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寝子島高校
ウィンター! 部活動のお時間です! ~文化部編~
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プログラムの前半が終了した。
汗をぬぐう皆に、圭花がずいっと顔を寄せる。
「休憩時間、けっこう長いわね……ふっふ。鎌倉ってロケーション。調べたら、いわゆる甘味処ってやつがたくさんあるそうじゃない?」
「甘味処ー?!」
ののこが大きな声を上げ、目をキラキラ輝かせる。
そんなののこの様子に、ののこに食べ歩き仲間と思われている麗仁も援護することにした。
「せっかくだから鎌倉散策したいと思っていたところだよ。甘味処もいいね」
「そのへんのお楽しみはリーダーの裁量次第だけど、せっかくだしあんみつで一休みとか期待するくらいはいいわよね」
と、一抹の邪念、いや期待をこめて圭花は夕莉を見つめた。
「甘味処ですか? さすがにそんな時間は……」
言いかけた夕莉だが。
きゅるるるる……
人一倍熱心にプログラムに励んでいた夕莉のお腹から小さく音がした。
(う、お腹が鳴った……。いっぱい体動かしたし)
「……僕もあんみつとか食べたい、かも……」
控えめながら夏朝も主張する。
「……じゃあ、みんなで行きましょうか」
「わーい、賛成! 行こう!」
夕莉のOKに飛び上がって喜ぶののこ。
「写真で見たことはあるけれど、間近に見る大仏様はやはり圧巻だ」
真面目に散策する麗仁だったが。
「あそこよ! ラッキー、すいてるわ! 普段なら長蛇の列よ」
圭花の声に、女性陣の目は自然と甘味処に吸い寄せられていく。
見本の白玉クリームあんみつの、白玉の大きさと数に夏朝が驚く。
「え、僕の知ってるあんみつと違う……」
「白玉がピンポン玉みたい!」
ののこもよだれをたらしそうになった。
「そうよ、他のあんみつとは全然違うんだから!」
なぜかドヤ顔の圭花。
わくわくしながら待つと、ついに白玉たっぷりのあんみつが運ばれてきた。
「うわ、白玉がすごいボリューム!」
「あったかくてモチモチでおいしい♪」
皆も口々に歓声をあげる。
「うん、皆で一緒に食べる甘味も美味しいね」
甘いあんみつのお口直しにお漬物とお茶のサービスまであって、みんな大満足だった。
プログラム後半が始まった。
「後半はいよいよ台本を持って演技に挑戦してもらいます。演目は『大きなかぶ』です。各グループに分かれて配役を決めてください」
「大きなかぶかー」
説明を聞き、皆が台本を受け取って目を通す。
「役は、おじいさんにおばあさん、孫・いぬ・ねこ・ねずみですね……」
夕莉が役を挙げながら数えていき、ちょっと考えて言った。
「人数的に一人足りないので急遽カラス役を増やしましょう。シナリオの最初と最後に状況を説明する役です」
「最初と最後だけでなく合いの手を入れてもいいかもしれないね」
「じゃあうりゅは犬の役するね! 2本足で歩くか4本足で歩くか……」
さっそく手を上げた雛は、すでに演技の方法を考えている。
「僕は『ねこ』役希望。他に希望する人がいれば譲るけど……」
皆の顔を見ながら夏朝が言う。
「ねこかー」
考えている様子のののこに夕莉が言う。
「野々さんと串田さんはおじいさん・おばあさん役をやってみませんか?」
「おじいさんとおばあさんかー。クリスマスのサンタさんのおヒゲを持ってくればよかったかも」
と言うののこに、
「え、それって主役なんじゃない?」
美弥子が慌てる。
「好きな役を選んでもらっていいですが、せっかくの機会だし、どうでしょう? 恥ずかしいですか?」
夕莉の問いに、ののこは即答する。
「恥ずかしくないよー。お芝居なんだし。ねえ美弥子ちゃん」
「あ……うん。動物とかうまく演じられるかわからないし、人間のほうがいいかなあ?」
「それじゃあ、私がおじいさんやるね!」
とののこ。
「それじゃ……おばあさんやっていいかな」
美弥子も決心したようだ。
「私は『孫』役をやらせてもらうわ」
圭花が言う。
「私はカラス役にするわ」
夕莉が言い、
「なら僕はねずみの役だね」
麗仁が微笑んだ。
「皆で楽しく、アドリブ入ってもOKって事で」
「はーい」
夏朝の言葉に、皆が同意した。
時間一杯使っての練習の後、ついに皆の前での発表だ。
「き、緊張するね……吹奏楽でステージに上がるときはセリフなんてなかったし」
美弥子がちょっと硬い表情になっているが、ののこは気楽なものだ。
「大丈夫、そんなに大勢人がいるわけじゃないし、練習通りにやろうよ♪」
「次は、寝子島高校演劇部の皆さんです」
アナウンスと共に、芝居のスタート。
すでにのんびり昼寝の演技をしている猫役の夏朝。
カラス役の夕莉が羽ばたいて樹に留まる演技をする。
「カァカァ! ある日、おじいさんがかぶの種を植えたところ、そのかぶはとっても大きくなりました」
あまりクセは付けずに聞きやすいような声を意識する。
「やあ、大きくなった、大きくなった。こんなに大きいかぶははじめてだ。はやく抜いてもっていこう」
おじいさん役のののこ登場。ちょっと腰を曲げて、おじいさんになりきっている。
「うんとこしょ、どっこいしょ。ううん。これはてごわいぞ。ひとりではだめだー。ええと、おばあさーん」
台本とセリフがところどころ違うのは、アドリブというより覚えていないようだがご愛嬌。
ここでおばあさんの美弥子が登場する。
「……まあ、なんて大きなかぶでしょう。こんな大きなかぶは見たこともない」
肺活量があるだけに、セリフがよく通っている。
「うんとこしょ、どっこいしょ。うんとこしょ、どっこいしょ」
二人はかぶをひっぱる演技をする。
「それでもかぶは抜けません、カァ」
夕莉のカラスの合いの手が入る。
「孫や、助けておくれ~」
二人は孫に助けを求めた。
「はーい。お爺ちゃんもお婆ちゃんも、もう若くないんだから無理しないでよ!?」
心配性の孫を演じるのは圭花だ。他のグループの参加者が、「そう来たか」というような表情になり頷く。
身長といい舞台度胸といい、衆目を惹きつける存在感があった。
「どーしても引き抜くの?しょうがないなー……」
美弥子の後ろについて、かぶを引っ張る。
「それでもかぶは抜けません、カァ」
「こりゃだめだわ。犬を呼びましょう」
「ワンワン!」
雛が四本足で走ってきた。
「このかぶ抜けないのよ、手伝って!」
孫の圭花の声に、びっくりして思わず立ち上がる演技。
「あれ、僕2本足で歩けたんだ! じゃあこの、前の手でかぶをひっぱるよ!」
雛のアドリブに、他の参加者から笑いが漏れる。
「うんとこしょ、どっこいしょ。うーん、猫さんも寝てないで手伝ってよ」
さっきから寝ている演技をしていた猫役の夏朝は背伸びして起きて、びっくりしてみせる。
「うにゃー!? 犬が二本足で歩いてるにゃ。ぼくも手伝うにゃー!」
普段はぼんやりした雰囲気だが、演技の時は見違えるように表情豊かになる。
ちょこちょこと駆け寄り、前の人を頑張って引張る仕草と演技をした。
「うんとこしょ、どっこいしょ……」
「それでもかぶは抜けません、カァ」
最後にねずみ役の麗仁が登場した。
「おやおや、みなさん。どうしたのですか」
麗仁は可愛らしさを交えつつ、ねずみの『小ささ』『か弱さ』をきちんと表現できるように演じている。
女性参加者たちの熱い視線が麗仁に集中した。
「大きなかぶがぬけないのよ。でも,ねずみさんの力じゃ無理無理」
と言うのは孫の圭花。
「でも、いないよりはましでしょう。僕もひっぱるチュー」
「うんとこしょ、どっこいしょ、うんとこしょ、どっこいしょ……」
「それでもかぶは……」
「抜けたあっ!」
みんなが後ろにひっくり返った。
「こうしてかぶは無事に抜けましたとさ、めでたしめでたし、カァ!」
自然と拍手が湧き起こった。
「とても自然体でチームワークが取れていて、いろいろ工夫もされていて良いお芝居でした」
講評でも高い評価を受けることができた。
「体験プログラム……とっても楽しかった! また機会があればやってみたいな」
プログラムを終えた興奮冷めやらぬまま、夏朝が言った。
「非常に有意義な体験が出来た」
麗仁もつぶやいた。
「うん、楽しかった~」
ののこも美弥子も楽しめたようだ。
「皆……本当に、ありがとう!」
そう言いながら夏朝は思う。
(ののこちゃんや串田さん……他の部でも、楽しい経験できるといいな。そして……それぞれが望む部活に入って部活動を楽しめますように!)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
24人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月16日
参加申し込みの期限
2016年03月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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