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狼は九夜山に吼える?
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起:コンタクト
――九夜山勿忘草教会・礼拝堂
異世界の教会に集まった15人は、仔狼・ツムジの前にいた。仔狼の後にはいつものように笑おうとする生物教師・
牛瀬 巧
の姿がある。だが、彼の額には汗がびっしりと浮かんでおり、無理しているのが丸分かりである。
八神 修
が駆け寄り、傷を見せてもらうと……それは明らかに鳥の爪による物にしては酷いように思えた。それだけではない。何故か傷口が焼けている。僅かに焦げた臭いが血の臭いに混じり、息を飲む。
「コレは酷い……」
「っ! 先生、今治療しますっ!」
見ていられない、と
椿 美咲紀
が花を手に舞い、己のろっこん『舞花の祈り』を発動させる。心を込めた舞いによって、巧の背中にあった傷が徐々に癒されていく。だが、完全に治す事は出来ず、痛々しさがまだ拭えない。
一方、側にいた仔狼、ツムジの傷も癒され、こちらは全快といった具合になった。
「少し楽になったわ。椿さん、おおきに」
「一体何があったんですか! 教えてくださいっ」
礼を述べる巧に、美咲紀がやや慌てた様子で問いかける。その後で頷いているのは
桜庭 円
と
須藤 清一郎
。2人も部活の顧問が傷ついている姿から、心配しているようだった。
「まぁ、なんと言うか、気がついたらここにおったんや。で、ツムジくんからお父さんを探すの手伝って欲しいち言われて。それで調査を始めたんや。その途中で、烏みたいな鳥にやられてしもうた」
巧は「ワシも鈍ったなぁ」と苦笑すると、ツムジが申し訳無さそうに巧を見上げる。
『……ボクの所為で、おじさんが怪我をしてしまいました……』
ツムジのしゅん、とした様子でそう言うと巧は優しくツムジ頭を撫でて励ます。
「そんな事言わんよ、ツムジくん。ともかく対処の仕方がわからんし、ツムジくん抱えて逃げたんやけど途中で引っかかれてもうてな。えらい熱くなったかち思うたらこのザマや。なんかこう、爪が焼けた鉄みたく赤く光っていた気がするな……」
その言葉から、鳥の爪が火傷を追わせたのかと、周囲の面々は息を飲む。予想以上に敵は手ごわそうだ。
「ただ、あの烏っぽい奴は光に弱い。影から出てきた時、懐中電灯で照らしたら怯んだからな、光源は持っておいたほうがええで。第一に教会の中の明かり、消えてるトコあるし、床が一部腐って穴が開きそうやしな」
巧はその他、書庫と寝室、懺悔室がある事、その他の部屋には何故か入れない事を付け加えた。
「んー、調査してみないと解らないけれど、どうにかしないとね。烏っぽい物も気になるし。それにツムジくんのお父さんも見つけないと。なにか、思い当たる物とかない?」
円が考えながら問いかけると、巧は「ヒントかは解らんが……」と言いながら身体を起こし、ちらり、と部屋の隅の影を見る。
「時折、狼の遠吠えが聞こえるんや。特に暗闇の方から聞こえる気ぃする。もしかしたらライメイさんかもしらんち思うんやけど……」
『あれは、絶対に父上ですっ』
巧の言葉に、ツムジが声を上げる。僅かに焦っているように見えたが、それを落ち着かせようと
綾辻 綾花
がそっとツムジを撫でる。
「私も、質問があります。……ツムジさんたちは何処へ向かっていたのですか? それに、追われている理由も気になります」
「あなたのお父さん……その、何かしたのかしら。この島、いや、この世界とは違う世界から二人でここまできたの?」
弘明寺 能美子
もまた、少し気になる事があるのだろう、彼女とともにそっと問いかける。ツムジは気持ちよさそうに目を細め、いささか落ち着いたように見える。彼は僅かに尻尾を下ろし、綾花を見上げた。
「ボクたちは、もともと、『異世界の月』の住人です。現在、麒麟族の王族に保護されていました。ですが、ちょっとトラブルがあって、別の場所に避難する途中だったんです。ところが急に父が行方を晦ましてしまって……」
ツムジの目に涙が浮かび、嗚咽を漏らす。聞き取りづらくなってしまったものの要約すると『避難中に父親が風に攫われてしまった。探していると、手がかりが描かれた物が見つかり、自分はそれを元に異世界へと下った』という事らしい。
話を聞いた面々は明かりを用意して烏もどきを警戒し、
サキリ・デイジーカッター
がツムジの護衛のため側による。
「なにがあるかわからないからね」
『ありがとうございます』
ツムジが尻尾をふって礼を述べる。その姿におもわずかわいいな、と思ってしまうサキリは自然と身をかがめ、仔狼の頭を撫でていた。
(つむじ風に雷鳴、ですか)
ふぅ、とため息を吐いた
天動 記士郎
はそっとポケットの中にある白蛇の鱗に触れて念じる。彼のろっこん『白蛇さん』を発動させれば寝子島の上空の気流や気圧の流れが見え、なんとなく心が落ち着きを取り戻す。
彼は薄暗い教会の中を見渡し、表情を僅かに引き締める。ここは動物も祈りを捧げる場所。こういった場所を荒らされるのは好ましくない、と。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月19日
参加申し込みの期限
2016年03月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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