this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【お正月】カルタ! ~つくってあそぼう~
<< もどる
1
2
3
4
5
…
8
つぎへ >>
「紅緒ちゃーん」「それ狙って読んでないよね」
双子からあらぬ疑いをかけられてしまったのは、紅緒が次に読んだのが
「
カ
ップリング、みんな違ってみんな萌え」と言うタルト作の札で、更に次に陽毬の作品
「
も
えたぎる、ねんりょうもっと下さい!」だったからだ。
次々とやってくる『おた女子札』に男たちが総崩れになってくれたお陰で、3枚の札はタルトの手の中だ。
「一度BLかるた作ってみたかったんだよね~。一人じゃ大変だけど、陽毬さんもおた系の読札だったお陰でいい感じ〜♪
みんなはどんな札を作ったのかな? イリヤくんたちは?」
「僕は……普通の、ですよ?」
イリヤの答えから単語を拾って、レナートが紅緒に言う。
「そうそれ、もっと普通の札読んでー」
「そうそう、英二のが多分普通だから」
「先輩それどういう意味ですか?」
「どういうってそりゃ、ねえ」
「うん、そうだ、ねえ」
双子にからかわれている英二を、紅緒は一瞥しながらため息をついた。有利不利が出る展開は面白さもあるが、誤解を招くようでは読み手失格だと真面目な性格ゆえ考える。
「Dとイヴァンに従う訳じゃありませんわ」ボソボソと言って、読札を手に取った。
「なんならもう一回切りますわよ、もうっ!」
紅緒が律儀にも読札を再び混ぜる間を、試合に参加する面々は札を覚える時間にしている。
……つもりだ。
武道は絵札の一枚を指していた。
「この絵うまいな? 誰がかいたのー?」
「んー、これイーリャの絵じゃない?」エリセイとレナートが振り返ると、イリヤがこくりと頷いた。
「へぇ、イリヤ君絵が上手なんだな! 俺はネタに走ろうと思ったけど、案外無難な感じにナッチャッタ」
「あ、これ凄い。月詠さんのでしょ、画材とか使ってたよね。ちゃんと日本っぽい絵だし」
「色も拘って、和色を使用したからね」
「まじ? 本格的だなー」
「私の居る場所が私の工房(アトリエ)になる!」
「なんかかっけー!」
「タルトさんの絵もある意味本格的だったけどね」
彼らは仲間が描いた絵の方にかなり気を取られていた。武道が「ってちがう! ちゃんと場所を覚えなきゃ!」と我に返ったのは大分後のことだった。
だが一方の誉と刀は、真面目に札を見つめていた。
誉は別の理由もあるが、刀の方はどの札がどこにあるのか記憶する為だ。
こうしたところで全ての札を覚えられる訳ではないが、意識をするのとしないのでは大きく違うと彼は考えていた。
そんな折にタルトが手を挙げる。
「ところで百人一首みたいに吹っ飛ばすのもあり?」
「良いんじゃないの?」
エリセイが適当に答えると、皆が頷いたりして同意を示す。
「おっし! 俺のクロールで鍛えたこの手の動きを見ろー!」
「はいはい見てますわよ会長さん。さあ皆さん、続けますわよ」
武道が後輩の少女に見事にあしらわれたところで、試合は再開だ。
「
マ
ンボウくん、猫が来たりてきゅうと鳴く」
読札の頭あたりでマンボウくんの存在を捉えた武道は、クロールで鍛えたと言った通りに素早い動きで飛び出した。
彼の利き手は右だが、利き腕は左であるらしい。左の手でマンボウくんが描かれた絵札を弾き飛ばした。
「HAHAHAとったぁー!」
一緒に跳ね上がった他の札を乗り越えて、飛ばした札を見せてきた武道に、紅緒はフルフルと首を横に振る。
「お手つきですわ」
「え? おてつき?」
言われて札を見直した武道は、マンボウの絵をじっと見つめて不思議そうに首を傾げ、それがマンボウであってマンボウ『くん』で無い事に気付き、それから絵札の上にある円の中に書かれている文字が『き』なのに漸く行き着いた。
「……これ違う! ナンデ!!?」
「あ、はい。取っちゃった」
レナートが猫に懐かれて目をくるくるさせながらきゅうと鳴いている吹き出しが描かれたマンボウくんの絵札を持って、横に振っている。翠響が「あたしの」と少し嬉しそうにしていた。
「因みに武道がお手付きしたのは、俺が描いたやつね」
「うん、大体内容も分かった。お前の事だから寄——」
言いかけたエリセイの口を塞ぎ、武道は耳を寄せた。
「何々?」
「ごめごめ。レーナはねーこういう時いじわるするから。絵をマンボウくんに似せたのは引っ掛け。
でもあれのいじわるはこんなもんじゃなくて——」
エリセイが声を潜めて話すお手付きの一回分の間に、次の札は一番集中していた刀と誉のチームが取っていた。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【お正月】カルタ! ~つくってあそぼう~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月06日
参加申し込みの期限
2016年04月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!