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\ オーバータイム!/
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豚は出荷よー!
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走る。走る。走る。
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
カジカは走る。後背には豚たち。手には豚肉の入ったビニール袋。
町中で見つけた豚たちを豚肉で釣ったカジカは、逃げ続けていた。
すでに息は上がって喉はカラカラに乾き、足は棒のようになって汗で身体中びっしょりだ。
「これ……協力、ちがう……っ!」
呻くように声を上げながらも、けれど少年は駆け続ける。あと少し。目と鼻の先にある地点にまで到達すれば、この苦しい追いかけっこも――。
がしゃん。金属音。
「よう。来たな」
貫司の笑顔が視界の中に入ってきて、カジカは気が抜けたようにへなへなと膝から崩れ落ちた。
「つ……疲れたぁ……」
「ご苦労さん。お兄ちゃんが後でウマイもん食わせてやるからな」
座っていたドラム缶のような缶詰から貫司は立ち上がり、労うように軽くカジカの頭を撫でる。苦労が報われて、カジカの涙腺が少し緩みそうになるのも仕方のない話であった。
「大漁大漁。さっきのと合わせて5匹分か」
豚と言ったら食料。元寮生として、猫鳴館の腹の空かせた後輩どもに豚料理を振る舞っても良いだろうな、などと考えつつ、ガシャンガシャンと二重、三重に缶詰を缶詰にしながら貫司は顎を撫でる。
その時であった。遠くから「ぴぎぃい!」と豚の鳴き声を二人が聞いたのは。
「まだいたの……!?」
びくりとカジカは肩を震わせて鳴き声の聞こえてきた路地裏の方を見やる。また囮に使われるのか、と絶望した表情だった。もしも「行って来い」などと言われた時には、泣いてその場にうずくまってしまうだろう、と思わせるくらいには。
無論、さすがにそれ見てそのようなことを言えるほど貫司も非情な人間では無い。彼は頬を掻きながら、ほれ、とへたり込んだカジカに手を差し伸べる。
「今度は一緒に行くか」
「っ…………」
じわり、とカジカの目の端に涙が溜まったのを貫司は見てしまった。少年はうつむいてぐしぐしと袖で自分の目元を拭いながら無言で頷いた。
きっと安心して涙が出てしまったのだろう。そのことは貫司にも察しが付いたであろうが、さしもの彼も多少はバツが悪そうに苦笑していた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
豚野郎
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月20日
参加申し込みの期限
2016年03月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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