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無機質ワールドとオカシな戦士
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【決戦! リッカルド・ザ・マッスル!】
どうでもいいが、駅ビルの最上階の一室に、筋肉ムキムキの半裸のオッサンが立っているという光景はなかなかにシュールである。
「ついに辿り着きましたよ! さあ、町長さん、観念するのです――って、
なんで脱いでるのですかっ!?
」
捕まえた敵から最短ルートを聞き出して駆けつけた
八葉 るちる
が大声で叫んだのも無理からぬことである。
「ふ、次から次へと小癪な。みんなまとめて私の筋肉の錆に――」
「やかましいに!」
「ぐわーーー!」
台詞を言い終える前に、るちるとともにやってきた
七音 侑
の金平糖マシンガンがリッカルドの身体にヒットした。
「おお、決め台詞を最後まで言わせずに攻撃! 侑さんマジパネェのです!」
るちるが、そこに痺れて憧れる感じの視線を侑に送る。
「神野さんの仇なのに! 銃身が焼き尽くまで撃ち続けてやるのに!」
「それなんかマキナさんが死んじゃったみたいに聞こえますよ!?」
るちるの突っ込みをよそに、侑は構わずに金平糖の嵐をリッカルドをぶつけ続ける。
「おのれ! ならば、こうしてくれる!」
次の瞬間、リッカルドは顔の前で腕を交差させて腕の盾をつくると、それを構えたまま戦車のような勢いで侑の方に突っ込んできた。
「ににっ!?」
突然の反撃に侑がひるむ。
が、そのとき、どこからともなくリッカルドに忍び寄る影があった。
「目の前に敵に意識を奪われ過ぎるとは、迂闊ですね」
「なにっ!?」
影の正体は
常闇 月
であった。
リッカルドが月の存在を認識したときには、すでに彼女の体術がリッカルドを床に仰向けに転倒させている。
「このマシュマロを食べて、正気に戻るといいでしょう」
月が手にした大きな白いマシュマロをリッカルドの口に突っ込もうとする。だが、
「そんな手は食わぬわっ!」
「っ!?」
リッカルドは月の手を払いのけると、床を空き缶のように転がって体勢を立て直した。
さらにポケットに入っていた切り札の無機質拳銃を抜いて、月に向けた。
「……っ! まだ武器を隠し持っていましたか……!」
月がかすかに目を見開く。
「くらえ!」
リッカルドが引き金をしぼるのが見えた。
だが、そのときにはすでに
八神 修
が月の前に援護に入っている。
「――悪いな、その手は読んでいる」
修は言いながら、前方にリングチョコレートが高速回転することによって生じる力場を利用したバリアを展開する。
リッカルドの弾が修のバリアによってガキンと弾かれた。
「なん……だと……!?」
リッカルドが目を剥いた。
「凄い。あの使いどころの難しい武器の力を最大限に発揮させている!」
嬉しそうに言ったのは、そのバリアを発明した
恵御納 夏朝
だった。
「恵御納、自慢の発明――使わせてもらっているぞ」
小さく微笑んで、修はさらにバリアを展開し続ける。
「おのれ、だが、ひたすら攻撃し続ければ……!」
リッカルドが弾を連射する。
「む……」
修の顔が少し険しくなった。
と、そのとき。
「町長さん! ほうら、おいしいドーナッツだよ!」
「……ぬぅ!?」
次に駆けつけたのは、ユニット『あんドーナッツ』こと
澪乃 澄佳
と
小倉 もなか
だった。
澄佳の投じたドーナッツを、リッカルドはすんでのところで手刀で叩き落す。
が、それは牽制弾に過ぎない。
「チャンスだよう、もなかちゃん!」
「はーい! いっきまーす!」
二人が互いに視線をかわすと、次の瞬間には二人の武器が合体している。
「「二人合わせてあんドーナツバズーカ、とくと味わえー!」」
二人の声が重なると同時に、巨大なあんドーナツ状のエネルギー弾がリッカルドを襲う!
「ぐわーーー!」
リッカルドに改心の一撃。
ついにリッカルドはその片膝を床についた。
「く……。まだです。まだ、私はお菓子の存在など認めません……」
(よし、今がチャンスだ。ここでデパ地下にあった猫サブレを――)
と、修がバリアを解いて、猫サブレを食べさせようとしたときだった。
「町長さんのバカヤローなのです!!」
「ぴぎゃっ!?」
唐突に、るちるの手によって顔面に投げつけられたクリームパイに、リッカルドがカエルの潰れたような悲鳴をあげて地面に仰向けに倒れた。
いつのまにか、彼女のそばには無線で呼んだ仲間に用意させた、たくさんのパイが並んでいた。
「「「……!?」」」
藪から棒な展開に、一同は目を見開いた。
だが、そんな周囲の視線など、るちるはもう意に介さない。
「……」
るちるは無言のまま、後ろ手に何かを隠した状態でリッカルドに近づいていく。
「ぐ……。な、何をする気ですか……」
俯きがちで、前髪に隠れて表情がよく見えないるちるに気圧されて、リッカルドは尻餅をついたまま壁際まで後ずさる。
リッカルドの怯えっぷりは異常にも思えたが、そのときのるちるには何故かそうなるのもやむなしと思えるようなそんな不思議な気迫をまとっていた。
るちるはそのまま壁際に追い詰められたリッカルドの前に立つ。
誰もが、さっきまで剣戟の音を響かせていた、刀と遥斗でさえ、その一挙手一投足を固唾を飲んでじっと見守っている。
そんななかで、
「どうぞ」
るちるはリッカルドにそっと美味しそうなアップルパイを差し出した。
「え……?」
リッカルドは喉から間の抜けた声を漏らす。
「……運動の後の甘いものは、格別ですよ?」
「……」
にっこりと笑うるちるの顔とアップルパイを、リッカルドは無言のまま二度三度交互に見比べる。
やがて、リッカルドはおそるおそるといったふうにそのアップルパイを一欠片掴み、ゆっくりと口に運んだ。
「……ええ、とても、おいしいですね」
リッカルドがポツリとそう呟いたとき、
もはや彼の顔からはお菓子に対するあらゆる憎悪が完全に消え去っているように思われた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月12日
参加申し込みの期限
2016年05月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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