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<月華>月昂崩落 ―捧げられた姫―
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どこか暖かな空気が流れる中、蚊帳の外に置かれたような気分になった
骨削 瓢
は「今回は取り越し苦労だったかねぇ」といいながらむっくり起き上がった。
刹弦がぎょっ、とした顔になるも、瓢は苦笑する。
「あー、あっしはね。藍紗さまと入れ替わっていたんでね。ほら、捧げられちゃ困るようで。……にしても女物は妙に軽くてむずむずするさね。着替えたくてかなわんさねぇ」
そんな事をいいながら祭壇を降りる瓢。藍紗もその頃ようやく目覚め、状況が変わった事をぼんやりと把握すれば蛇那伊と刀が説明し、目を見開く。
「皆さんは、凄いのですね……。荒れていたはずの祖霊と話し合い、和解するなんて……」
「祖霊という言い方は……その、恥ずかしいからやめて欲しい。私はまだ亡霊に近いわけだから」
藍紗の言葉に僅かに頬を赤くしながら刹弦がいう。だが、彼は向き直り、深々と土下座をした。
「現代の青龍王、藍紗殿。そなたを『贄姫』にしようとし、大変申し訳ありませんでした。この罪に対する罰をお与え下さい」
全ての物が見守る中、藍紗は静かに言った。
「『贄姫』に関しては不問といたします、刹弦様」
収拾がついたところで、
夏神 零
が1つの提案をする。それは暴走の元となった影や闇を、月長石の光で浄化できないか、というものだった。
「1つ1つの力は弱いかもしれない。だが、この硝子の破片で集めたらいいのではないか、とおもったのでござるよ」
「それは試してみる価値がありそうだ」
御剣 刀
も頷き、月長石のバングルを持っていた者たちはその方法を試してみる事にした。刹弦もそれを静かに受け入れる。
硝子の破片を美咲紀が持ち、それに向けて月長石の光を向ける。硝子を通して刹弦へと光を当てるのだ。
(これがうまく行けば、刹弦は……)
零は、息を飲む。白鋼、華夜、藍紗が見守る中儀式は始まる。本来行われる筈の『贄姫』は捧げられず、闇を払う為の物が。
「悲劇は、避けられた。今こそ月光が闇を払い、傷を癒すとき!」
零の叫びと共にバングルの輝きが強くなる。同時に刹弦の体が金色の光に染まり、少しずつ泡となってほどけていく。
(もしかして、怨嗟から解き放たれるのか?)
志波 武道
は眼鏡を正し、息を飲む。その様子を皆が見守っていたその時……、突如、刹弦の体から光が消えた。同時に、周囲の温度が急激に下がる。
「な、何なんだ!」
――ずいぶんと、やさしいのですね。
たおやかな声の奥。なぜか刃物が見え隠れしているような剣呑さが滲んでいた。そこに現れたのは、白い角を持つ長身の女性。彼女を見た途端刹弦の表情が消えた。
「愛憐様……」
「いいのよ、刹弦。貴方にはまだいて貰わないとこまるのよね」
愛憐と呼ばれた女性は、青い瞳を細め寂しげに笑う。同時にほどけかけていた体が元に戻り、彼は戸惑った表情で
後木 真央
をはじめとする寝子島の住人達を見た。だが、愛憐は静かに言う。
「刹弦、『もどりなさい』」
冷気を纏った言霊に、その場にいるもの全員が身を竦める。刹弦は歯を食いしばり、躊躇いを見せたものの、ややあって「はい」と短く返事して その言葉に頷き、刹弦は愛憐の傍に控える。
「待つのだ、刹弦! 真央ちゃん、友達になりたいのだ! 一緒に寝子島に行こうなのだぁ!」
悲しげな顔で手を伸ばす真央。
恵御納 夏朝
(夏夜)と
桜庭 円
が崩れる彼女を支える。
「刹弦さんっ、戻って!」
椿 美咲紀
が叫ぶも、刹弦は切なそうな表情で見つめ返すだけだった。
その時。どこからともなく小柄な白虎族の少女が「兄様!」と叫んで姿を現した。星華である。彼女は
骨削 瓢
に抱きつくと怪我がないか調べ、不安げな顔を見せた。
「刹弦っ、兄様に何かしたのですか?!」
「貴方の兄ではない。この少年は『貰火』、ネコシマの住人だ」
刹弦のつっこみも聞かず、星華は彼を睨みつける。その間、瓢は窒息しそうになっており、刀が『加速』で駆け寄り瓢から星華をひっぺがす。
「その『兄様』とやらが苦しそうだぞ」
「あにさまじゃないよぃ!」
咳き込みながら否定する瓢の首根っこを掴む刀は、星華と刹弦の表情が変わったような気がした。だが、すぐさま瓢を掴んだまま身構える。そこに、たおやかそうに見えて冷たい眼の愛憐がいたのだから。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
前回シナリオ
<月華>風花は、白く冷たき針
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年12月17日
参加申し込みの期限
2016年12月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年12月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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