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【お正月】初夢~今年のお年玉はダテじゃない!
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●SWEET SWEET DREAM?
「これだけの大金があれば面白い事ができそうだねぇ」
カバンの中身を確認し、
骨削 瓢
は「楽しみだぁね~」と笑みを浮かべた。
右手で握手をすれば、左手に包丁と七輪を隠し持つ男、瓢。
「まずは、と……この金を使って株を買い漁り、企業の買収をしようかい」
瓢はクツクツと、混沌のるつぼが煮えたぎったような声で笑いながら、金融街の方へと向かう。
「それじゃあ手始めに、このオンラインRPGを運営している会社から乗っ取ろうかねぇ」
『フツウ』をウリにしたそのPBWの運営企業は、瓢の無限の資金の前にあっさり陥落した。
新たにトップとなった瓢は、こんなことを言い出す。
「重大発表だよぃ、と。今運営しているコンテンツ、名前を『ほねそぎ!』として一から作り直してもらおうかねぇ」
『!?』
社員に衝撃が走る。それがやりたかったのか! と。
いい迷惑である。
こうして、瓢の独断・専横によるPBWコンテンツ「ほねそぎ!」が発表されたのだった。
……なんて感じで、瓢はその後も会社を次々に乗っ取っていった。
経済社会はカネこそ力。
圧倒的な力を持つ瓢に、企業といえどなすすべなく落城。『ほねそぎグループ』は斜面を転がる雪玉のごとく勢力を拡大していく。
「ついでに天馬グループも一時的に乗っ取って、ひびき嬢のオトンにあっしの実力を見せつけようかい」
気になるあの子へのアプローチ、にしては大多数に影響の出ることを言う瓢。
「どこぞの馬の骨が大企業の一人娘と付き合う事を認めさせるなら、これくらいのパフォーマンスがないとねぇ」
ドラマに出てくる悪い御曹司のごとく、瓢は暗い笑みを浮かべた。
「あれぇ?」
天馬 ひびき
は周囲を見渡す。花の咲く公園にいた。
(ああ、そっか。瓢さんとデートしてたんだっけ)
星ヶ丘の自室で眠っていた気もするが、白昼夢を見ていたようだ。
「瓢さん……あれ、瓢さん?」
隣にいたはずの恋人がいない。
慌てて周りを見ると、少し離れた場所に瓢がいた。ひびきに手を挙げる。ひびきは嬉しくなって、瓢の元へと駆けた。
その道中には、ふわふわとパイやケーキが飛んでいる。
「わぁ、甘いものがたっくさん!」
手にしたお菓子をどんどんバッグにつめこんで、ひびきは瓢を追いかける。
瓢はひびきが追いつくと微笑んで、歩き出す。
「にゅあ? どこに行くの?」
「良い景色が見れるところさぁ」
そうやって二人が来たのは高層ビルの最上階。
瓢の自宅兼、同ビル内にある企業の社長室だ。
「うわぁ~すごい」
大きな窓からは街を一望できて、ひびきが目を輝かせる。
瓢はそれに満足そうに笑うと、パソコンのキーボードを操作しだした。ひびきが画面をのぞくと、たくさんの数字があって、グラフの折れ線が上がったり下がったり。ギザギザ。
「瓢さん何してるの? ゲーム?」
ひびきが聞くと、瓢が説明してくれる。
「ばいしゅーもときぎょう? かぶしきこうかん?? ぎけつけん???」
耳慣れない単語にひびきは首を傾げる。
瓢には何か計画があるようだったが、ひびきには彼の語る計画はちょっと――実はとても――難しくて分からない。
(けど、頑張る瓢さんってなんかカッコイイ!)
ひびきの心は瓢にきゅんきゅん。
数字とにらめっこする、彼の真剣な横顔を見て『ほわーん』としていると、目が合ってドッキリ。照れ隠しににっこり。
そうやって隣に座ってディスプレイを一緒に眺めていたが、やっぱり分からないものは分からなくて、猫みたいな性格のひびきはすぐ飽きてしまった。
「ねぇ、あそぼうー?」
「いま、ちょうど相手が本腰をあげたようでねぇ」
ねだると、そんな声が返ってきた。
やっぱり対戦ゲームなのだろうか?
「悪いねぇ」
そう言った瓢がひびきの頭を撫でてきたので、ひびきはなんだか、それで満足してしまった。
「ううん、いいよー。ひびきも全力で応援するよ! 相手の人やっつけちゃえー!」
ちなみに相手はひびきの父親たちなのだが、それをツッコむ無粋な輩はここにはいない。
「うんと考える時は甘いものだよねっ。料理とお菓子作ってあげる」
えいっと白いエプロンに着替え、瓢のために愛情たっぷりのスイーツと食事を作り始める。
窓の外の景色が黄昏色に染まった頃、瓢の戦いは終わったようだった。
「お疲れ様ぁ。一服しましょう」
後ろからハグするひびき。彼女の準備も整っている。
「美味しい食事が出来ましたよん♪」
長机に白いテーブルクロスが掛けられ、その上に鴨のロース肉がトリュフやフォアグラに彩られていたり、七面鳥があったりなどの超豪華ディナー。飲み物はワイン……に見立てたノンアルコールカクテルだ。
オヤツには、大人っぽく甘さを抑えた抹茶ロールと煎茶を。
「乾杯♪」
グラスを触れ合わせると、涼やかな音が響いた。
「う? ひびきのパパの会社?」
楽しく食事をしていると唐突にそんな話が出て、ひびきは再び首を傾げる。
「パパに会いたいの?」
うなずく瓢。何が好きか聞いてくる。
「パパはお土産が大好きだよ。おっきなお土産持って行こうね!」
「了解だよぃ。土産も土産、ちゃんと認めていただければ、お返しできるものが沢山あるからねぇ」
そう言う瓢の意図はよく分からなかったが、楽しそうだからいっか、とひびきも笑った。
「――?」
星が丘の寮、ひびきの部屋。
大きなベッドで、ペガサスのぬいぐるみ『はやぶさ』を抱っこして眠っていたひびきは、寝ぼけた目をもう一度閉じる。
「んう……もうちょっと、だけ」
そして再び、今見た夢の続きへと、心地よい眠りに落ちていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月08日
参加申し込みの期限
2016年04月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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