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湯上がりしっぽり、冬の宿
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● 湯あがり桜の降るがごとくに
雪明りで気づいた。
誰かに膝枕されていることに。
「……うう、何だか記憶がない……のぼせたかな?」
矢萩 咲
はゆるり身を起こす。
そこは薄暗い広縁で、浴衣姿の
七峯 亨
の愛おしそうに見つめる瞳と目が合った。灯りは消され、雪の仄かな明るさがふたりを照らし出している。
「……って、亨君? ここは?」
「咲の部屋。自分で招いたのに覚えてないんで?」
「むぅ……」
頭を押さえる。どうも露天風呂で子夜や貴子と会ったあたりから記憶が飛んでいる。
亨はその様子にくすっと笑むと、よく冷えたラムネを二本片手でつまみ、片方を咲の頬に押し当てた。
「さーき。折角の二人きり、誰も咎めやしないから。酔っちゃおうぜ」
「ラムネ……美味しそう……では頂こう」
「さぁ乾杯♪」
硝子と硝子を軽く押し当て、クっと煽る。
間もなく咲はまた酔いが回って来たらしく、亨の背中に腕を回すと子犬のように甘えて、胸板に頬をすりすりと押し付けた。
「えへへー♪ 亨君だー♪」
亨は悪戯狼のごとく目を細める。年上の、凛とした咲が、腕の中で甘えているのが堪らなかった。
咲の髪を撫でる。咲はすこし鼻を鳴らす。その音色は煽情的に響いて、亨の耳朶をやさしく打つ。
「我が桜よ」
亨は自らの浴衣を肌蹴させると、しっとりと声色を変えた。
「初めて酔うのを見た時はまだ片想いの好敵手で、間合いさえ知らなかった。それから幾度とやって、お互い勝手知ったる楽しさを得たのが今の手合わせか。思い返すと本当に、妙な縁だね俺達。他を当たりようのない縁だ……だから」
咲の浴衣の襟元に手をかける。抵抗はない。
衣擦れの音。
柔肌を、そっと抱きしめる。
言葉は咲の耳元に。桜も散ってしまわぬほどのやさしさで。
「指環で契るには未だ早いが。何里と知れぬ果てまで、俺だけと連れて、連れ添っては貰えんか」
咲は、ははっと、翅のように笑う。
「……? よくわかんないけど、咲も亨君とずっと一緒だよ、大好きだから」
解っているのだろうか。自分が言った言葉の意味が。
酔っている。
それを言ったら亨もそうだ。
「咲」
亨は咲を抱きしめたまま、そっと床に押し倒す。
「次は二人で温泉はどうだい。今度ぁ貸切で茶碗も漕いでみせようか」
「ん……」
咲の返事は吐息交じりに変わってゆく。
影は溶け、これ以上はもう、言葉はなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月14日
参加申し込みの期限
2016年05月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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