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狼は九夜山に吼える?
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作業を終えた頃には、寝室から清一郎と瓢が現れる。そして礼拝堂からは
八神 修
、
日暮 ねむる
、
綾辻 綾花
が現れた。
「寝室から色々持ってきたで。あと、烏にも会った」
その言葉に、円たちは僅かに息を飲む。だが、清一郎は小さくため息をつく。
「わかった事は『カラスの爪は熱を帯びてる』って事と『烏は聖水を恐れているっぽい』事だけや。俺らは大丈夫やで」
その言葉に胸を撫で下ろす一同。円は清一郎から得た情報から自分の予測が合っていた事を知り、僅かに唸る。
「ちょっとこれ、結構大変な事になってるかもしれないねー。烏くんの様子だと話を聞きだすの難しそうかも?」
「ともかく、今は警戒しつつ情報を集めよう」
ねむるの言葉に、全員が頷いた。
4人と別れ、修、ねむる、綾花は書庫に入った。瓢はここのランプにも火を灯しており、おかげで文字が読める明るさが保てていた。だが、書庫の奥に行くと影があった。
「ここは一応明かりがいるかな。それにしても、たくさんの本があるな……」
修が辺りを見渡すと、本棚一杯にいろいろな本が詰め込まれている。3人は頷き合うと、手分けして調査を始めた。
綾花はろっこんを使って解読し、速読の要領で本を読みすすめる。修は本以外の周辺も調査を行う。一方のねむるは本を調べる2人の周囲を照らし、烏の襲撃に備えていた。
綾花が調べた本の多くが無関係だろう本ばかりであったが、その中に幾つか『異世界の月』に纏わる話だろう物を見つけた。ツムジたち『天狼族』を含めた種族の特徴が細かく書かれている。
「これ、見てもらえますか?」
修とねむるは、綾花に言われた通りその項目を読む。
『天狼族』
狼の姿になる事ができ、浄化の光を呼ぶことが出来る種族。その力が大きい者が部族を束ねる長となっていた、と言われている。
彼らは今、誰一人として生きていない。呪いによって生じた魔物により、絶滅してしまった。
「絶滅……していた?」
「あ、ここになにか浮き出てきたよ」
息を飲んだ修だが、ねむるの言葉に目を見開く。彼は急に文字の浮き出てきた部分を指差した。
これを読むことが出来たという事は、天狼族を知っている者だろう。汝らが知ってのとおり、天狼族は生きている。
世界にかけられた『呪い』を解こうとした天狼族を、『呪い』の主は恐れた。ゆえに、魔物を使い、根絶やしにしようとしていた。魔物の襲撃を逃れた僅かな生存者たちは、多種族の王族によって保護され、他の人々は魔物への対抗措置を見つけるまで『天狼族は絶滅した』事にして隠し続けている。
異世界の月の事情を多少知っている修とねむるは、この文字に表情を引き締める。綾花は書かれた内容に息を飲んでいたが……急に空気が張り詰めたような気がした。
「っ!? 何かきますっ!!」
「烏さん、かな~?」
綾花が振り返ったとき、そこには、例の烏がいた。赤く光る爪で綾花へ襲い掛かるも3人はするり、と交わす。
「こいつでどうだ」
ねむるが持つマグライトの光を、修がつけていた腕時計で反射した途端、烏がそっちに気を取られる。その隙に綾花は今回の事件に関係ありそうな書物を3、4冊抱えて書庫を出る。
「僕が殿を勤める。八神くん、行って!」
ねむるに背中を押され、修もまた綾花の後を追う。ねむるはくすっ、とわらってマグライトを烏にむけた。
(寝室は既に須藤君が調査済み。あとは懺悔室かな)
カラスを怯ませたねむるは、1つ頷いて修と綾花を追う。そして懺悔室へ向かう事を伝えると、そのまま礼拝堂を抜けて懺悔室へと向かうのだった。
ねむるが懺悔室へ向かうと、丁度ツムジとサキリ、記士郎が調べているところだった。少し光が足りないな、と思っていた所だが丁度、ねむるが修のマグライトをもっていたので役に立った。
「瓶はこれで最後だったので、助かります」
記士郎がそういわれ、少し照れるねむる。だが、彼は懺悔室の一つをライトで照らし……何か書かれている事に気がついた。 だが、日本語ではないように思えた。
「あれ? これ……誰か読める?」
「はいっ! えーっと……」
ねむるの声に反応したのは、ツムジだった。ツムジはそれを読むと、そっと呟く。
『全てを閉ざす暗き世界に、光を』
瞬間、がしゃ、と何かが崩れる音がし……何かの足音が空間に解ける。それは礼拝堂へ向かっているように思えた。
「いこう」
記士郎の言葉に、全員が頷いた。
――礼拝堂。
調査を終えた面々が礼拝堂へのドアを開けた途端、目に飛び込んできたのは……傷ついた狼が横たわっている姿だった。
椿 美咲紀
が花を手に舞い、ろっこんをつかって治療をしている。
「お父さんっ!」
ツムジが走りより声をかけると、狼はゆっくりと瞳を開けた。そして、息子の無事を見たからだろうか、安堵したような顔色になった。
「さっき、急に姿を現したのよ……。なぜかは解らないけれど……」
「でも、無事に見つかってよかったですね」
ブリジット・アーチャー
の言葉に、記士郎が少しだけ「ほっ」とした表情を浮かべる。しかし、次の瞬間には表情を引き締めた。まだ、結界の事が片付いていない。ここからが本番といえよう。
「ともかく、護衛は続けた方が良さそうだね。あの烏がいつ来るか解らないし」
サキリの言葉に、ブリジットたちは頷いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月19日
参加申し込みの期限
2016年03月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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