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R&R Agency:File02:コピーする女
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● 五藤トモミについての調査・1
翌朝。
横浜、関内、夢から醒めたような虚しい色合いの裏路地。
朝鳥 さゆる
は白い息を吐き、相変わらずの曇天を見上げる。
R&R社から連絡を貰ったとき、さゆるはたまたま殺害現場となった関内近くのラブホテルで、気だるいまどろみの中にいた。ベッドの中で寝息を立てているのは行きずりの相手。帰る、なんてメモも要るまい。丁度いい暇つぶしになりそう、その程度の気持ちで、手早く身支度を済ませてホテルを出てきた。
二十歳前後の大人の女性に見えるさゆるは、まるでこれから会社に出勤するOLのような顔をして、早朝の街に靴音を響かせながら、伊勢佐木町の裏通りを川の方へ。
交差点を二つ三つ行ったところにあるマンションが指定された場所だった。
五藤トモミが住んでいたマンションの前では、
握 利平
が待っていた。
ちょうど都内のホテルに詰めていた篠田班から連絡があり、昨晩は何事もなく過ぎたとのこと。
間もなく中 義治刑事とともに殺害現場の確認をしてきた
卯木 衛
と
弘明寺 能美子
も合流する。
利平、さゆる、衛、能美子の四人が関内班ということになる。
中刑事はさゆるの姿を見ると「今回はお世話になります」と警察手帳を見せ、大人にするような堅い挨拶をした。おそらくさゆるを社会人だと思ったのだろう。自分が年齢より上に見られるのには慣れているので「こちらこそ」と誤解を解かずに握手する。
部屋に入る前に、能美子が殺害現場の状況について簡単に報告した。
現場は昼営業のお店が多い路地で、昼間は人通りもあるけれど夜になると意外と静まり返る場所であった。
「供えられた花に隠れるようにしてまだ血痕が残ってて……痛ましいわ。私、山手出身だから関内は生活圏だったのよね。そこでこんな事件が起こるなんて……」
能美子はショックを受けたような面持ちでかぶりを振る。
続いて衛の報告。
「現場の位置から監視カメラが確認できるかどうかもチェックしてきた」
犯人が監視カメラにわざと映った可能性を考えたのだ。
「カメラは街灯の上の方にあってさ。昼間は辛うじて確認できるけど、夜となるとどうだか……というところかな。はじめからそこにカメラがあると知ってて敢えて映る位置で殺した可能性もあるけどさ」
それには中刑事が見解を述べる。
「どうですかねえ。映像を見る限りでは、犯人が監視カメラを意識しているそぶりはないように思います」
話しながら二階に上がり、中刑事の手配で、マンションの203号室を開けて貰う。すでに警察の調査は済んでいるので、自由に見てくれていいという。
「アタシどもも一通り調査はしたのですが、如何せん不思議な力を前提には調べません。あなた方だからこそ気づくことがあるのではないかと期待します」
中刑事は頭を下げる。
「任せとけ。それじゃ、」と利平はカメラを回す。
「あー、あー、五藤トモミの部屋に到着。捜査開始するぜ」
◇
トモミの住まいは、洋間二つと広めのリビングダイニングというつくりだった。
掃除は苦手であったらしい。生活ぶりが分かるのはレンジや換気扇まわりは綺麗なのに、キッチンには洗っていないコップや口紅のついたチューハイ缶が置きっぱなしであるところか。
洋間の方は、一つは寝室、一つはクローゼットルームだ。
調査はクローゼットルームから行うことにした。
「直接の殺害現場じゃねーけど、よく調べねーと。そう、タンスとかブラジャーとかパンツとか……」
利平はカメラを回したまま、おもむろにタンスの引き出しを開ける。
そこには、色とりどりの布切れが、無造作に仕舞われていた。
それを摘まんで、利平は思わずかすれ声になる。
「……おお」
赤である。ちっちゃくてひらひらである。
さゆるが、(その程度のものがなにか?)という眼差しで一瞥したのとは対照的に、大人な下着を見てしまった利平と衛は思わず頬を紅潮させる。
「ちょ、何撮ってるのよ」
少年たちの様子に気づいた能美子がぱっと利平のカメラを奪い取った。
利平は言い訳がましく言った。
「これだけは確認せねばと……あーでも相手が死んでるって知ってると、パンツ見ても盛り上がらねーな。やっぱ、中身が妄想出来てこそ……か」
利平はパンツに手を合わせ、綺麗に畳んでふたたびタンスにしまう。
それにしても、だ。
こう、ひらひらで刺繍やレースの入った下着というのはそう安いものではなかろう。それが引き出しいっぱいに詰め込まれている。部屋を見渡せば溢れかえるほどのブランド物のバックや靴、ドレスにアクセサリーの数々。トモミは羽振りがよかったのだろうか。
次に見たのは寝室だ。ここには明らかに男の気配があった。
ベッド下に落ちていた男物のヘアスプレー。
「これって……」
アツヒロって男のものかな、という言葉を衛は飲みこむ。
トモミのヒモだったという篠田 アツヒロ。
R&Rが彼をかくまっていることを、中刑事には伝えていない。
犯人は姿かたちを変えるろっこんの持ち主。中刑事が実は犯人である可能性を捨てきれない。
そこで衛は素知らぬふりで中刑事を呼んだ。
「刑事さーん。トモミってだれか男と同棲でもしてたのかな」
すると中刑事は「どうもそのようです」とアツヒロの名を出した。
警察もさすがに彼の存在は把握済みであった。
「事情聴取は?」
「はい、任意ながら。実は、彼に事件のことを連絡したのは警察なんですよ。彼は事件当夜、遊び仲間と飲み歩いていてアリバイがあったもんで、聞き取りも簡単なものでした。その後……昨日の午前中ですか、警察の立会の上、この部屋にも来たんです。とくに怪しい素振りはありませんでしたが、部屋はもともとトモミのものでしたし、あんな事件もあってここに帰る気にはならんかったのでしょう。服などまとめて持って出て行きました」
なるほど、と衛は思う。アツヒロはその足でR&Rに保護を求めたという訳か。
「その男、犯人について何か言ってなかったのか?」
「心当たりがないの一点張りでしてね。ただ……こりゃ刑事の勘ですが、あの男は何か知っておる気もします」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月24日
参加申し込みの期限
2016年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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