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ウィンター! 部活動のお時間です! ~運動部編~
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「よーし、じゃあ俺達も体をあっためとくか、日暮」
「そだねー。僕は縄跳びをとりあえずするよ」
士から声を掛けられた日暮は自分のバッグに手を伸ばす。
「俺は縄跳びしてからシャドーするかな……」
大きな姿見を見ながら考えていた士は、鏡越しにののこと目が合った。
「野々達とはよく会うな。ここでのメニューはどうなってる?」
「あのねー、円ちゃんと先生が色々教えてくれるよ!」
「そうか、ならよかった。まあ楽しんでな」
「うん!」
ニカッと笑うののこに手を挙げると、士も自分のトレーニングのため縄跳びを手に取った。
練習場で黙々と部員達は汗を流す。
円は基本的なパンチのフォームをののこと美弥子に教えていた。真剣に聞く2人の肩に円は優しく手を置く。
「初めは打つことの楽しさを感じてくれればいいから。サンドバッグでも叩いてみようか」
そして小さめのサンドバッグを打っていた冬華に声を掛ける。
「ごめん、冬華ちゃん。隣いいかな?」
「あ、はい、いいですよ」
揺れるサンドバッグの動きに合わせながらフットワークをしていた冬華がその足を止めた。ぷるんと揺れるその胸に、思わず美弥子がジャンプをして自分の胸を確かめ、深い溜息をついた。
「初めての方は大きいサンドバッグがいいですよ。私が後ろで支えましょうか」
そう言ってにっこりと笑う冬華。
「ありがとう!」
ののこ達も笑顔だ。丁寧にやり方を教え始めた冬華の様子を後ろで見ながら円も一息つく。と、彼女の肩を誰かがぽんと叩いた。
「巧先生」
「部長、お疲れさん。ミット打ちはワシが見るから」
そう言うと巧は円の頭をわしわしと撫でる。その手の温かさにへへと円の口元が綻んだ。
「よし! よし! いいで、串田さん!」
巧のかけ声と共に、テンポは遅いながらも小気味いいパンチの音がミットを響かせる。
(へぇ、結構頑張ってるな)
彼らの様子を見ながらねむるは黙々と縄跳びをしていた。彼の縄跳びは練習用の重い物だ。跳び続けていたねむるがまたふとリングを見ると、円が巧と何か話している。そして巧がリングを降り、円が入れ替わりにミットをつけた。
(うちの部長って面倒見が良くて……ボクシング、好きだよなぁ)
ねむるが跳びながらちょっと笑う。そしてそんな部長の気持ちが分かってしまうのも、またねむるが同じ気持ちだからだろう。同じ気持ちなのだが……ねむるに眠気が襲ってきた。
(やば、あくびでそう。手も塞がってるしどうしようかな)
まさか手を止めあくびをする訳にもいかない。跳び続けながらねむるはそっと下を向き、こっそりとあくびをした。途端に巧のだみ声が飛んだ。
「日暮君、見えとるぞー! ほんとに坊主になりたいかー?!」
「ふえっ?! すみませんー!」
自分の坊主姿にねむるは眠気を吹き飛ばした。
円はののこにミット打ちを指導する。ののこのフォームは正直めちゃくちゃだったが、
「ほっ! やっ! とう!」
と楽しげに円のミットめがけて打つその姿に、円も楽しくなってくる。
もっとののこに楽しくなってもらいたいと、円はののこの打ちやすい角度にミットを持ち、当たる瞬間にミットを軽く叩きつけていい音を立ててやる。パシン! と快音が響き、「わー! 気持ちいい!」とののこの笑顔が零れた。
(うまく迎えてあげて……これ案外難しいな、いい練習になるかも)
ちょっとテンポをあげてリズミカルに指示を出し始めた時、どやどやと相手校の部員がロードから帰って来た。
練習試合の組み合わせを決めるため、巧が相手校の顧問と話し始める。
両校はしばしの休憩に入った。
「ふぃー、疲れたぁ!」
試合開始までの束の間の休憩時間。ののこと美弥子はペタリと床に座り込んでしまった。
「練習どうだった? 割と楽しかったんじゃない?」
自分のメニューを一通り終えたひびきがののこ達に声をかけた。
「うん、楽しかったよ! ね、みやこちゃん」
「ほんとほんと。サンドバッグが燃えたー」
「それなら良かった。これから試合形式になるから、応援よろしく」
ひびきは満足そうな2人に微笑むと、離れて座る円の横に歩み寄った。
「……対戦相手は誰になるかな」
相手顧問と話し合っている巧を見つめ、ひびきは呟いた。汗を拭いていた円も手を止め、視線をそちらにやる。
「ボクはピンだからもう大体決まりだけど……ひびきちゃんはどうだろう」
「あたしはセンセーに少し上の相手とやりたいって言っといた」
「……ここの高校どう思う?」
円の問いにひびきは冷静に答える。
「この学校の周りは階段も坂道もあるし、これを走り込んでるなら足腰の強さとスタミナは結構だと思う」
「だよね」
「でも」
ひびきは静かに言葉を続けた。
「あたしもそれなりに練習してきたつもりだ。そう簡単に負けるもんか」
言い切ったひびきの闘志を秘めた表情。その横顔に円はニヤリと笑った。
「だね。頑張ろうか!」
ひびきと円がお互いの拳を突き合わせた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月15日
参加申し込みの期限
2016年03月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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