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闇に沈みし混沌の糧
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「いっただきまーす!」
どんよりとした気配を漂わせる男性陣とは対照的に、明るい声を出したのは碧南だった。
碧南の前に置かれている料理はハンバーグ。
ほんの少し形がいびつな気もするが、程よい焼き色が食欲をそそる。
修や刀の料理とは違う食べ物らしい食べ物を喜んだ碧南だったが、そのハンバーグを口に運んだ瞬間、うっと顔をしかめた。
「しょっぱ」
脂ぎった肉汁に含まれる、明らかに過剰な塩分。良く焼けた外はカリッと、生焼けの中はベチャっと。
混ぜこまれた玉ねぎは半生で辛味を主張し、ダマになったパン粉の甘さと不協和音を奏でている。
「これ……」
碧南の脳裏によみがえる記憶。
そう、碧南は以前これと全く同じ味のハンバーグを食べたことがある。
あの時のハンバーグは皿の上ではなく、女子中学生らしい可愛い弁当箱に詰められていた。
「大丈夫? 羽生さん」
桃川 圭花
が気遣わしげに碧南の顔を覗き込む。
「うん……」
何とか笑顔らしきものを浮かべて碧南は頷いた。
だが明らかに何かある様子の碧南に、圭花は眉を寄せるばかりだ。
碧南は小さなため息をついて、圭花にその訳を打ち明けた。
それは碧南がまだ中学生2年生だったときのこと。碧南には片思いをしている男子学生がいた。
その男子学生が好きだといっていたのがハンバーグだったのである。
折よく家庭科の調理実習でハンバーグを作ったとき、碧南はこれ以上にないほど真剣に実習に取り組み、ハンバーグの作り方を完璧にマスターした、つもりだった。
「もしかしたら、お近づきになるきっかけになるかもしれないと思って」
碧南の願いが叶ったのは幸運か、それとも運命のイタズラか。
ある日碧南は、意中の男子学生を含む友人たちと共に、九夜山へハイキングに行くことになったのだ。
碧南は朝早くから気合を入れてハンバーグを作り、それを弁当箱に詰めて、胸を高鳴らせながら出かけた。
「気分がすっかり浮かれていたからかな。失敗した……」
碧南はこのハンバーグはあの時のハンバーグと同じ味なのだと説明し、それきり口を閉ざした。
ハイキングの後日、碧南は男子学生に想いを告白したものの結果は玉砕。
失敗作のハンバーグが原因ではなかったのは幸いであるように思えるが、裏を返せば、ハンバーグが原因ではないということは最初から脈はなかったということでもある。
碧南は片思いの結果までは語らなかったものの、ポロポロと溢れだした碧南の涙に圭花はその結末を悟った。
「……なんであの時のこと思い出すかな」
呟いた碧南に返す言葉が見つからず、圭花は黙って碧南の肩に手を置いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
白羽瀬 理宇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月07日
参加申し込みの期限
2016年04月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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