this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
R&R Agency:File02:コピーする女
<< もどる
1
2
3
4
5
…
14
つぎへ >>
● 五藤トモミについての調査・2
(犯人について心当たりがないというのは嘘だ)
衛は思った。現にアツヒロは、R&Rに『華菜子』という名前を持ち出して保護を求めている。
みんなにもそれは分かっていただろう。けれど、そのことを口に出すメンバーは誰もいなかった。
(それともアツヒロは第三の人物に狙われてるように見せかけて自身が疑われないようにしてのか? あるいはこの刑事がどこかに噛んでる?)
衛は後ろ頭を掻く。推理するにはきっとまだ、カードが足りない。
調査はリビングに移っていた。
殺されたトモミとナナコ。ふたりは高校時代の同級生だという。そこで卒業アルバムなどを探したが、トモミはこの部屋にそれら過去の思い出の品を持ち込んでいなかったらしい。
利平は顎のあたりを擦って考えた。
「ちょっと整理な。犯人はたぶんもれいびだろ? 犯人は最初の石原を殺す為に五藤に化けてるんだよな? なら部屋に不審な髪の毛が落ちてたりしねーかな」
「髪、ですか? それはどんな関係が?」
中刑事が聞き返したので、利平は説明した。
「もれいび、っていうのはさ、ろっこんを発動させるための『条件』があるんだ。防犯カメラの映像を見た限りだと、犯人はトモミの髪を咥えた途端に変身した。つまり『変身相手の髪』が必要なんじゃねえかな」
「なるほど……『髪』はキーワードというわけですか。トモミとアツヒロの髪は落ちていました。人間の髪は意外と抜けますから、当然と言えば当然です。それ以外となると……お待ちください、問い合わせます」
中刑事が本部と連絡を取る。すると調べて折り返すという返事があった。
連絡を待つ間を利用して、能美子が尋ねる。
「刑事さんは、私たちのようなもれいびについてどう思ってるんですか?」
「いやぁ、正直言うと、アタシのような堅物には理解が難しいです」
「娘さんはどんな風にもれいびの事を言っていました? ……あ、娘さんのお名前とか聞いてもいいです?」
「愛実(めぐみ)っていうんですがね。愛実が言うには、寝子島には変わった力を持ったひとたちがいる、って。神の火を貰った人々、もれいび、って言うらしいと、まあその程度で。お父さんみたいな頭の固い人には理解できないだろうけど、なんて言われてそのときは多少カチンと来たんですが、そのせいで『もれいび』という言葉が逆に心に引っかかったんでしょうな」
「ちょっと立ち入ったことを伺いますけど、娘さんとトモミさんたちが知り合いだったということは?」
中刑事は尋問されれいることに気づいたようだ。かか、と笑うとこう答えた。
「いやぁ、そりゃあないと思いますがねぇ。いや、ナナコの店はシーサイドタウンにありますから、店は知っているかもしれませんけど」
と、中刑事の携帯が鳴った。
「はい……はい……二人以外の毛髪が……は、かしこまりました」
電話を切ると、中刑事はみんなに告げる。
「どうやら、二人以外の毛髪が検出されているようです。ひとつはナナコ。もう一つは染めていない黒髪、ということでした。黒髪の方は現時点では誰のものか分かっていません」
「トモミって車は持ってたのか?」
質問したのは衛だ。中刑事が答える。
「車は所有していなかったようです。職場のクラブとこのマンションとは徒歩圏内ですし、地下鉄や鉄道もありますから、必要なかったんでしょう」
「なにか気になる事でもあるのか、卯木?」
利平が考え込む衛に尋ねる。
「ああ。事件は深夜だろ。電車もないよな。寝子島と関内の事件が同一犯による連続殺人事件だとしたら、犯人はどうやって移動したんだろう、と思ってさ」
「確かになぁ」と利平も宙を仰ぐ。
「俺も映画好きだから推理物とかも見るけど、結局大事なのは動機とかじゃねーんだよな。ソイツが実行出来る状況にあったかどうか、ソコだけ気にすりゃ良い気がするぜ」
利平と衛の話に耳を傾けながら丹念に部屋の中を調べていたさゆるは、ソファの脇に投げ出されていたパソコン雑誌を何気なく捲った。
(なにか警察に見落としがあるんじゃないかしら。手がかりになるもの……それは、『そこで日常的に過ごしている人間にはわかっていても、外部の人間にはわかりづらい』場所に、隠しているわけでもなくごく普通に置いているのではないかしら)
ふと、さゆるはページを捲る手を止める。
「このページだけ、切り抜かれている……?」
カッターのようなもので、ページが丸ごと切り抜かれている。
さゆるはこれが気にかかった。そういえばこの部屋にパソコンの類いはない。ある意味、この雑誌は異物だ。
さゆるの不審そうな顔に能美子が気づいた。
「朝鳥さん、それが気になるの? よかったら私にも見せて」
能美子はさゆるからパソコン雑誌を受けとり、そっと<役立たずの逆さ時計>を発動させる。
はじめに感じたのは感情。
妬みのような、蔑みのような、それでいて陥れてやろう、というようなグレーがかった感情。
それから見えてきたのはグラビア。水着姿の二十歳くらいの美女がポーズを取っていて、ピンク色の太字でモデルの名が記されている。それは――
「『華菜子?』」
口にした名に、中刑事が反応した。
「華菜子! その人物についてご存じなんですか?」
<< もどる
1
2
3
4
5
…
14
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
R&R Agency:File02:コピーする女
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月24日
参加申し込みの期限
2016年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!