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闇に沈みし混沌の糧
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圭花の前に置かれているのは黒い漆塗りの重箱だった。中身はこの季節らしいおせちである。
「お正月らしいっていうかなんていうか」
黒豆、栗きんとん、だて巻き、それからかまぼこ。
露骨に好みの順ではあるものの、比較的マイペースに箸を進めていた圭花だったが、ついにその箸が止まった。
数の子。
どうしようか、あわよくば誰かが代わりに食べてはくれないだろうか。
そう思って周囲を見回した圭花の目が、ボリボリという音を立てながら人参を咀嚼する刀の気まずそうな顔に止まる。
その表情を目にした時、圭花の胸にふと苦い思いが湧き上がった。
自分と違って高い才能を持ち、何をとっても勝つことのできなかった姉たちと、自分のことを思ってくれた祖母。
「そーいえば昔から苦手なのよね、これ」
数の子といえばおせち料理の定番の一つでもあり、また巷では好む者も多い人気の食材の一つでもある。
だが圭花は子供の頃から数の子が苦手だった。
小学生のころは毎年、祖母の家で正月を過ごしていた圭花達。
数の子が苦手な圭花のため、祖母はおせちを数の子抜きで作ってくれるようになっていた。
だがそれに圭花の姉たちが反発した。
姉たちは数の子を楽しみにしていたのかもしれないし、祖母が圭花の好みを優先させることに不満を感じていたのかもしれない。
「数の子がない」とこれみよがしに騒ぐ姉たちと、板挟みになる祖母。
居心地の悪さを感じ、いつしか圭花は祖母の家で正月を過ごすのをやめてしまった。
それ以来、数の子を口にすることなど無くなっていたから忘れていた。
小さくため息をつき、半ばあきらめの心境で数の子を口に運ぶ圭花。
噛むとプチっと口の中に弾ける魚卵特有の食感。
だが次の瞬間、圭花は手で口元をおさえて悶絶した。
「……!!」
例えていうならばプチプチとした塩辛。
ただしその塩気と生臭さは普通の塩辛の比ではない。
塩抜きをしていないんじゃないかというほどに刺激的な塩味と、鼻に強烈に抜ける生臭さ。
しかもそのうえ……。
「に、苦い」
何故か口中に広がるその苦さは、圭花の胸に広がる苦さをものの見事に上書きした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
白羽瀬 理宇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月07日
参加申し込みの期限
2016年04月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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