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冬の日。新たな始まり
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さてさて、宿題に悩まされてるのは
桃川 圭花
だけではない。ここにも1人、昨夜遅くまで宿題と格闘していた人物がいた。
「いそげいそげ! 時間遅れてる!」
今、桜花寮から学校に向かってひた走っている
夢宮 瑠奈
である。
アイドルグループ『CitrusCa'ts』の一員として、『未明(ほのか)せれね』の名で活動している彼女。冬休みは仕事も多めでなかなか宿題まで手が回らず、結局昨日の深夜までかかってしまったのである。
それでも何とか終わらせはしたのだが、朝はやっぱり少し寝坊してしまって。『完璧なカワイイ』を目指す彼女にしては珍しく、今朝は鏡も見ないで寮を飛び出したのだ。
校門の所で瑠奈は風紀委員の
北風 貴子
に呼び止められた。
「ちょっと、あなた……」
「ひゃっ?!」
まさか自分が呼び止められるとは思っておらずそのまま駆け抜けようとした瑠奈は、貴子のピシリとした声音に全身が硬直してしまう。
(え、え、あたしなにか悪いことやったかなぁ?)
起き抜けで飛び出してきた頭はうまく回ってくれず、わたわた慌てるばかりだ。
「あなた……」
パニックになった瑠奈は貴子の呼びかけを遮るように大きな声で答えた。
「あ、わかった! これですね! アクセサリー! かばんならいいかと思ってたんですけど。ゴメンナサイ、すぐはずしますー!」
「いえ、そうではなく……」
「あ、じゃあ制服おかしいですか? 短い? 背が伸びたのかなぁ? それならそれでちょっと嬉しかったり」
「―――あなた!」
ポンと貴子に肩を叩かれ、まくし立てていた瑠奈はビクッと目をつぶる。
(怒られるっ?!)
が、しかし貴子のお説教は飛んではこなかった。あれ? と思い、恐る恐る片目を開けると。そこには苦笑する貴子の顔があった。
「規則違反ではないんだけど、ちょっと教えてあげた方がいいかと思って。……ほら、ココ」
貴子は瑠奈の前に手鏡を差し出す。そこには見事にピンと右側の髪を跳ねさせた少女の姿が映っていた。
「―――!!」
瑠奈の顔がみるみるうちに真っ赤になる。貴子がスッと腕を組んでいった。
「身なりの乱れは心の乱れ。きちんと身だしなみに気を遣うのも、学生の仕事です」
「ハイッ! ありがとうございましたっ!」
耳まで真っ赤になりながら瑠奈は両手で鏡を貴子に返す。そしてもう1度大きくお辞儀をすると、脱兎の如く駆け出した。
(ああ、信じられないー!)
瑠奈はもう穴をブラジルまで掘って通り抜けてしまいたい心境だった。
貴子は言っていた。「身だしなみに気を遣うのも、学生の仕事」だと。じゃあアイドルの自分はどうなるのか。身だしなみはきちんと! 何てアイドルには基本中の基本、猫がにゃーと鳴くのと同じくらい当たり前の事ではないか。
雪の中を駆け抜ける可愛らしい女生徒の姿に皆が振り向くが、瑠奈は気が付きもしなかった。―――早く学校に駆け込んで、この寝癖を直さないと!
新学期早々、瑠奈は学んだ。
【どんなに急いでいても、カワイイを手抜きしてはいけない!】
……しかし、貴子が指摘したこの頑固な寝癖、この後なかなかに瑠奈を手こずらせたのだった。
*****
夢宮 瑠奈
は少々寝坊をしたが、
宮祀 智瑜
は結構な寝坊をした。久し振りの学校に、智瑜は目覚ましをかけ忘れていたのである。
階下からの祖母の心配そうな声に智瑜は目が覚めた。
「―――うそっ、今何時?!?」
ガバッと起き、慌てて手元の時計を見る。その顔から血の気が引いた。
そして、登校時間ギリギリの校門前。全速力で駆け込む生徒の姿すらまばらになっている中、キキキッと1台の軽トラが止まった。車体の横には『宮祀青果店』の文字。
そこから降りてきたのはおにぎりの最後の1口を食べ終わった智瑜であった。
「お祖父ちゃん、ありがとうっ!」
突然の軽トラ出現に周囲が唖然としている中、バタンとドアを閉めながら智瑜は祖父に手を挙げた。
(よかった、ギリギリセーフ! お祖父ちゃんお祖母ちゃんのお陰!)
智瑜は祖父と別れて校舎に向かって走り出す。
結局あの後、慌てふためいて転びまくる智瑜を心配して、祖父が店の軽トラで学校まで送ってくれたのだ。そしていつもしっかり朝食を取る智瑜のために、祖母は急いでおにぎりを握ってくれた。
ありがたいな、嬉しいなと思いながら走っていると、後ろから軽快な足音が聞こえてきた。
「あ、お仲間なのだ、おはようなのだ~!」
後木 真央
である。当初の予定通りほぼ寝子島を半周した彼女。早朝に猫鳴館を出たはずの彼女が校門をくぐる事が出来たのは、わずか閉門2分前だった。
「あ、おはようございます! 私恥ずかしいけど寝坊しちゃって……」
一緒に校舎に向かって走りながらえへへと智瑜がこの状況を説明する。わあと真央の目が丸くなった。
「それは大変だったのだ。真央ちゃんは寮出たのは6時半だったのだー」
「―――え?」
噛み合わない言葉と状況に智瑜は思わず転びそうになる。「危ないのだ!」と真央がしっかとその腕を掴んだ。
「教室に入るまでが勝負なのだ。真央ちゃん引っ張ってあげるのだ!」
バッビューン!
寝子島を半周したばかりの現役
陸上部員
に
引きずられ
引っ張られ、校舎に
放り込まれた
飛び込んだ智瑜。勿論間に合ったのだが、その疲労困憊ぶりをしばらくクラスメイトに心配される事となったのである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
43人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月17日
参加申し込みの期限
2016年04月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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