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【彼の万年筆】
何だか、ぼんやり。
「……? あれ……私、確か公園で……おじいさんたちに、声をかけられて……」
「どうしたんだい? 綾辻さん」
目をぱちぱち、ぱちくりと瞬かせた
綾辻 綾花
の顔を覗き込む、
早川 珪
の怪訝そうな顔。ごく近いところに、唐突に。
「っ! 珪先生……?」
「うん、僕だけど……大丈夫かい? 何だかぼうっとしていたみたいだったけど」
きょろきょろ。周囲を見回しますと、見おぼえのあるそこは、シーサイドタウンのアウトレットモールの一角であるようです。先ほどまでは公園にて、野良猫たちとにゃんにゃん、楽しく戯れていたはずなのに……気付けばなぜだか、こんな場所。あの白衣のおじいさんたちがしきりにがしゃがしゃとやっていた、怪しげな機械のせいでしょうか?
「綾辻さん? 気分でも悪いなら……」
「……いいえ。違うんです……嬉しくて」
とはいえ綾花は、突然の変化を怪しんだりするのもそこそこに、にっこり、ふわり! 微笑みます。
思い募らせる、憧れの珪先生。彼との偶然の出会い、その喜び以上に勝るものなんて、他にありはしないのです。
「珪先生は、何をされてたんですか?」
「僕は、ちょっと買い物にね。服とか、本とか」
「じゃあ私、ご一緒しても良いですか……? 先生に似合う服、頑張って選んじゃいます」
なんて言ってみると、珪先生は少しだけ小首を傾げて思案した後に、
「そう? それじゃ、お願いしようかな」
生徒と距離の近い珪先生のこと、彼にとっては何気無いことではあるのでしょう……けれど綾花にとっては、大チャンス! 先生の買い物に付き合うなんて、まるでこれって、デートみたい! 自然と、わくわくしてしまうのです。
本屋さんを覗いて、新刊をチェック。あの本は図書室に置きたいね、なんて話をしてから、服屋さんへ。赤と黒、先生の好きなカラーのシャツをいくつか見繕ってあげたら、おしゃべりしながら何とはなしに、文房具屋さんへ。
「そうそう……
この前もらった
、インクボトルセット。ありがたく使わせてもらってるよ」
ずらりと並んだ万年筆を眺めながらに、珪先生がそう言うと、綾花は嬉しくなってしまいました。クリスマスの夜に渡したプレゼントを、ちゃんと使ってもらえていると聞いて、心はうきうきと弾みます。
「なかなか使いやすくてね、重宝してるんだよ。ありがとう」
「気に入ってもらえて、嬉しいです……! そういえば、珪先生はいつも万年筆を使われてますけど、きっかけは何だったんですか?」
図書準備室などでさらさらと、万年筆を手にお仕事をする彼の姿ときたら実に様になっていて、素敵だなぁ……と、綾花は思うのですけれど。そういえば今まで、聞いてみたことはありませんでした。
「ああ……いや、大したことじゃないんだよ」
少し照れくさそうに言って、珪先生はポケットから、するりと自前の万年筆を取り出して見せました。
「僕の好きな、とある作家さんがね、万年筆を愛用しててね。真似しているうちに、すっかり手放せなくなっちゃったんだよ」
「そうだったんですか……!」
「うん。手軽なシャープペンシルやボールペンもいいけど、今ではすっかり、この書き味の虜なんだ」
確かに言うとおり、他愛のない話ではありました……けれど綾花にとっては大事な、大切な、好きな人のこと。何だかひとつ、彼に近づくことができたような気がします。
シーサイドアウトレットを出ると、空はいくらか暗くなり、時刻は夕方。今日の寝子島は、何だかクリスマスが戻ってきたかのようで、ふわふわ、きらきら。不思議な感覚を覚えてしまいます。
「あ、そうだ……珪先生、連絡先を教えてもらえませんか?」
歩きながらふと思い出して、綾花がそうお願いしてみますと、
「ああ、そういえばそうだね。図書委員の仕事で、必要になることもあるかもしれないし……じゃあ、交換しておこうか」
「はいっ♪」
知らなかった彼の情報のみならず、電話番号とメールアドレスもゲット!
今日は何だか、ずずいと彼との距離を縮めることが出来た気がして、綾花はほくほく! ついつい、頬が緩んでしまうのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月18日
参加申し込みの期限
2016年05月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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