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冬の日。新たな始まり
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御巫 時子
が気付いたその雪は、登校途中の
鴻上 彰尋
に小さな変化をもたらしていた。
何だか、ワクワクするのである。勿論これは神魂の影響を受けたこの雪のせいなのだが、彰尋は知る由もない。俺雪に浮かれてる? と思っていた時、ポンと彼の背中が叩かれた。
「オッハヨ、彰尋くん。楽しそうだネ☆」
「武道先輩!」
生徒会長の
志波 武道
が笑顔で手を挙げていた。
「雪だね~、ヒエヒエだね!」
ブルブルとおどける武道に彰尋は笑ってしまう。
「あはは。でも、何だか雪って楽しいですよね!」
「確かに☆ でも俺としてはこの後の始業式がオソロシイね。校長の話が……」
「ああ、ガムダン……」
2人は顔を見合わせて肩を落とす。これに関しては本日の寝子高生全員の懸案だろう。
「ま、何とかなるっしょ!
放送部
も大変だけど、ヨロシクネ~☆」
「あ、はい! 武道先輩も
生徒会
頑張って下さい!」
彰尋の激励に武道はお茶目なウインクで応えると、手を振って走って行った。
(ほんと、気持ちのいい先輩だよな)
朝からピカピカの元気を貰った彰尋は、楽しく学校に向かっていった。
*****
半袖の制服とだぼだぼのコートが仲良く並んで歩いていた。先程お好み焼き
『うさぎ屋』
から弾丸のように飛び出してきた
宇佐見 望月
と
大田原 いいな
である。
「なーなーいーな、OS入試って何やりゃあ良いんだ?」
望月は降ってくる雪をはっしはっしと掴まえながらいいなに問い掛ける。いいながその目も半開きに呆れながら答えた。
「……叔父貴、それはOA入試のことじゃて」
「へ? OA入試? ……スンマセーン、マタマチガエマシター」
「もう良いわ。それよりも、受験教科を絞って勉強して行けばなんとか合格らいんにたどり着くのではないかの?」
「うへぇ?! 普通に勉強して入試しろってか、いーな!」
姪の提案に望月の眉が頼り無く下がる。いいなが首を傾げた。
「叔父貴は2学期のテスト、赤点は取らなかったはずじゃが」
「……イヤマァ確かにさー、こないだの期末はさー、赤なかったけどさー、ソレトコレトハハナシガ…………あーっ、武道ちゃんみーっけ!」
最後の大声にいいなが思わず耳を押さえ、周囲が全員振り向いた。彼の指さす先は、小さく小さく友人、
志波 武道
の姿。
「んじゃいーなおっ先ー!」
バビューンと一直線に弾丸望月は走り去っていった。
「ああもう、学友の姿を見たら一目散に駆けていきおったわ」
あの落ち着きのない叔父が本当に受験をするのだろうかと肩を竦めたいいなは、ひゅうと吹いてきた突然の北風に思わずコートの襟を立てた。だぼだぼのコートはいいなの頬まですっぽりと冷気を遮断する。
(……うむ、このこーと、実によく風を遮るのう)
コートに鼻まで埋めながら、いいなはこのコートの本当の持ち主に思いを馳せた。この冬、自分を寒さから守ってくれているコート。借りっぱなしになっているコート。
「……もう少し借りておっても大丈夫じゃろうがの」
天を仰ぎ、ここから離れた場所にいる自分の仇敵に呟いてみる。白い雪がふわふわといいなの顔に舞い降り、溶けていった。
(教室に着いたら、室内をすまほで撮って、仇敵にめーるで送ろう)
大きなコートにすっぽりと包まれながら、いいなは歩き出した。
「武道ちゃんオハヨー! 今日も半袖宇佐見望月参上!」
人間弾丸は見事に武道に命中した。
「―――ゲホォッ?!」
無防備な背中に突撃された武道は思いきり突き飛ばされ咳き込む。その背をトドメを刺すように望月がバシバシと叩く。
「聞いたぞ聞いたぞ-、リアジューオメデトーメコンチキショー! 俺様にも春をくれ、むしろ春よ来いってかー!!!」
何か鬱屈するものがあるのだろうか、最後は拳を握って望月は空に叫ぶ。武道が止まらない咳から何とか声を絞り出した。
「もっちーオハ……ヨ……☆ ちょ、俺に喋らし……て……」
瀕死の願いも望月にはちっとも届かない。
「どうやったら告白って成功するんですかー!? 武道先輩教えてチョーダイ!」
くーっと悔しそうに望月は軽そうなカバンをぶんぶん振り回す。
そして望月は数分後、息を吹き返した武道にそのカバンの軽さを指摘されて気が付くのだ。
本日提出しなければいけない冬休みの課題をまるまるっと忘れている事に。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
43人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月17日
参加申し込みの期限
2016年04月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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