this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
無機質ワールドとオカシな戦士
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
17
つぎへ >>
【お菓子三銃士】
ところで、その頃の駅ビル内部では――。
「なんていうか、味気ない光景だなぁ……」
ごく普通に店の営業が行われていた。
衣料品売り場もその例外ではなく、建物の内部は無機質な店員と無機質な客達が無機質なやりとりを続けている。交わされるのは商品とお金だけで、そこには笑顔も、言葉もほとんどない。
神野 マキナ
はそんな店員と客とのやりとりをこっそりと眺めて、ふぅと深い溜息を吐いた。
「まったくです。店員さんとの何気ないやりとりだって、楽しいお買いものの一部なはずですのに」
うんうんと頷いてマキナに同意してみせたのは、同じく
八葉 るちる
だった。彼女のメイン武器はアップルパイロッド。先端にアップルパイをかたどった鈍器である。
「そうだに! お菓子のない、味気ない無機質な世界なんて、間違ってるに!」
あわやキャラ崩壊の危機に陥りかけていた
七音 侑
も力強く同意する。
彼女達は革命団の仲間内では三銃士と呼ばれる仲間同士だった。
「うん。二人ともその意気だ。大丈夫。何かあったら、ぼくが囮になって二人を守るからさ」
マキナが二人の少女の顔を順繰りに見て、パチンとウインクしながらそんなことを言った。その男前っぷりは相当なものがあったが、彼女はれっきとした女性である。
「マキナさん素敵なのです! でも、るちるさんだって戦えるのです!」
るちるはどこからともなく取り出したリーフパイ手裏剣を指の間に挟み込むと、すちゃっと構えて戦闘態勢を取った。
「ウチもこの金平糖マシンガンを撃ちまくるのに!」
侑も自慢の武器を構えて意気込みを語る。
(ウチらが力をあわせれば、町長も恐るるに足らずなのに! ただ……)
ただ、少しだけ侑には気にかかることがあるのも事実だった。
(団長が言っていた町長が最近雇ったらしい凄腕の傭兵とエージェントというのが気になるに……)
侑はそんな風の噂を思い出し、少しだけ不安になった。
と、そのとき。
「む。そこの君達。そんなところでコソコソと何をしている?」
「「「あ……」」」
ついうっかり巡回していた警備隊に姿を見られてしまった。
「二人とも、ここはぼくに任せて先に行って!」
次の瞬間にはマキナはもうチョコレートソードを片手に飛び出している。
「マキナさん!」
「一人じゃ危ないに!」
二人の声を背中に聞きながら、マキナは危険を顧みずにグングン進む。
「む。その武器は――さてはオカシ革命団の一員だな」
隊員が両手に無機質銃を構えようとするが、その手にマキナは大きく振りかぶったソードを叩きつける。
「ぐ……。痛いじゃないか、何を……」
「いいから、これでも食べて正気に戻ってよ!」
マキナは隠し持っていた『つちのこの里』を口を開けた隊員の口の中に放り込んだ。
「……っ、こ、これは……う、うまい!」
正気に戻った隊員が無機質銃を捨てて、歓喜の声をあげる。
「その味は新作なんだ。是非、味わって食べて欲しいな」
「マキナさん! 新手がっ!」
と、るちるが前方にリーフパイ手裏剣を投げながらマキナに注意を呼びかける。
「奥からどんどん敵さんが来るに! このままじゃ埒が明かないに!」
侑もまたマシンガンで金平糖をバラ撒きながら、マキナを援護する。
「……っ、次から次へと。よし、二人とも、この人は正気に戻ったみたいだから、うまく情報を聞き出しておいて! ここは、ぼくが引き受けた!」
マキナは言うが早いか、再びチョコレートソードを振り回しながら警備隊に正面から突っ込んでいく。
「えっ、だ、駄目なのです! それはあまりにも死亡フラグすぎるので――」
「……っ、八葉さん! 神野さんの気持ちを無駄にしちゃいけないに!」
「えっ……な、七音さん……何をするのですか……!?」
侑は秘密兵器の弾けるキャンディをまきびし代わりにバラまくと、るちると正気に戻った隊員の腕を強引に引っぱって、階段に向かってダッシュした。
(……神野さん、ごめんなさいに!)
侑だって、本当はマキナを見捨てたくはなかった。
けれど、それと同じぐらい侑はお菓子のない世界を何とかしたいという気持ちが強かった。
そして、それはきっとマキナもきっと同じはずなのだ。
だから、
(あとで必ず助けにくるに!)
侑は心の中でマキナにそう誓って、振り返らずに全力でるちると隊員の腕を引いて走り続けるのだった。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
17
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
無機質ワールドとオカシな戦士
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月12日
参加申し込みの期限
2016年05月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!