いを、叶えてやりたい。にっこりと花咲くような笑顔に、豪はつられて微笑みながら、そんな風に思いました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月18日
参加申し込みの期限
2016年05月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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