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奇妙な昼休み~先生、ろっこん発動しっぱなしです~
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「なんじゃ、今日は客が多いのぉ。そっちのもカレー食うか?」
「……この匂いだったのか」
永遠は、絢子と巧の姿を見て安堵する。巧が「堪忍な」と申し訳無さそうに言えば永遠は苦笑する。あらかた、絢子を追いかけていったのだろう、と。
そして、ここで初めて彼は気付いた。自分の後を1人の少女が追っていた事に。金髪の少女はぴょこん、と部屋を覗き込んだまま笑顔で言った。
「はじめまして。トワは
トワ・E・ライトフェロゥ
ですっ! 小学校が午前中で終ったので、high school来たマス!」
トワはそう言って胸を張った。永遠は「あれは見間違いじゃなかったのか……」と内心ため息を吐いた。
「トワ、お腹がすいたと泣いている子見つけたデス。だから、トワのlunchをわけて上げたかったですよっ」
と、トワもお弁当を取り出す。丁度カレーを半分食べた絢子は、その可愛いお弁当にも興味を示した。
「よかったな」
永遠がそういって絢子に笑いかける。そして、一応買ってきたサンドイッチをテーブルに置いた。
「ん? それなあに?」
「これはサンドイッチだ。……食べるか?」
彼の問いかけに、絢子は少し考える。巌が用意した量は、子どもが食べるにはちょうどいい量である。だが、絢子はそれも食べたくなってしまった。
「あーちゃん、サンドイッチも、食べたーい! お兄ちゃん、ありがとー♪」
満面の笑顔で受け取ると、絢子はビニールを破ろうとして四苦八苦。今にも泣きそうな顔になったのを見た永遠がすかさずフォローすると、絢子の表情が和らいでいく。
トワのお弁当のおかずももらい、もぐもぐと幸せそうに食べる絢子の表情に、その場にいる皆が和んでいる。そんな中、巧がカレーのお代わりをこっそりお願いする様子に、巌は思わず苦笑したりもした。
――化学室。
その頃。
御巫 時子
は、想いを寄せる
五十嵐 尚輝
のためにお弁当を化学室へと持っていっていた。彼女は『もれいび』故にテオの声もばっちり聞いているし、状況もなんとなくではあるが、把握していた。
(尚輝先生はこのままでも……といいますかこのままの方がいいですね)
尚輝の『ろっこん』は、『バードサンクチュアリ』という物。鳥が囀り続ける事以外を除けば特に混乱を招く事は無いだろう。
化学室では、5時間目の授業に向けて準備をしている尚輝の姿があった。彼のぼさぼさ頭からは小鳥が顔を出し、ぴちち、ぴちちと鳴いている。その愛らしい姿にほっこりしていると、尚輝が時子に気づいた。
「おや、こんにちは」
「こんにちは、先生。お弁当を持ってきました」
時子が頬を僅かに朱に染めながらそう言えば、尚輝は「ありがとうございます」とゆっくり頭を下げ、準備の手を止めた。時子は保温されて暖かいままのお弁当を机に置き、笑顔で差し出した。
共に食事を取りながら、時子は尚輝のふわふわとした髪から顔を出し、囀る小鳥へ己のろっこん『鳥の囀り』を発動させる。
『やな天気だね。こんな日はのんびりするに限るよ。ねぇ、尚輝さん!』
小鳥は尚輝へと語りかけているようだが、尚輝は気付かない。時子は小さく苦笑した。
(五十嵐先生も、鳥さんとお話できるろっこんだったら……)
ちょっとだけ、想像して頬をぽっ、と赤くする時子。尚輝はそんな彼女を不思議に思いながらも、手作りのお弁当を堪能する。
「おいしい、ですね……」
「あ、ありがとうございますっ。先生、お茶もどうぞ!」
尚輝のそんな言葉に、時子は嬉しくて表情を緩める。時子は蕩けたような笑みになるのを堪えながら、小鳥のおしゃべりにも耳を傾けるのであった。
――家庭科室。
ほのぼのとしたランチタイムも終り、巌は片づけをはじめる。あと15分もすれば5時間目が始まるだろう。
永遠は、それとなく絢子の様子を見ると、凄くにこにこしていた。美味しいお昼ご飯を食べ、少女はお腹が一杯になったようだ。だが、元の姿に戻る様子は無い。永遠は顔に出さなかった物の、内心では「おかしいな」と思っていた。
「トワは探検します! では、あーちゃん、タクミ、イワオ、もう1人のトワ、グッドラック!」
そういってトワは金髪を揺らして行方を晦まし、巌はがはは、と笑う。だが、絢子は本来授業の時間なのである。永遠は元に戻らなかった絢子を見、内心で頭を抱えた。彼に出来た事は、調理実習に来るだろう面々にメッセージを残すことだけだった。
「ホンマは片付けとか手伝わなあかんのやけど……ちぃ、とやぼ用があってな」
「用事をすませてくるんじゃ。細かい事は気にするな」
済まなそうな顔をした巧の言葉に、巌は豪快に笑って彼の背中を叩く。巧は絢子に「家庭科室からでたらあかんで」と言ってその場を去った。
因みに、5時間目と6時間目は調理実習でケーキを作る事になっていた。だが、家庭科室は実に美味しそうなカレーの香りで満たされていた。
「気にするなっ! カレー味のケーキが有ってもええじゃないか!」
「これは、換気が必要だな」
巌はがははは、と豪快に笑う傍らで、永遠が肩を竦めている。そんな様子に、絢子はきょとん、と首を傾げるだけであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月03日
参加申し込みの期限
2016年05月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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