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奇妙な昼休み~先生、ろっこん発動しっぱなしです~
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お見合相手が見られるのではないか、と期待していた清一郎はちょっと残念に思いつつも修と共に追いかけるが、ここで彼らは足を止める。本屋を出てから以降、1度スマホを見た後転ぼうとして以来、尚はまったくドジを踏んでいなかったのである。
「あれ? さっきからドジ踏んでないなぁ」
「あぁ。もしかしたら神魂の効果が収まったのか?」
清一郎と修はよかった、と胸を撫で下ろした。……が、そこで清一郎は気づく。白いハンカチがそこに落ちている事に。誰のだろう、と思って清一郎が拾い上げると、尚と紫が戻ってくる。
「先生、どうしたんですか?」
「ちょっと忘れ物しちゃいまして……。あ、ありました!」
紫の問いに尚が笑みを零して言う。彼女の視線の先には、清一郎が拾ったハンカチだった。
「拾ってくれて、ありがとうございます。須藤君と八神君もお買い物ですか?」
「「えっ?!」」
こっそりフォローするつもりだった2人は、このまま帰る予定だった。どう答えようかうろたえたものの、清一郎が修の肩を抱き、
「今からちょっと飯でも食いに行くトコなんですわ! こいつのおごりで!」
「割り勘だろ、そこは!」
清一郎の言葉に修が反論する。だが、仲の良い様子に尚と紫はおもわずくすくす笑ってしまう。尚は紫と修、清一郎に笑いかけると、近くの店を指差した。
「今日は色々と手伝ってもらいましたから、一緒にどうですか?」
「え? ええんですか?!」
「こら、押さえろ須藤!」
目を輝かせる清一郎を窘める修。紫はきょとん、としていたが尚は穏やかに頷く。
「丁度お腹も空く頃ですし、一緒にご飯にしましょう」
尚はそう提案し、結局4人で食事を取る事になった。
――ボクシング部・部室
(やっぱり、攻めづらい……っ)
リングの上では、
桜庭 円
が
牛瀬 巧
を相手にスパーリングを行っていた。円は攻めづらさを憶えながらも同時に手ごたえも感じていた。
巧は円に手加減はしているものの、確実に有効打を入れてくる。いかに躱すかが円にとっての課題だった。
(本当に……強いっ!)
そう思わずにはいられない。今まで戦ってきた相手の中でも、上位に入るかもしれない。それでもリングを意識し、自分に有利な試合運びが出来ないか考えた。
巧は、普段とは違う、真剣で、それでいて楽しそうな顔だった。違った一面を見れたのも円としては面白い。
ややあって円が一撃を決め、アラームがなる。タイムアップだ。滝のように流れる汗を拭いながらヘッドギアを脱ぎ、円は深く息を吐いた。
「腕、上げたなぁ。後は自分のスタイルを決めるだけやないか」
巧がにぃ、と笑ってそういい、彼もまたヘッドギアを取り、息を吐く。だが、リングを降りた途端、神魂効果が抜けたのだろう。普段の衣服を纏った、普段の巧がそこにはいた。僅かに顔を顰め、左腕を押さえたように思えたが、次の瞬間には苦笑し、汗を拭う巧がいた。
(腕、どうかしてるのかな?)
円はちょっと気になりながらも顧問に声をかける。
「せんせー、ちょっと疲れた?」
「まぁな。リング離れてけっこう経ってるからなぁ。せやけど、久しぶりに楽しい試合ができたわ」
巧はどことなく、先ほどに似た笑顔で答える。
「ボク、まだまだだなーって思いました。これからも色々教えてください!」
「ワシに出来ることがあるならな」
円は目をキラキラさせてそういえば、巧が彼女の頭をくしゃくしゃと撫でる。なんとなく師弟関係が築かれている感じがする円なのであった。
――化学準備室。
放課後、
五十嵐 尚輝
を訪ねた
御巫 時子
は、既に小鳥がいなくなっている事に気がついた。それを少し寂しく思いつつも時子は尚輝にコーヒーを入れる。
「小鳥の声、聞こえなくなりましたね」
時子がそっとそう言うと、尚輝は僅かに頷いた。
「寂しい……ですね。小鳥の囀りは、心が和みますから」
尚輝は時子に礼を述べながらビーカーをもらい、ゆっくりとコーヒーを飲む。そうしながら沈んでいく夕日を見つめ、のんびりした。
「そう言えば先生、好きな食べものとかありますか?」
それとなく時子が問いかける。と、尚輝は僅かに考える。コーヒーをごくり、と1口のみ、ややあって彼はゆっくり答えた。
「好きな食べ物は……特にありません。野菜が、苦手な……だけで」
尚輝のその言葉に、時子は「えっ?」と僅かに声を上げる。野菜が苦手なのは知っているが……。
(お弁当に色々入れてみて、感想を聞いて把握しましょう)
時子はそう、内心で気合を入れる。部屋が夕焼け色に染まる中、彼女は尚輝にむかってしっかりとした声で言った。
「先生、私……もっとお弁当作り、がんばりますね!」
「……? は、はい……、がんばってください……」
尚輝は、ちょっとだけ、時子の気迫に押されたように答えるのだった。
こうして、全ての神魂効果は落ち着き、平穏が戻った。だが、いつ再びこんな事が起こらないとも限らない。今度は、貴方がそうなってしまうかもしれないのだ。
(終)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月03日
参加申し込みの期限
2016年05月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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