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九夜山ミステリー・凍り付いた山荘の悲劇~犯人はフジコ~
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●
二階に上がった
桜 月
は、唐突な目まいに襲われた。壁に手をつき深呼吸する。
「ツッコミどころが多すぎる」
じぇのさいだー☆フジコとか。
とにかく一度、部屋でゆっくり休もう。
そう思った時、肩に手を置かれた。
「月さん、大丈夫?」
「……君は」
見上げると頭一つ分ほど高い位置に、月を気づかわしげに見る青い瞳があった。
「たしか、朝野さんだったか」
赤髪の少女は
朝野 未沙
。隣の部屋だったと月は思いだす。
「あの、なんだか月さん疲れてるみたいだったから、チャンス――じゃなくて、心配で」
「そうか」
どうやら、気遣ってくれているらしい。
一瞬妙なフレーズが聞こえたが、これ以上疲れたくないのでスルーする。
「部屋まで付き添うよ」
「別に……いや、やはり頼む」
考え直し、月はその申し出を受けることにした。
「よければ、少し部屋で話でもしないか?」
思えば一人だと危険だ。なんだか体調もすぐれないし、誰かと話していれば気も紛れる。
「私で良ければ」
そう言いつつも嬉々とうなずく未沙。月はツッコミを自重した。
――と。
『ウフフフフフ』
ウィン、ガション! ウィン、ガション!
妙な笑い声と、不可思議な駆動音が廊下に響いた。
「え、なに?」
まるでロボ警官のような音に未沙が首を傾げる。月は徐々に大きくなるそれに危険を感じた。
「朝野さん、早く部屋へ」
「う、うん」
月は未沙の手を引き、部屋へと入る。
「早く閉めて」
言われるがまま未沙が扉を閉めると、月は即座に鍵をかけた。
「月さん」
「静かに」
息を殺して扉を見守る。やがて地響きのような声が聞こえてきた。
『オ・ト・ガ・シタワネ~☆ドォーコカーシラァ~?』
「ひっ……」
殺気に満ち溢れたその声に、未沙は本能的に身をすくませる。
じぇのさいだー☆フジコだ!
訳が分からないが、本能がそう教えてくれる。
あれは、フジコが獲物に狙いを定めた声だ。
「クローゼットに」
月が鋭く言って、未沙とクローゼットへ。同時にドアのノブが回された。
ガチャ。
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ!
荒々しい響きが部屋を満たす中、二人はクローゼットに隠れる。
「月さん。み、密着して」
「黙って、見つかったら終わりだ」
月が小声で言い含めたその時、扉の鍵が外された。
『アラ? 気ノセイダッタカシラ』
狭いクローゼットの中、息を潜めて外の様子を窺う二人。フジコは部屋の中に入ってきて周囲を観察する。
(なんとかなるか……?)
緊張する月。
一方の未沙は、衝動を抑えるのに必死だった。
(と、吐息がこもって暑い……汗ばんできちゃった。うう、月さんの立派なおむねが押し付けられて、柔らかいそれがあたしの中のナニカを刺激する……!)
言い訳するような、やたらと説明的な未沙の葛藤。
ろっこんの衝動に、彼女は抗い続けた。
いちびょう――。
(ダメ、もう抑えきれない!)
汗と興奮がトリガーとなって、未沙の手足が触手となる。
「!?」
身体に巻き付いてきた触手に、月の表情が一変した。
「朝野さ」
「ふふ」
理性の飛んだ未沙は変態オーラを漂わせながら、触手を月の服やスカートの中へと潜り込ませていく。
「や、やめ…………んっ」
身体を這い上がるおぞましい感触に声が上ずる月。しかしフジコに声を聞かれるわけにもいかず、手で口を覆い懸命にこらえる。
その表情を未沙がのぞきこんだ。
(声を出さないように堪えてる月さん)
凄く、可愛い。
触手から返ってくる感触も、すこぶる良好だ。
「ますます興奮してきちゃった」
月は殺意のこもった目を向けるが、「触手が勝手に動いて止まらないの。声、出さないでね?」と未沙が服の下の触手を動かせば、目尻に涙を浮かべて我慢するしかない。
未沙の触手が獲物に襲いかかった。
あれからどれほど時間が経ったのか。
気づけばフジコは部屋から消えていて、クローゼットから出た月は床にへたり込む。
「助かったねー」
開けっ放しの扉を見て言う未沙。月がゆらりと立ち上がった。乱れた衣服を正し、未沙を見据える。
「満足したかい? 私に」
「ええ」
未沙=触手は変態オーラを噴き上げ、嗤った。
「月さんさえ良ければ、もっと――」
「そう。だが、私は大変不快だったよ」
声を遮って、月が影を立ち上がらせた。立体化した影は即座に間合いを詰める。
動けぬ獲物と思っていた未沙=変態の目が驚愕に見開く。乱打が彼女の全身を捉えた。影は触手と化した足を鮮やかに刈り、鳩尾に肘を叩きこむ。
豪快に吹き飛んだ未沙は扉を通過して廊下の壁に直撃。呻く間もなく床に崩れ落ちる。
「今回はここまでにしておいてやる、次はないぞ」
息も絶え絶えに言って、月が扉を閉めた。カギのかかる音。未沙がそれを聞きながら笑顔を浮かべた。
「ふふ。素直じゃないんだから」
未沙=触手=変態は衰えぬ変態オーラを放ったまま舌なめずりをし――次の瞬間凍りついた。
『見ィツケタワヨォ☆』
じぇのさいだー☆フジコがにっこりと、未沙を見下ろしていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月23日
参加申し込みの期限
2016年04月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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